大人オリジナル小説
- それでも君が好き
- 日時: 2012/03/04 13:50
- 名前: あーさん
はじめまして。
小説家志望のあーさんなるものです。
駄文ですが、自分なりに一生懸命書いていきたいとおもっております。
御感想等いただけると更新の励みになります!
ルール
*荒らし・中傷禁止
*パクリ禁止
ル〜ルではないですが・・・
一部残虐な内容含みます。苦手なかたはuターン願います...
基本虐めの話ですが、恋愛含みます。
最後に・・・
ノロノロ更新になると思うので気長に読んでください。
では(´∀`*)
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- Re: それでも君が好き ( No.16 )
- 日時: 2012/02/27 20:12
- 名前: あーさん
そこで、目が覚めた。
妹、花音の声で・・・
「おねぇちゃん!ねぇ、おねぇちゃん!いるなら返事してよっ!」
ドンドンとドアをたたく音とともに、妹の叫び声が聞こえる。
私が、驚いて扉を開けると目に涙を浮かべた花音がいた。
「・・・っ!どっどうしたの?」
声が上ずった。
「どうしたの?じゃないよっ!もう、呼んでも返事してくれないから心配しっ・・・うっうあぁぁぁぁぁぁぁん!」
突然泣き出して私に抱きついてくる妹をそっと抱きしめる。
「ゴメンね、心配かけて。ただ、寝てただけだから。本当大丈夫。」
そういって、曖昧に笑って見せた。
「ほんとっ?だって、にゃひてりゅよっ?」
涙声で問われてハッとした。
急いで、涙をぬぐう。
「平気。ちょっと小説読んでたら感動しちゃって。」
「・・・そっかぁ〜。もう心配したんだよぉ〜。」
「ごめんね。ありがとう。」
泣きそうになった。妹の優しさに。
こうして、心配してくれる人がいるのにこれ以上なに望むんだろう?
きっと、もう何も望むことなんてないのに
神にすがる私はどこまで愚かなのだろうか。
さっきまで泣いていたことが嘘かのように、妹は笑顔に変わっていた。
「おねぇちゃん。なんか嫌なことあったら、花音に言ってね?」
「・・・うっうん。。。」
妹の問いに曖昧に頷く。
いじめを受けていることは、家族に言っていない。
というか、言えなかった。
心配をかけると思ったから。
それに、両親が悲しむと思った。
実の娘がいじめられているなんて知ったら。
きずかれないほうがいいと思っているけど、
でもね、、、
本当はきずいてほしいんだよ。
私は虐められて、傷ついて苦しんでいるということに。
言葉に、表情に出さないけれど、
「生きていく」ことがとても辛いんだよ。
ごめんなさい。
矛盾してるよね。
傲慢で、馬鹿な娘で本当にごめんなさい。
そして、こんな私をいつも受け入れてくれてありがとう。
大好きです。
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