大人なりきり掲示板

東方おねショタ郷
日時: 2016/12/19 21:39
名前: ダモクレイトス  ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)

 内容としては、タイトルの通りです。
 大人カキコに来るのも、この手のスレ(なりきり)を立てるのも初めてです。ダモクレイトスです。何というか不束な点もあると思いますが、そこは温かい心でお願いします。
 東方を愛する同志が少しでも集まってくれると嬉しいです(^_-)-☆

 なお、この小説に登場するショタは霖之助さんの子供のころとかいうわけではなく、さるお方のオリキャラとなります。理由は、まぁ、聞かないでください。ちなみにその人の同意は得ています。

 それでは、軽くプロローグのようなものを。



 ここは幻想郷。八雲紫は今、1人の少年の前に立っていた。少年は紫を睨んでいる、それもその筈、此処は少年の心の中なのだ。勝手に入られていい気分では無いだろう。
 
「いい素材ね」

 ――指先が光る。すると青年の体から何かが抜けていく。魂というものだろうか。それは、少年の体の形を象って、紫、抜かれた少年の前に現れる、そして抜かれた空っぽの体の少年は膝から崩れ落ちる。

「ん? 何で後ろに自分の体が?」

 目を覚ました少年は目をこすりながら一言口にして、周りを見回す。
 
「貴方にやってほしいことがあるの」
『何てこと……この子良いわ。とてもそそられる……凄まじいフェロモンね』

 かくして、理不尽な物語は幕を開く。幼くも凄まじいフェロモンと「元に戻す程度の能力」というものを持った少年の物語が――

 紫に会って一か月が過ぎた。彼は、茨木華扇(いばらきかせん)に庇護されながら、華扇で❝かおう❞という名――彼女からの愛を受けているのだろう――を受け、博麗神社に住みながら、霊夢とともにいろいろな場所を回り、紫の命通り異変解決などを行っていた。
 
 その折、ある天狗にあう。幻想郷最速を名乗る、風神少女射命丸文だ――

 「華扇くん、情報をあげますので、貴方も何か下さい──そうですねぇ、『体で支払って下さい』、いいですね? それでは現場に行きましょう」
「えっ? 『体で支払う』? あの、何を……って、ちゅ、宙に浮いてる!?」
 そう言って文は僕の体を掴んで、空中に浮く。
「まぁ、天狗なので、そりゃ空にも浮きますよ……では、行きますよ!」
 ビュンッ! と急に文は飛んでいく、その風はとても気持ちよかった──だけど一体何なのだろう、『体で支払え』って──

 数日後、僕こと華扇(かおう)は魔理沙に妖怪の山へと案内された、僕は文に会いに行く為に、『体で支払え』と言う意味も調べに、一人で妖怪の山へと歩を進めていく──
 すると目の前に赤い袴に白い巫女の様な服装の帯刀している少女と出会った、その少女は犬の様な耳を持っていた。
「貴様は誰だ?」
「僕の名前は華扇、文──射命丸文に呼ばれて、この山に来たんだけど──に『この山に来い』って連絡があって、知り合いに連れて来てもらったんだ、すまないけれど、文を知っているかい?」
 犬の様な耳を持つ少女は少し考えてから僕に言う。
「そうか、それでは案内しよう、迷わない様に進んでくれ」
「あぁ、分かった」
 そう言って僕は犬の様な耳を持つ少女に着いて行く事にした──果たして『体で支払え』とは何なのか、まぁ、文の事だ、『文々。新聞の販売を手伝って下さい』、とかだろう、そう思いながら僕は前へ、前へと進んでいく──そして文に出会って気付く、『体で支払え』とは『そのまんま』の意味だと──だが、今の自分はそんな事は分からない──

 このようなやり取りがあり……今、紫すら惑わした彼のフェロモンが解き放たれることとなる。
 これは華扇少年を争奪戦とする、幻想郷の女性たちのバトルロワイヤルである。

 ――prologue End


 前置きが長いですが、大体雰囲気はつかめていただけたでしょうか?

