大人オリジナル小説
- 人間なんて、大嫌い
- 日時: 2012/11/02 23:34
- 名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ
こんにちは、もしくははじめまして。
凛といいます。
社会問題系ははじめてですが、
よろしくおねがいします。
コメント、アドバイスは大歓迎です。
荒らしなどはやめてください。
文才ないですが、
それでもOKな方はどうぞ、よんでください。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
- Re: 人間なんて、大嫌い ( No.1 )
- 日時: 2012/11/03 01:01
- 名前: 凛 ◆DsGFCj9jkQ
プロローグ
窓の外は夕焼けがきれいだった。空一面が赤に染まり、少しずつ暗くなっていく。私はシャーペンを机においてカメラを手に取った。カシャという音が部屋に鳴り響いた。
「沙弥香ちゃん、ごはんにしましょう」
「はい」
私はカメラを机におくと、1階へむかった。食卓にはおいしそうな料理がならんでいた。しかし、食欲はなく、1秒でも早く自分の部屋へ戻りたかった。
「どんどん食べてね」
「はい、いただきます」
手作りのごはんをみんなで食べる。どうでもいいような私の夢は、父も、母もいなくなってから叶った。そう、この人たちは私の親ではない。親せきのおばさんとおじさん。
「沙弥香ちゃん、また学年1位だったのよ」
「すごいじゃないか!沙弥香は毎日勉強しているからな」
「渚も勉強しなさいよ!」
渚ちゃんはおばさんたちの本当の子どもだ。しかし、私の方が成績が良かったという理由で、おばさんたちは私にばかり愛情をそそいだ。
「わかってるよ!」
渚ちゃんはそう言って、自分の部屋へ戻った。おばさんたちは、怒りもしなかった。
人間なんて、大嫌い
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
PR