大人オリジナル小説
- アクアリウム。
- 日時: 2011/09/18 22:51
- 名前: 白兎
どうも、ハクトです(^^)
傍観者の主人公 伶がクラスのイジメに関わっていく話。
受験生なので更新が遅くなると思いますが、つたない文章を書いていきます。
荒らしトカ周り見えてない発言する奴は個人的には大好きだが
他の閲覧者様を不愉快にさせてはいけないので控えましょ。
応援から酷評まで、コメント受け付けてます(キリッ`・ω・)
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- Re: アクアリウム。 ( No.3 )
- 日時: 2011/08/26 14:13
- 名前: 白兎
生活感のないモデルルームみたいに綺麗な部屋。
そこから出て来たのは、Tシャツにトレパンといったラフな服を着た水野だった。
「久しぶり、三上さん」
一年ぶりに話した彼は、相変わらず穏やかな笑みを浮かべていた。
とても、登校拒否をするような子どもには見えない。
「一応、私は毎日ここに来てるんだけどね」
「ああ、そうなんだ。意外だね」
担任に押し付けられたと言うと、面倒臭がりな君のコトだから、上手いこと言って逃げそうなのになんて言われた。
「誰かがやらなくちゃいけないんでしょ。なら」
「その“誰か”に自分からなるなんてらしくないな」
らしくない……確かに。
マイペースな自分にしては、珍しいことかもしれない。
最近の自分の行動を思い出していると、水野はうわっと声を出した。
驚いているのに、その声は落ちついている。
「手紙、そんなに溜まってたの」
「……溢れ出しそうな勢いだったね」
私の抱える手紙たちを見て水野は目を丸くしている。
居場所の無い水野の手に、それらを押し付けた。
落ちる落ちると焦る水野を尻目に、リビングらしき部屋に入っていく。
「手紙、片したらコーヒー煎れてよ。ケーキも」
はいはい、と呆れたような声が、後ろから聞こえた。
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