 同志募集要項(ダモが不定期に話しかけて、メンバーを集める予定)

貴方のお名前【/】(英語や漢字のお方は読み仮名もお願いします)
性別【】(必ずしも書かなくてもOKです)
年齢【】(同上)
東方歴【】
好きな東方キャラ【】(できるだけ多く)
この板でなりきりキャラとして使いたい東方キャラ【】(4名まででお願いします。絡みが書きづらくなる恐れがありますので、できれば同じ陣営内(道教組とか)のキャラいいかもしれません)
東方への愛をお願いします【】

 注意事項
・誹謗中傷やキャラ批判、宣伝、荒しは行わないでください。仮に行っている人がいた場合、無視してください。その手の方々に反応すると、つけあがります。
・自作の作品のキャラであれば、オリキャラも使用可能です。ただ、あまりにオリキャラを押しすぎたりするのはなるべくしないように、お願いします。
・なお登録キャラはあくまで、主要として使ってもらうキャラとしてで、必要な場合は、ほかのキャラも使用可能。その際は、このキャラを使わせてもらうと明記ください。

 登録が決まっているキャラ
 ・射命丸文・犬走椛・姫海棠はたて、河城にとり、茨木華扇、八雲紫、十六夜咲夜

 これ以外のキャラでお願いします。

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Re: 東方おねショタ郷 ( No.145 )
日時: 2017/02/05 18:53
名前: ダモクレイトス  ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)

>>144  

 よっし、あたし頑張っちゃうよ!

 輝夜さんは御姉様です。永遠亭の感じは、てゐが幼女で、うどんがお姉ちゃん、輝夜が御姉様、永琳が熟女ですね。
 永琳「さて、命の灯をはかなくする覚悟はあるか?」

 絶倫の程度の能力が、元に戻す能力が消えると同時に芽生えるのはいかがでしょう? 
 やっぱり、能力に関連性を持たせたほうがスマートですし。

 さて、かお君の奴、何あっさり寝てるのかなぁ? 体力無さすぎるかなぁ?


――――――――――――――――――――

「あれ、何だか小さくなっていく感じが……って、こいつ、1回楽しませた程度寝てんじゃないわよ!」

 すーすーと小さな寝息を立てる少年の腹部をしたたかに抓るレイセン。目の前の少年は満足かもしれないが、こちらは全然満足していないのだ。体の疼きがまったく止まらない。むしろ彼と交わってから余計に体中がムズムズして彼の体を求めているのだ。イライラの募った声でかおを無理矢理起こす。

「うぎゃあぁぁぁぁぁっ!?」

 溜まらず悲鳴を上げるかお。何事かと周りを見回すと、涙をたたえたレイセンがいた。おどおどしながら「どうしたの」と問う。

「まだよ、まだまだ足りないわ!」

 そう言ってレイセンは乱暴にブレザーを脱ぎ捨てる。てゐとは比べ物にならないほどのプロポーションだ。胸は大きく、少なくともDカップはありそうだ。文ほどではないが間違いなく大きい。そして肌はすべすべしていそうで白い。ブラジャーも黒で色気がたっぷりだ。それを見ているだけで、かおの性器はみるみる固くそそり立っていく。そんな様子を見ながらレイセンは。

「まったく現金なちん○ですね! そんないけない子は……」

 と這い寄る。そして、スカートから何かを取り出す。スイッチを押すとそれは、けたたましい音を立てて振動しだした。どうやら、文明の利器、機械の類らしい。

「何それ?」
 
 問う。

「知らない? 外の世界の人間にとっては普通の大人の玩具らしいですが……」
「あいにく、僕記憶が……」

 何の躊躇もなく問うかおに、レイセンは少し疑問符を浮かべる。立ち聞きで紫と永琳の会話を聞いていて、彼がそとの世界の出身だと知っているから、てっきり知っていると思っていたのだ。記憶があろうがなかろうが、かお程度の年なら知らなくても無理はないのだが。

「そーだったわねぇ、ローターって言いまして、本来は女の子のあそこを気持ちよくするためのものなんだけどねぇ。男にも使えるにきまってるのよ」

 永琳たちの会話を少し細かく思い出し、くすりと笑う。その笑みが女神の微笑に見えてかおは頬を赤らむ。期待してしまう。ここから自分が体験したことのない何かが行われると。それにしてもこんなものを常に持ち歩いているのなら、目の前の彼女は見た目に反してなんてはしたない女性なのだろう。もしかしたら自分と行為をするために持ち出したのかもしれないが……そんなことを考えていると、レイセンは少し慣れない手つきでかおの肉棒にローターを押し付け、あえぐかおを無視して、強くバンドで巻き付けた。

