大人オリジナル小説
- 人間なんて、大嫌い
- 日時: 2012/11/02 23:34
- 名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ
こんにちは、もしくははじめまして。
凛といいます。
社会問題系ははじめてですが、
よろしくおねがいします。
コメント、アドバイスは大歓迎です。
荒らしなどはやめてください。
文才ないですが、
それでもOKな方はどうぞ、よんでください。
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- Re: 人間なんて、大嫌い ( No.14 )
- 日時: 2012/11/11 00:55
- 名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ
夕日の差し込む教室。みんなは元気に部活。青春ごっこの真っ最中。バスケ部が5階まで聞こえる大きな声であいさつをしている。笛の音と、あいさつと、あとは吹奏楽部の楽器の音が合わさって不愉快だった。
「沙弥香、帰ろう」
「うん」
私たちはかばんを持って教室をあとにした。廊下は帰宅部が数名集まり、クラスメイトの愚痴を言いながら大爆笑。何が面白いのか、今では理解不能だ。階段で振り返ろうとした時だった。後ろから押された。私の後ろにいたのは秋だけだ。
「え!?」
私はそう言うと階段を転がり落ちた。頭がすごく痛かった。目の前が真っ赤だった。自分の手も赤色だった。秋はそんな私を見て、ポケットからナイフを取り出し私の手首を切った。そして、そのナイフを私ににぎらせた。まるで私が自分でやったように。
「ごめん、私の秘密を知るのは1人でいいの。今はお母さんの方が大切、信頼できる」
そう言うと走って行った。私は無気力にナイフを地面におくと、手首を見てふっと笑った。
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