大人オリジナル小説
- アクアリウム。
- 日時: 2011/09/18 22:51
- 名前: 白兎
どうも、ハクトです(^^)
傍観者の主人公 伶がクラスのイジメに関わっていく話。
受験生なので更新が遅くなると思いますが、つたない文章を書いていきます。
荒らしトカ周り見えてない発言する奴は個人的には大好きだが
他の閲覧者様を不愉快にさせてはいけないので控えましょ。
応援から酷評まで、コメント受け付けてます(キリッ`・ω・)
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- Re: アクアリウム。 ( No.9 )
- 日時: 2011/09/16 23:45
- 名前: 白兎
▽
最近、どうにも学校が憂鬱で仕方ない。
寝不足なワケでも無いのに目覚めは悪いし
たいした運動もしていないのに帰りの足取りは重い。
元々 学校なんて面倒臭いから嫌いだけど、こんな心底 嫌になったことはなかった。
その上このままじゃダメだと思っていたところへ、また一つ面倒事が増えてしまった。
「……またか」
思わず口から声が漏れていた。
その声は普段の私より低め。
毎日の日課と化している水野蒼へのプリント渡し。
もちろん今日もそれはあったワケで、今現在進行形で実行中なのだけど。
水野宅のポストは、またしてもいっぱいだった。
さて、どうしようかと考える。
前は丁寧に届けてやったけど、あいにく今の私にそんな気力は無い。
本当に、何もかも面倒臭い気分なのだ。
このプリントだって、本当はそこら辺に放り投げて自分はさっさと帰ってしまいたかった。
その気持ちを抑えて来たのに、こんな仕打ちは無いと思う。
やっぱり、いくら満タンだろうが無理矢理にでも突っ込んで早く帰ろうと決めた、
のに
私の携帯は振動を始め出した。
良い知らせなんてどうせ来ない、
むしろ嫌な予感しかしない振動音を発するこの携帯に心底嫌そうな顔を向ける。
しかし、機械にそんな目を向けたところで無意味なだけ。
私は携帯を開き、相手を確認することもせず通話ボタンを押した。
「―――……あ、三上さん?」
お前か。
声の主が誰かを確信したとたん、
呆れ果てるような声を漏らした。
その声が低かったのは言うまでもない。
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