「あっ、あぁっ、あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! きっ、気持ぢ良いよおぉぉぉぉぉ」

 かおはあえぐ。強烈な振動が、バンドのせいも相まってすさまじく連続する。股間が熱い。もうイってしまいそうだ。そう快楽に酔いしれていると、レイセンはブラジャーを外している姿が映る。乳首は少しグレー掛かっていてそれもまた色気がある。きれいだよと言いたかったが、気持ちよすぎて声が出ない。そんな彼の体を強引に引き寄せレイセンは四つん這いにする。そして、かおの菊門に指を差し込む。

「ふふっ、まるで女の子みたいね! ほらっ、もっと情けなく泣きなさい!」
 
 そう言って、男性が女性のGスポットを探すがごとく、指を動かす。かおは、2か所からの強烈な刺激に悶えついに射精する――
 うっとりした目でそれを眺めながら、レイセンはローターとバンドを外し、彼の性器にある精液の残り香をなめとっていく。

「あっ、今敏感っ……」

 かおの言葉など関係ないというように、さらに強く舌を動かす。

「ふふっ、掃除完了です。じゃぁ、第2ラウンド……ほら、スカート越しで、あたしのま○こ見えなかったでしょう?」

 そう言いながら、スカートを脱ぎ捨て、縞々の精液の少しこびりついた湿ったパンティを脱ぐ。そして、自分の性器が見えるような形で彼女はその場に座り込んだ。かおは放たれる色香と、少しグロテスクにも色っぽくも見える、黒味のないレイセンの性器を直視する。目が離せない。血走る。萎えしぼんでいた自分の雄がまた動き出す。そして彼は、レイセンにとびかかり、彼女の性器に自分の棒を強引に入れた。

「ははっ、見た目に反して雄々しい子……好きよそういうの」
 
 倒れこみながら、彼女は挑発するような口調で、彼にささやく。

――――――――――――――

 へい、レイセンちゃん! 強引に素敵だね★

東方おねショタ郷 ( No.146 )
日時: 2017/02/05 19:24
名前: 彩都 (ID: xPtJmUl6)

>>145
 永琳の扱い……(汗)

 絶倫になる程度の能力? かね、作るなら。
 んでもって触れる事で相手を性的に乱すフェロモンを出す程度の能力の二つか……?

 だって乱交の時だって能力を使用しないと何回も行為出来なかったし……かお君の体力はもやし並だしね、二回出したらばたんきゅーです。

 では本編。

 どうしてだろう? 何で鈴仙の股間を見たら心の中で何か疼くというか、湧き上がる感覚は? そして何時の間にか鈴仙の中に入れている、ぎこちない動きだが何故僕は腰を前に後ろに振っている? そんなのは簡単だ、股間が気持良いからである、もっとこの快感を求めたい、もっとこの快感が欲しい、そう思いながら腰を一所懸命に振っていた。
「はぁ……はぁ……」
 女性の中がこんなにも気持良い事は知っていたが、鈴仙の場合は蕩ける様な快感だった、動いても動いても現れる快感に求める様に、貪る様に腰を振る。
「うんっ、中々、激しいわね……」
 鈴仙の言葉が聞こえた、あっ、流石に痛かったかな? と思ったが、鈴仙は言葉を続けた。
「とても気持ちが良いわよ? 荒々しく、暴走している感じ、私は好きよ?」
「そ、そうかな? 自分で動き過ぎて痛めつけた感はあったけど……」
 自分が鈴仙の言葉に返答する、すると鈴仙は足をクロスして僕が離れない様に締め付ける。
 その所為であまり身動きが取れずに奥に奥にへと腰が進んでしまう。
「んっ、そうそう、もっと奥でも良いのよ?」
「えっ……」
 自分は鈴仙の言葉を聞いて少し驚いてしまった、もう少し激しくても良いのか……? そう思った瞬間だった、鈴仙の中の締め付けが強くなった、僕は耐え切れずに鈴仙の中に精液を放出してしまう。
「あうっ……くぅ」
 鈴仙の胴体を抱き締めて僕は放ってしまった、当の本人は僕の頭を撫でている、『出して偉いね』とか思っているのだろうか?
 まぁ、とても気持ちが良かったし、もう終わりかな、と思った、だが鈴仙はクロスした足を崩さない、どうしてだろう?
「なぁに、止めようとしているのよ? 私はまだ満足していないわ、たった二回私に出しただけで満足する、とでも思った?」
「……思ってた」
 本音を言うと頭を撫でていた手で頭を叩かれた、案外痛かった。
「……でも、アンタはまだ満足していないでしょ?」
 ……鈴仙の言葉に驚いた、どうしてその事を……?
「……うん、満足はまだ……」
 自分がそう言うと鈴仙は言った。
「それじゃあ、まだ頑張れる? お姉さんを満足してみせて?」
 鈴仙の言葉を聞いて、ドクン──と胸の奥が高鳴った、そして僕は顔を近づけ、鈴仙と唇を重ねた。
 何時の間にか僕の一物は硬さを取り戻しており、また僕の腰は前後へと動かしていた──

