大人オリジナル小説
- 人間なんて、大嫌い
- 日時: 2012/11/02 23:34
- 名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ
こんにちは、もしくははじめまして。
凛といいます。
社会問題系ははじめてですが、
よろしくおねがいします。
コメント、アドバイスは大歓迎です。
荒らしなどはやめてください。
文才ないですが、
それでもOKな方はどうぞ、よんでください。
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- Re: 人間なんて、大嫌い ( No.3 )
- 日時: 2012/11/03 17:47
- 名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ
目を覚ますとまだ5時だった。外はまだ暗く、人通りもない。私は顔を洗いに洗面所へむかった。水がとても冷たかったが、私はそのまま顔を洗った。そのあと、私は台所にあった食パンを一枚とると、トースターの中へといれた。テレビをつけると、ニュースがやっていたので、私はニュースを見ながら食パンを食べた。
『今日はとても寒い1日になるでしょう』
日本列島の地図には、雪のマークがいくつもついていた。私はため息をついた。雪は嫌いだからだ。雪が降っても寒いだけでいいことなどなかった。雪で一緒に遊ぶ友達がいなかったからだ。
私は食べ終わると、お皿を洗い、制服に着替えた。私の通っている中学校学校の制服はセーラー服だった。私は服をいれている棚から、マフラーとカーディガンを出した。そして、棚の上に無造作におかれている、校章と1年2組の組章のついている名札と、制服のリボンをとった。
部屋をでた時、おばさんと会った。おばさんは眠たそうな目をこすりながら部屋からでてきた。
「あら、おはよう沙弥香ちゃん」
「おはようございます」
どうでもいいようなあいさつをかわしたあと、おばさんは台所へむかった。私はかばんを持って、リビングへとむかった。
「沙弥香ちゃん、もう朝ご飯は食べたの?」
「はい、食べました」
おばさんは、洗ったばかりのお皿をみて私に問いかけた。私は小さな声でおばさんに返事をした。おばさんは私の返事を聞くと、りんごをむいた。そして私にりんごの入ったお皿をわたした。
「昨日も勉強頑張ってたんだから、朝ご飯ぐらい私に任せて。」
おばさんはやさしくほほえんだ。私は、はい。と返事をしてからそのりんごを食べている時、ニュースキャスターが聞き覚えのある名前をくちにした。私はテレビを見ると、クラスメイトの写真がテレビに映されていた。その横には、自殺というもじもあった。
「この子、沙弥香ちゃんのクラスメイトよね?」
「‥‥‥‥はい」
「自殺って‥‥‥」
おばさんはそれ以上何もしゃべらなかった。テレビからの音だけがリビングに響いた。そこに何も知らないおじさんが来た。おじさんは椅子に座ると、おかれていた朝食を食べながらいった。
「どうかしたのか?」
おばさんは真っ青な顔でおじさんをみた。おじさんはおばさんの顔に驚き、そして、ニュースの内容に気がついた。
「自殺?渚と沙弥香と同じ年か‥‥‥‥」
「お父さん、この子。沙弥香ちゃんと同じクラスの子よ!」
「え!?そうなのか沙弥香?」
「はい」
おじさんとおばさんは2人とも真っ青な顔でニュースを見ていた。私は、最初は驚いたが、理由がすぐにわかったので、もう驚きはしなかった。
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