大人オリジナル小説
- それでも君が好き
- 日時: 2012/03/04 13:50
- 名前: あーさん
はじめまして。
小説家志望のあーさんなるものです。
駄文ですが、自分なりに一生懸命書いていきたいとおもっております。
御感想等いただけると更新の励みになります!
ルール
*荒らし・中傷禁止
*パクリ禁止
ル〜ルではないですが・・・
一部残虐な内容含みます。苦手なかたはuターン願います...
基本虐めの話ですが、恋愛含みます。
最後に・・・
ノロノロ更新になると思うので気長に読んでください。
では(´∀`*)
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- Re: それでも君が好き ( No.5 )
- 日時: 2012/02/06 18:15
- 名前: あーさん
第1話 「期待と絶望」
西華高等学校と刻まれた校門をくぐり抜け、登校してきて生徒でごった返している昇降口の下駄箱の前。
盛大なため息とともに、薄汚れた上履きを取り出した。今日は何も仕掛けられていないことにとても違和感を覚えながら上履きに足を通し、ひどく重い足取りで教室えと向かった。
1年2組と書かれたプレートを見上げ、自分の教室であることを確かめる。と、同時にひどく重たい何かが肩にのしかかる。
戸の前で、1度入るのを踏みとどまる。
「この、戸を開ければあの地獄の時間を過ごさなければならない」
そんなことを考えていると突然誰かの手によって戸が開いた。かと思うと、突然後ろから強く背中を押される。
私は突然のことに頭がついていかず、そのまま教室の入り口に倒れこんでしまった。コンクリート貼りの床の冷たさが手のひらを通して伝わってくる。ふと、頭上からわざと間延びした声が聞こえてきた。
「随分と待たせてくれたなぁ。み〜おちゃん☆」
顔を上げなくてもわかる。この声の主は、
荒川廉だ。
「まゆたんもうまちくたびれちゃったぁぁぁぁ〜〜」
「そうだよ、奴隷の癖してご主人様を待たせるなんて!」
「瀬那たんのゆ〜とぉりぃ(*>ロ<*)」
「廉はやく始末してあげないと奴隷ちゃんがかわいそぉだよっwww」
「あぁ・・・そぉだな。翔いいだろ?」
「・・・別にいいんじゃない?」
そう言うと、一人のクラスメイトが背後から押さえつけてきた。
「・・・っはなしっ・・・いっ」
鈍い音とともに、腹部に激痛がはしった。
廉と言う少年に殴られた。どうにか、逃げ出さなければと考えている内に、二度目の痛みが襲った。
「・・・やっやめぇ・・・うっ!」
「おいおい、奴隷がご主人に口答えかぁ?」
「奴隷の癖して生意気なのよっっ!!」
「そうだよ!あっ痛めつけがたらないんじゃない?ねっ!しょ〜ちゃん!」
「あぁ。廉もっとやれ。」
今でも、十分痛いと言うのにこれ以上の痛みを味わえと言うのか。
恐怖のあまり体が小刻みに震え、ギュっ!と目を閉じた。
次の瞬間、今まで以上の痛みが襲う。
私は、何も言わないで待っていた。
(早く!早く!終わって!)と。
そんな願い空しく、予鈴のチャイムが鳴るまで終わらなかった。
やっと、終わったかと思うと・・・廉と言う少年に、
「放課後体育館の裏に来いよ。」
とても低い、地面を這うような声で言われた。
「ちゃんと来ないとどうなるかわかってるよねぇぇ〜?」
「瀬那たんいくら馬鹿でもそれくらいわかるよっ!」
「あぁ〜だねっっwww」
「・・・っ!」私はこくりとうなずいた。
ただならぬ、恐怖の渦が私を取り巻いていた。
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