>>「あっ、あぁっ、あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! きっ、気持ぢ良いよおぉぉぉぉぉ」
 ……このかお君は想像出来なかったわぁ、だって何時も攻めているキャラだったから、受けに周る事は考えてなかったからね(笑)
 とりあえず、今回は己の欲望のままにシまくるかお君をイメージ。
 今回の鈴仙のイメージはぁ……少年の無限の性欲を発散するお姉さん、みたいな感じかな。

Re: 東方おねショタ郷 ( No.147 )
日時: 2017/02/06 21:53
名前: ダモクレイトス  ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)

>>146

 えっ、何か? 
 次の日、無残な姿の射命丸が永遠亭近辺の竹やぶで発見されたそうな。

 まぁ、本当なら3回も4回も連続で出すのは無理でしょうねぇ。1日5回位って聞いたことがありますが。連続というわけではないでしょうし。
 さて、そうなると能力の失い方とか考えないとですかねぇ。

 レイセンの株が相当上がったような気がします、かお君の中で。
 さてさて、レースはまだまだ始まったばかりですけどね。全何節になるのやら。キャラクタ数的にまだ序盤だよねぇ(汗
 うどんちゃんはSM両方で輝ける逸材(←大体皆両方もってるけどね!

――――――――――――――――――

 流石にもう体が動かない。実のところ裏で能力を発動していたのだが。何だか病み上がりなのか、何かの呪いでもかかったのか、発動した瞬間に腕が熱くて痛かったし、そう何回もしたくない。そう思って顔は喘息気味に早く浅い呼吸を繰り返す。レイセンも収まったのか、現状を冷静に分析。今の状況が結構恥ずかしいことに気づき、急いで服を着だす。しかし体が案外痛い。激しくしすぎて筋肉に来たらしい。

「っつぅ……ちょっとやりすぎたかもしれないわね」
 
 そう言いながら、パンティ、ブラの順で服を着ていく。そんな様子を見ながら、ブラってああやってかけるんだなどとかおは思っていたが、眠りに落ちた。そんなかおをレイセンは、唖然とした顔で見ながら、流石に3回痛みに訴えて起こすのはひどいかと思い、彼をおんぶする。気絶している故か見た目より重く感じる。流石に月の兎として修行は積んでいても、それなりに応える重さだ。

「はぁ、少年1人呼んでくるのにどれだけかかってんだ、とか叱られそうね」

 ひとりごちながら、彼女は歩きだす。師匠と妹紅の居る診療室――正確には第一診療室――に向かう。先程までの疼きはウソのように収まっている。一つ息をつく。彼に触ったことが原因だなどと思っていたが違うのだろうか。そもそもそうだとしたら、彼の能力である、元に戻すをどのように利用したのだろう。そんなことを考えながらのそのそ、叱られるのが怖い子供のように目的地へと歩いているとふとひらめく。

『もしかすると、彼にはもう1つ能力があるのかも?』

 あながちおかしな話ではない。能力は自己申告であるし、全容を示すものは多くない。なぜならそれは対策を立てられるというデメリットにもつながるし、何よりすべてを説明するというのは面倒なものだ。律儀に応えるものはいない。しかし、だからといって申告しないのも足並みをそろえなさすぎて警戒されてしまう。彼自身は気づいているのだろうか。と考えるがおそらくは気づいていないのだろう。おぶられているかれの表情を覗く。

