大人オリジナル小説
- アクアリウム。
- 日時: 2011/09/18 22:51
- 名前: 白兎
どうも、ハクトです(^^)
傍観者の主人公 伶がクラスのイジメに関わっていく話。
受験生なので更新が遅くなると思いますが、つたない文章を書いていきます。
荒らしトカ周り見えてない発言する奴は個人的には大好きだが
他の閲覧者様を不愉快にさせてはいけないので控えましょ。
応援から酷評まで、コメント受け付けてます(キリッ`・ω・)
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- Re: アクアリウム。 ( No.2 )
- 日時: 2011/08/26 00:07
- 名前: 白兎
見上げているのは、市内で1番大きなマンションのうちの一つ。
外観も綺麗で防犯も充実してるけど、やけに高い家賃。我が家みたいな中流家庭じゃ手が届きそうにない。
水野の家は、ここの45階にある。
水野は意外にもお坊ちゃんだったらしい。最初に先生に住所を知らされた時はすこし驚いたものだった。
ここはダブルオートロックを使っているらしく、簡単には入れない。
まあ、45階なんて行きたくないから良いんだけど。
いつもは一階の郵便受けに入れるだけだ。
なのに、今日は
「……入るか? これ」
ポストの中は、ぎっしりと郵便物が詰まっていた。
無理矢理押し込めば一応入るとは思うけど、きっとグシャグシャになってしまう。
少し考えてから、制服の裏ポケットから携帯を取り出す。
学校は携帯の持ち込みを禁止しているけど、別に迷惑かける訳じゃないし、と開き直っている。
叱られるのは面倒だから、普段は使っていないけど。
水野の携帯に連絡した。
小さく鳴る携帯を耳に当てながら、普通にインターホン鳴らせば良かったんじゃと気づく。
すると、水野の声が聞こえた。
『三上さん? どうしたの』
「ポスト、いっぱいなんだけど」
ちゃんと毎日取りなよ、と言うとこんなに高いとこに住んでると下に下りるのが面倒になるんだよね、と言われた。嫌味か。
『ちょうど良いや。ポストの中の手紙も持ってきてよ。開けるから』
「人を使うな」
『……そうだ。俺んちケーキあるんだけど』
「すぐ行く」
ケーキには勝てない。
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