大人オリジナル小説

盾と刃-自分は盾で他人は刃で-
日時: 2012/10/27 12:33
名前: 地味子

-人を信じる事のできない人は弱い?
フン、ばかばかしい。そんなの綺麗事の一種にすぎないじゃない
人を殺したら犯罪?命は大切にしろ?
じゃあ戦争の場合は何?戦争の時、
敵の人間を多く殺せば殺すほど英雄になれるものよ?
世の中の思考はどうなってんの?
フン、考えが甘いのよね。都合が良すぎるわ-

今は6時間目の総合の時間
午後のまったりした空気に
つつまれながら、真麻はそんな事を考えていた
黒板には大きく「戦争の事について調べよう」と書いてある
-…だる…-
真麻は教科書に自分の頭をのせ、そのまま眠り始めてしまった

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Re: 盾と刃-自分は盾で他人は刃で- ( No.11 )
日時: 2012/11/16 17:17
名前: 地味子

キーンコーンカーンコーン
授業の終わりを告げるチャイムがなる。
生徒達は一気に教室から飛び出した。
退屈な授業から一時期逃れられた喜びで校庭を走り回る。
そんな風景を見ながら、1人浮かない顔をしている者がいた。
彼女の名は、石井祐有子。
真麻達と同じクラスの女の子だ。
同時に、真麻の幼なじみだった。
校庭を見ながら、祐有子は思いを巡らせた。
-真麻ちゃん。あんたは本当にいい子だったね。
小さい頃から、明るくて、優しくて、人気者で人一倍ドンくさい
私の事も助けてくれて。
頭も良かったし、素直で誰からも愛される性格だった。
なのに、あの時から、笑わなくなったね。
…原因は1つしか考えられない………。

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