「無垢な顔だ……とても嘘をつくとは思えないわ」

 本当はどうかはわからない。もしかしたら、記憶がないだけで外の世界では相当にならしていたりするのかもしれない。何せこの能力とこの性欲だ。記憶が普通にあったなら、静かな生活はしていないのではないか。そんなことを考えていると、診療室の札が見えてくる。憂鬱になり溜息を吐くと……後ろから誰かに押し飛ばされた。

「さっさといけよぉ! エロ兎!」

 姿は見えないが誰の声だかはわかる。腐れ縁であり、妙な中でもあるてゐだ。普段はこのようなところにいないことから、彼女も永琳に呼ばれたのだろう。改めて周りを見回すと、永琳と妹紅に合わせて、輝夜、そして紫まで居る。

「どうやら、楽しんできたみたいね?」
「はっ、何を?」

 一瞬、レイセンは言いよどむ。何故わかったのかまるで見当がつかなかったのだ。まさか、超小型の監視カメラでもついているのか、などと勘ぐる。それとも密偵。汗が滲むが、どうやら永琳は全く怒ってはいないようだ。むしろ予想通りの展開という様子。

「隠さなくても良いわ……貴方は、自らが背負っている少年に強く発情して体を重ねた、ということよ」
「隠し事が通じないですねぇ……」

 隠し事くらいしたいときもあるのに、とレイセンは半分嘆くようにつぶやく。それを見て輝夜がくすりと笑う。妹紅はというと話の展開についていけず「えっ、発情、なんで?」などとつぶやいている。

「さて、彼は少し疲れているようだし、彼が目覚めるまでに幻想郷の賢者殿。霊夢殿や、西行寺殿を呼んできてもらえるか? 」
「構いませんわよ……守矢の奴らはあきらめていないでしょうし、霊夢もそろそろ心配で顔面蒼白していそうだし」

 そんな妹紅を一瞥し、永琳は役者をそろえるようにと、かおの所有者である紫に促す。口調は丁寧だが、あくまで幻想郷の賢者をも下に見たような風情だ。紫はそれを察しながらも即答で了承。スキマを使い、移動を開始する。

――――――――――――――――
 かお君の能力についての説明お願いです。それに際して、フェロモン操作は男性にも適用されるとか、いかがでしょうか? あとはかお君の○液は普通の男性の数倍妊娠しやすいとか(オイ
 ……彩都の返信に際し、少し後半の展開を変更。

東方おねショタ郷 ( No.148 )
日時: 2017/02/05 22:17
名前: 彩都 (ID: .niDELNN)

>>147
 あぁ、言わんこっちゃないんだぜ。

 精々二回、三回です、大変ですよ、連続発射は……よく『一回で済まさせてくれ』って男子の知り合いが言ってた。

 んー? 能力を失う、ねぇ……それを考えないといけないな。

 株は相当上がったね、多分文よりも上かも?

 では本編。

 僕は崩れた瓦礫の上で寝ていた、周りを確認する、だが周りも崩れた瓦礫で一杯だ、これは……まさか『外の世界の自分の記憶』? そう考えると可笑しい、何故なら『何でこんな崩れた瓦礫ばっか』なのか? 幻想郷と同じ様に綺麗な世界じゃないのか? そう思いながら自分の右手を見る、右手は傷が付いていない、つまり早苗に斬られていない──まだ幻想郷に行っていないのか? と考えた──から早苗とは出会っていない、と察する。
 そして周りは薄暗く、黒い雲ばっかりであった、意味が分からない、此処は何処なんだ? 本当に幻想郷? もしくは外の世界なのか……? そう思いながら頭を抱える、夢なら早く覚めてくれ! 霊夢、魔理沙の居る幻想郷に戻してくれ! 心に強く願った瞬間目の前が真っ暗になった──

