大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- D灰【BL短編集】
- 日時: 2017/08/06 05:21
- 名前: 月の明
神田ユウ、アレン・ウォーカー、ラビ、クロス・マリアンを中心に書く予定です。
R18久しぶりです。小説の18は初です。
亀更新ですがコツコツ書き留めていきます。
主なカプ
神田×アレン、神田×ラビ、アレン×神田、アレン×ラビ、ラビ×神田、ラビ×アレン。クロスマリアンはその時々で。
では、はじめます!
- Re: D灰【BL短編集 ( No.7 )
- 日時: 2017/08/06 08:11
- 名前: 月の明
薄明かりの中視界が慣れたラビは、神田をベットに抱き押し倒し、自身の団服の上着を脱ぐ。
視界が慣れてきたのは神田も同じようで、視線を逸らす神田の頬にラビは右手の指先を這わせ、それをさらに首筋へと流す。
「っ、…ゃ、ぁ…」
擽ったいのか、それとも過敏な感覚に戸惑っているのか、神田の声は弱々しく艶やかだ。
そんな声にラビの精神は乱され、今にも激しく抱き喰らい尽くしたいと、叫ぶ。
だがそれを声に出し、行為に及んだら、二度と神田はラビに抱かれてはくれないだろう。
甘く深い口付けで神田の口腔を絡め、味わい、ラビの指先は神田のシャツを器用に脱がす。
外気に触れた肌は、体内の熱より幾分か冷たく、神田の体を過敏にさせ煽る。
幾度も互いに見る機会はあった肢体だが、互いの熱に浮かされ混ざり逢う理由で触れたことはなかった。
- Re: D灰【BL短編集 ( No.8 )
- 日時: 2017/08/13 04:03
- 名前: 月の明
「…っ、そ…んなに、見る、な…」
ラビの視線を遮るよう神田が、ラビの目元を右手で遮ろうとするが、それは叶わなかった。
「嫌さ、俺はユウの全部が見たい。だから、隠さないで…」
神田の右手首を掴み、その手のひらに口付けを落とすと、抵抗が緩む。
その反応が愛しくてラビは微かに微笑んだ。
シャツを奪われ素肌を晒している神田の鎖骨を、ラビが舌先で撫でる。
「…ぁ、は…ぁ…」
外気に触れた肌に這う濡れた感触は熱く、冷えた肌に再び熱を遷す。
強ばっていた体も徐々に力が抜け、もはや抵抗の様子はない。
滑らかな動作でラビの指先が、神田の胸元をなぞる。
「…っ、…ゃ…め…」
神田の甘い声がラビを酔わす。
その薄紅色をした尖りに口付けを落とすたび、微かに反応する体はいつもの警戒心を微塵も感じさせはしない。
- Re: D灰【BL短編集 ( No.9 )
- 日時: 2017/08/13 04:54
- 名前: 月の明
「…っ、ユウ、気持ち良い?」
「…っ、聞く…な…、そん、な…っぁ」
首筋から耳元に紅い痕を散らしながら囁くと僅かな反抗を見せるが、それはよりラビの本能を燃やさせた。
「何でさ?俺、ユウがちゃんと気持ち良いか知りたいだけなのに…」
首筋に甘噛みをして、ラビは神田の下肢を緩めにかかる。
ベルトを外す事にはそれほど抵抗してはこなかった。
だがズボンのボタンに手をかけた瞬間、神田は身を捩り抵抗した。
「…ゃ、やめ、それは…っ」
しかしラビ自身この抵抗は予測出来ていたもので、宥めるように深い口付けでその声を塞ぐ。
「…ん、っ…は、なぁユウ、俺のこと、信じてほしいさ。絶対優しくするから、俺に任せて…」
「…ふ、ぁ…、っ……、わか…った…」
抵抗をやめても羞恥心は消えないらしく、視線を逢わせない神田の頬は微かに紅潮していた。
そんな表情を見つめ、神田の瞼に口付けをし手元は焦らずに、しかし手際よく神田の衣類を剥ぎ取る。
一糸纏わぬ姿にされた事への羞恥心は、八つ当たり気味にラビに飛ぶ。
「おい、…何で俺だけ脱がなきゃならねぇんだ」
確かに現状、神田は衣服をすべて脱がされ、ラビが脱いだのは上着やブーツ等の小物だけである。
- Re: D灰【BL短編集 ( No.10 )
- 日時: 2017/08/13 06:30
- 名前: 月の明
別にラビ自身これから脱ぐつもりだったのだが、そんな心に悪魔が囁いた。
「気になるなら、ユウが俺の服、脱がしてくれる?」
経験のない神田がどんな反応をするのかと、ラビの心がイタズラをそそのかす。
案の定神田は微かな驚きを浮かべ、硬直している。
意地の悪い笑みを浮かべるラビに神田はどのような反応をするだろうか。
照れて嫌がるか、拗ねるか…、ラビは妄想を働かしていた。
だがその答えは意外なものだった。
いや、らしいと言えばそうなのだろうが、経験のないものにしては以外と言える反応であり、ラビ自身少し驚きを覚えてしまった。
「…そうか。わかった、俺が脱がしてやる。そうすればお前も脱ぐんだろう」
「え、いやいやいや、俺、別に自分で脱ぐから……」
脱がす分には楽しめたのだが、ラビ自身脱がされる事になるとは思っておらず、手持ち無沙汰な気持ちが芽生えてしまう。
だが、その気持ちもすぐに掻き消えていく。
なぜなら今のラビの状況は、奥手な恋人がベッドの上で、あられもない姿で近寄り、自身の服を脱がしにかかっているという状況である。
それもこれからその恋人を自身のものに出来るというお膳立て付き。