大人二次小説(BLGL・二次15禁)

D灰【BL短編集】
日時: 2017/08/06 05:21
名前: 月の明

神田ユウ、アレン・ウォーカー、ラビ、クロス・マリアンを中心に書く予定です。

R18久しぶりです。小説の18は初です。

亀更新ですがコツコツ書き留めていきます。

主なカプ

神田×アレン、神田×ラビ、アレン×神田、アレン×ラビ、ラビ×神田、ラビ×アレン。クロスマリアンはその時々で。



では、はじめます!

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10



Re: D灰【BL短編集 ( No.3 )
日時: 2017/08/06 06:01
名前: 月の明

ラビと神田が恋人関係になったのは、二ヶ月ほど前の事。
元々はラビからの強引なアピールによるものだったが、その熱意に負けたのかお試しとしてならラビと付き合っても良いという答えをくれたのだ。
だが、それにはいくつか条件があり、その条件は『他の奴には内密にしろ』や『必要に触れるな、声をかけるな』。
『キスもするな』『それ以上の行為?斬られたいのか』との事だった。
これでは付き合っていると呼べるかも怪しく、ラビの不満は募る一方である。
ラビと神田の関係はもう二ヶ月過ぎている。
そろそろ一歩、いや二歩三歩と進んでも良い頃だろう。
せっかく二人で過ごす事の出来る時間を無駄にはしたくない。
(いい加減身も心も限界さ。今夜こそ、俺はやる!)
冷静さと精神の高ぶりが入り交じる中、ラビは神田の部屋のドアをノックする。

Re: D灰【BL短編集 ( No.4 )
日時: 2017/08/06 06:34
名前: 月の明

「…ユウ?邪魔するさ」
数回ドアを軽くノックしたが返事はなく、ラビは静かに室内に足を踏み入れた。
室内には確かに神田の姿があった。
だがその姿は、団服の上着のみを脱ぎ、壁の方に顔を向け静かな寝息を漏らす姿で、警戒心は少ない。
いくら教団内とはいえ、もう少し緊張感をもたないと、邪な思いを持つものがいないとも限らないというのに。
神田の顔はラビから見ても綺麗に思え、そう思うのはおそらく他にもいるはずだ。
それなのに本人には自覚がなく、ラビが普段どれほど不安か欠片ほども理解していない。
「ユウ、…俺不安なんさ。ユウが俺以外の誰かに奪われないか、そんな事ばかり思って落ち着かない…、なぁ、ユウは、俺のこと、好き…?」
不安と焦りの混じる声は、室内に消え神田に届かないはずだとラビは思っていた。
「…好き、じゃなかったら、誰が馬鹿兎を恋人にするかよ…」
眠っているはずの神田から漏れた声に、ラビは微かな驚きを見せた。
静かにラビの方へと視線を逢わせるため寝返りをうった神田の頬は、薄紅染まり、月明かりがそれを官能的に見せる。
「ユウ、今の言葉…」
「俺は、好きでもない奴と付き合うほど軽薄なつもりはない」

Re: D灰【BL短編集 ( No.5 )
日時: 2017/08/06 07:02
名前: 月の明

神田の言葉に、ラビの精神を愛しさと衝動が駆け抜ける。
神田への愛情と、もっと深く愛し合いたいという衝動は、理性を今にも断ち切らせようと牙を向く。
「なぁユウ、俺、もっとユウに触れたい。キスしたい。ユウのこともっと深く知りたいさ」
ラビの言葉はすでに熱を帯びており、理性と呼ばれるものは今にも消え去りそうなほどだ。
拒絶されるだろうかと、微かな理性が呟く。
だがその声もラビ自身を押さえるには弱く、神田を見つめる瞳には獣のような色と熱情に似た愛で溢れている。

Re: D灰【BL短編集 ( No.6 )
日時: 2017/08/06 07:31
名前: 月の明

ラビの瞳から目を逸らす事を出来ずにいた神田は、小さく頷き念を押す。
「俺は、こんな事の経験はない。だから、乱暴なやり方はするなよ…」
神田のその言葉にラビは小さな笑みを浮かべ、神田との距離を詰める。
吐息の触れる距離に、神田の指先は微かに震えていた。
その吐息の漏れる唇に触れたい衝動を押さえ、ラビは神田の指先にキスを落とす。
「…っ、ん」
緊張しているのか神田の指先は、ラビの口付けに過敏な反応を見せる。
小さな口付けは徐々に神田の緊張を解し、指先の震えは消え、代わりに熱を帯びていく。
「…ぅ、ぁ…」
神田の口元から溢れる甘い声に誘われ、ラビはより距離を詰め甘い口付けでその声を封じる。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。