大人オリジナル小説
- アクアリウム。
- 日時: 2011/09/18 22:51
- 名前: 白兎
どうも、ハクトです(^^)
傍観者の主人公 伶がクラスのイジメに関わっていく話。
受験生なので更新が遅くなると思いますが、つたない文章を書いていきます。
荒らしトカ周り見えてない発言する奴は個人的には大好きだが
他の閲覧者様を不愉快にさせてはいけないので控えましょ。
応援から酷評まで、コメント受け付けてます(キリッ`・ω・)
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- Re: アクアリウム。 ( No.10 )
- 日時: 2012/03/16 22:14
- 名前: 白兎
「まあ、上がりなよ」
柔和な笑顔を向けられても、今の私には全く通用しない、というか逆効果で、私は不機嫌な表情を隠しもしないでズカズカと上がり込んだ。
前と同じソファーに音を立てて座る。
「御用件は」
開口一番、冷たい声でそう言ってみせた。
私をここへ呼びだした水野は少しだけ目を丸め、肩を竦めた。
「随分と機嫌が悪いようだけど、どうしたの」
返事はしない。
無言のまま座っていると、奴がそっとクッキーと紅茶を差し出してきたから
それだけはしっかり受け取ってやった。
「返事はしてくれなさそうだから、僕が一方的に話しちゃうけど」
そんな前置きを、紅茶とともに受け流す。
「最近、元気ないって聞いて」
元気ない?
何じゃそりゃ。
誰からだよ。
「ああ、岡田くんから聞いたんだけど」
……あいつか。
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