「はぁっ!?」
 息を切らしながら僕は目覚めた、そして額を左手で触る、濡れていた、汗を掻いているのか、と判断出来た、自分は顔を上げると白髪の美人、紫、永琳、鈴仙、てゐが僕の事を見つめていた。
「だ、大丈夫……?」
 鈴仙がそう言って自分に水が入ったコップを渡す、僕は左手でコップを手に取って口に運ぼうとした、だがそのコップは滑って落としてしまった、左手が汗で濡れていて滑ってしまったのか、と判断する。
 急に股間部分が冷たくなり、顔を下に下げると股間部分が水で濡れていた、鈴仙が拭こうとしたが、僕は『自分で拭く』、と宣告してタオルを左手で受け取る。
「大丈夫なの? うなされてたけど?」
 そう言って紫が僕の顔を見つめる、厭な夢を見ていただけだよ、と言い返す。
 だがあの夢っぽい物は事実なのかただの夢なのかそれは分からないが相当リアルに感じるので夢とは思えなかった。
「さて、彼が起きた様だし、話をしましょうか? ちゃんと君も話を聞いておきなさい?」
「は、はぁ? 話ぃ? 一体何の話なんだよ? 僕は話をする様な事はしていないけどなぁ……」
 僕はそう言って、濡れた部分を拭き終える。
「ゴメンね、少し貴方にとっても重要な話のよね、だからちゃんと話を聞いてくれる?」
 紫の言葉を聞いて仕方なく話を聞く事にする、一体どんな話なのだろうか? 自分は身を引き締めて聞く事にした──

 かお君の能力の説明、って『元に戻す』能力以外の『フェロモン』と『絶倫』の能力ですかね?

Re: 東方おねショタ郷 ( No.150 )
日時: 2017/02/05 23:36
名前: 彩都 (ID: .niDELNN)

>>149
 そうですね、実際の所は妖怪の山より、永遠亭の方が好きになりかけている感じかなぁ? 永遠亭が好きになるかお君かぁ……

>>まぁ、女性は体力ある限り続けれますが、男性は弾数決まってますからねぇ……
 そやな。
 かお君とダモクレイトスさんが性行為をしたらどっちが続行不可になるだろう……?
 かお君が不可になるかな。

 神の力ってすげー!

>>そう、能力それです。フェロモンと絶倫は
 はい、分かりました、早急に創りますね。
>>幻想郷の妖怪の量産に強く貢献する能力
 霊夢、魔理沙、咲夜には効かない能力だなぁ。

Re: 東方おねショタ郷 ( No.151 )
日時: 2017/02/06 23:14
名前: ダモクレイトス  ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)

>>150

 かお君としてはそうでしょうかねぇ……顔面偏差値としては妖怪の山の面々のが上そうですがね。
 個人的には、あと5〜6レスでこの節終わらせたいところ。

 なにその妄想……まぁ、かお君には勝てるだろう、多分(汗

 いや、守矢って上位神様方ですし。まぁ、個人的には神奈子様か諏訪子様が命がけでって感じかなとも思いますが。
 妖怪と書きましたが、人間や半霊などにも当然のように適用される設定にしたいと思います。正直、私としては元に戻す能力より、幻想郷的にはこちらのほうが重要ry いや、自分の考えた能力を持ち上げすぎですね……
 しかし、4節終わったら……このなりきり、小説スレに移行しません? 何かそのほうが良い気がするのです。


――――――――――――――――――

 あたりが静まり返る。誰も言葉はは発せず。神妙な面持ちだ。まずは永琳が口を開く。

「貴方は自らの右手に、力が宿っていることは知っているわね?」

 もちろんだ、と右手を前へ出して見せる。そして、コップの水を元の量に戻す。野暮だったかと、永琳は苦笑い。そしてさらに言葉を続ける。

「では、貴方は更に力を有していることに気付いているかしら?」

 かおは瞠目する。当然だ。そんなことは知らない。今までの記憶を探る。思い当たる節がない。いや正確には何かひっかる部分があるのだが、そうあって欲しくないというのが正しいだろうか。知らないが突っかかる部分はあった。例えば最近なら、まさにレイセンやリグルの件だ。なぜか自分と接触した女性たちは皆、自分に凄まじいまでの好意を寄せてくる。

「うすうすは気付いているのでしょう? 実のところ、私は「元に戻す力」などにはほとんど興味がなかったの。幻想郷を破壊しうる力にしかならないし、本来なら消えてほしい処だったわ。でもね、貴方がそれを自分の存在意義だと思っている間は、消さないでおいてあげたの。なぜなら……もはや私も貴方を思ってしまっているから」
  
