大人オリジナル小説
- 人間なんて、大嫌い
- 日時: 2012/11/02 23:34
- 名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ
こんにちは、もしくははじめまして。
凛といいます。
社会問題系ははじめてですが、
よろしくおねがいします。
コメント、アドバイスは大歓迎です。
荒らしなどはやめてください。
文才ないですが、
それでもOKな方はどうぞ、よんでください。
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- Re: 人間なんて、大嫌い ( No.4 )
- 日時: 2012/11/04 20:55
- 名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ
菊谷夏香はいじめにあっていた。自殺の原因はいじめだろう。
『今、小野沢西中学校の前にきています。自殺した中学1年生の少女はあそこの屋上から飛び降りたそうです。』
カメラに写った見慣れた学校の屋上は、フェンスが壊されていた。学校の校門にはたくさんのマスコミが集まっているらしく、いつもの学校とは思えないような光景だった。
「沙弥香ちゃん、今日は学校お休みだって、さっき電話があったわ」
おばさんはそう言うと渚ちゃんの部屋へむかった。渚ちゃんはなんと反応するのだろう。悲しむだろうか、喜ぶだろうか。しかし、それは今、どうでもよかった。菊野秋のことが気になった。菊野秋は菊野夏香の双子であり、菊野夏香をいじめていたグループのリーダーだ。
「おばさん、私でかけてきます。」
私はそう言うと走って家をでた。おばさんはあわてて玄関まで来て、学校には行っちゃだめよ!と言うとまた家の中へ入った。私は凍っている水たまりを飛び越えて、交差点の前まで来ると、信号が点滅していたのも気にせずにそのまま走った。寒くて耳が痛かったが、私は夢中で走った。菊野の家の前には車が一台止まっていた。あわてて止めたのだろう、ななめになっている。私はいきおいでここまで来てしまったが、今は後悔していた。私が来たところで何もできないからだ。私は手をぎゅっとにぎった。
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