大人なりきり掲示板
- 【Teo様と】無垢な子を開発してください
- 日時: 2020/03/14 10:52
- 名前: 麗 (ID: WPbx8B95)
Teo様との個スレです
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- Re: 【Teo様と】無垢な子を開発してください ( No.7 )
- 日時: 2020/03/14 23:40
- 名前: Teo (ID: KZRMSYLd)
「……駄目だよ」
その表情に、その目に、僅かに迷わされたが気を取り直して首を振る。このような時ほど毅然とした態度を取らないと帰って彼を心配させてしまう。
「傷、深くなくてよかった。でも少し様子が見たいから保健室に来てくれるかな?」
相手を驚かせないように、ゆったりとした口調で語りかけながら問いかける。
- Re: 【Teo様と】無垢な子を開発してください ( No.8 )
- 日時: 2020/03/14 23:57
- 名前: 麗 (ID: WPbx8B95)
「.......はい」
顔を合わせることができなかった。こういうときこそちゃんとするべきなのに。瞳の色は暗くなった。これから、自分が思うよりも大仰な話になるのだろう。家に連絡が行って、事は大事になって...。自分をさらに苦しめるのだろう、この人は。と、諦めると俯いたまま立ち上がった。
- Re: 【Teo様と】無垢な子を開発してください ( No.9 )
- 日時: 2020/03/15 00:51
- 名前: Teo (ID: OypUyKao)
目線は合わなかったが、返事はしてくれた。不安要素は残るがそれでもまだマシだ。
保健室に向かう前に橘へ手を差し伸べる。間宮が見ているのは彼が持つカッターだった。
「それ、危ないから僕に渡してくれるかな」
- Re: 【Teo様と】無垢な子を開発してください ( No.10 )
- 日時: 2020/03/15 01:08
- 名前: 麗 (ID: WPbx8B95)
「.......はい」
声はまた小さくなった。毅然とした態度でいなければいないのに、どうしても恐怖が声を潰す。この人は僕を恐れているんだろう、と。自分で自分を傷つけるなんて、そんなことをする子供は恐ろしい、汚らわしい、と....目線を合わせることはできなかったから、顔は分からない。でも、自分を羽虫のように見つめているのだろうと思った。刃をしまうと、持ち手を相手に向けて渡したその手は、征継の意に反して微かに震えていた。
- Re: 【Teo様と】無垢な子を開発してください ( No.11 )
- 日時: 2020/03/15 01:53
- 名前: Teo (ID: OypUyKao)
震えている手をみて微かに眉を顰める。自分に怯えているのだろうか、それともこの事実が発覚したことに怯えているのだろうか……。とにかく、ここでゆっくりと話すことは出来ない、早く場所を移すべきだろう。
「ありがとう。保健室に一緒に行こう」
カッターを受け取って胸ポケットにしまい、立ち上がる。出来うる限り優しく声をかけながら手を差し伸べる。
- Re: 【Teo様と】無垢な子を開発してください ( No.12 )
- 日時: 2020/03/15 02:03
- 名前: 麗 (ID: WPbx8B95)
こく、と小さく頷くと冷たくなった手を重ねた。弱々しく、力無く。反対の手で、捲れた袖を元に戻し傷痕を隠した。未だ顔は合わせられない。これから問い詰められて、非難されることを考えると足が重くなっていった。
- Re: 【Teo様と】無垢な子を開発してください ( No.13 )
- 日時: 2020/03/15 02:22
- 名前: Teo (ID: OypUyKao)
橘の歩みに合わせながら、それでも立ち止まらずに保健室に連れていく。
中に招き入れて椅子に座らせると、保健室の扉を閉めて自分も椅子に座った。
「君の嫌なことを僕はしない。ここで話すことも誰にも口外しないことを約束するよ。だから、なにか不安なことがあるなら話してくれないかな」
無理に目を合わせようとはせず、落ち着いた調子で問いかける。
- Re: 【Teo様と】無垢な子を開発してください ( No.14 )
- 日時: 2020/03/15 02:41
- 名前: 麗 (ID: WPbx8B95)
「っ......?」
意外な言葉にふと顔を上げる。目が合うとやはり怖じけづいて目を下げてしまったが。怖い。口外しないと言われても怖い。自分の気持ちと向き合うことが。自分の口から発した言葉が自分の耳に届いてしまうのが。とても言葉にできるほど自分は器用ではなかった。だが、その言葉に応えたい、その期待に応えたいとは思ったでも、話すことなどない。なぜならこれはただの「作業」なのだから。
「.....何も、ありません...」
- Re: 【Teo様と】無垢な子を開発してください ( No.15 )
- 日時: 2020/03/15 09:07
- 名前: Teo (ID: XnbZDj7O)
何も無いはずがない。彼が絞り出した言葉を聞きながら思考をめぐらせる。
彼は生徒会長等をかけ持ちするような人物だ、その過程で綻びが出てもおかしくはない。問題は悩みや苦しみの解決方法にあの行為を選んでいることであり、方向性を変える必要がある。
「……そうか」
一瞬だけ目線のあった相手に間宮は微笑みかけた。
「じゃあ一つ約束してくれないか。もし、またこのカッターが使いたくなった時、その時は僕のところに来て欲しい。これを使うことを悪事だとは言わないが、君にとってとても危険で痛いことだろう。それ以外の解決方法を僕も君と一緒に探したいんだ……駄目かな?」
- Re: 【Teo様と】無垢な子を開発してください ( No.16 )
- 日時: 2020/03/15 10:36
- 名前: 麗 (ID: WPbx8B95)
「........っ」
戸惑った。自分の器用さは自分が一番理解している。苦しいときに人を頼れる程、自分は器用でない。それは約束できない。それに、苦しくも辛くもないんだ。ただの作業。もう二度と失敗をしないための作業。それを制限されては、支障がでてしまう。恐らくこの部屋に自ら足を運ぶことはないだろう。でも、口を開いて、
「...はい」
とぎこちなく微笑んだ
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