 分からない。口を挟んできた紫は何を言っているんだ。右手に宿る「元に戻す力」が、隠された力より重要ではない。ばかげている。自分の存在意義はそれしかないはずだ。なぜなら、こんな貧弱なただの人間なんて、幻想郷では大きな価値もない。そう、意味を与えているのは、力なのだ。それ目的で自分を連れてきたのではないのか。それなのになぜ、消えてほしいなどと願うのはなぜだ。紫は自分を見捨てたのか。そして思い直す。彼女は言っていなかったか。この右手に宿る力は幻想郷を壊すと。

「何……故」
「守矢の方々が……貴方をあれほどまでに傷つけたのは当然といえることなの」
「だから、何故だよ! 訳が分からない! そうやって……勿体ぶってんじゃねぇよ! それとも何か! 賢者ってのはそういう煙に巻くのが得意な奴らのことなのか⁉」

 猛る。自分の意義が失われるのが怖くてたまらない。信頼していた存在に否定されるなんて辛くておかしくなりそうだ。頭を抱え嗚咽する。レイセンが目をそらす。紫のほうも陰りのある辛そうな表情だ。しかし意を決したように口を開く。賢者として話すべきこと、はぐらかすべきことはわかっている。

「華扇、貴方は……外の世界を地獄へと変えたのよ。その右手に宿る力で。東風谷早苗の父や母も殺したわ」
「嘘だ……嘘だ」
「嘘ではないわ」

 言葉にすれば何と軽い。思い出す。あの緑色の髪をした女性の姿。自分があの人の両親の命を奪った。そればかりか、それどころか、世界を破壊しただって。右手に宿る力で。ありえない。ばかばかしい。そう否定しようとする。だが、彼女たちのあの殺意は、何もなかったでは説明がつかない。受け入れたらもう前に進めない気がして……かおは自らの顔を覆う。分る。この場面で八雲紫が嘘をつく理由など何一つなし。つまりそれはすべて真実。自分の故郷でもあった外の世界を何故壊すのか。自分にはわからない。しかし、ただ……厳然として、外の世界を壊したという事実があるということ。自らが手を下したという事象だけが残っていること。

「こんな力、要らない……」

 ポロリと、かおは呟いた――


―――――――――――――――――――――――
 さて、つなげ辛いところで終わってしまった(汗)すまぬ……個人的には、かお君の心情表現を細かく書いていただきたいところです。

東方おねショタ郷 ( No.152 )
日時: 2017/02/07 22:34
名前: 彩都 (ID: rKVc2nvw)

>>150
 顔面偏差値は確かに妖怪の山が高そうですね、もしくは寺子屋の方か。

かお「気持ちよかった……一番気持ちよかった、だから明日からもっとしよ?」上目遣いでダモクレイトスを見る。

 小説板かぁ……自分はなりきり板の方が安心しますけどね。
『なりきりじゃねぇか、何小説板来てんだよ』とか言われたら心が折れそうですし。

 外の世界を地獄に変えた? そして早苗の両親を……殺した? 有り得ない有り得ない有り得ない有り得ない、そう思いながら自分の右手の手の平を見つめる、『元に戻す』能力の何処に『外の世界を地獄に変える』力があるだろうか? 自分には思いつかない、いや、『思いつく筈も無い』のだ、どうやって変えたのか? それは分からないがもう少し紫から話を聞く必要がありそうだった。

 そして紫はもう一つとんでもない事を言った、自分の『右手の能力が幻想郷を破壊しうる力』? 何で? 何でなの? これは『どうやって外の世界を地獄に変えた』のか? と同じ意味だった、『どうやって幻想郷を破壊する』のか? そんな力がこの右手、『元に戻す』能力に宿っているのか? と思いながらゆっくりと声を出す。
「あ、あのさぁ、紫……永琳が言っていたけど『他にも力を有している』っていうのはこう言う事かなぁ……?」
 自分の中では半信半疑だったが、仕方なく自分の布団を捲って言う。
 布団を捲った先にあるのは大きくなった自分の一物だった、コップを落とした時に冷水がかかり、反応したのか、もしくは朝の時の様に寝ている間に大きくなったかは分からないが、自分の一物を見て紫は扇を顔に近付けて言う。
「お、大きいわね……じゃなくて、確かに少し近いわね」
「そ、そうか……」
 紫の言葉を聞いて自分は少し溜息を吐く、まさか自分の一物が他の自分の能力に少しばかり関わっているなんて……そう思いながら自分の一物を右手の能力を使用し、『大きくなる前迄『元に戻』』した。
「……てゐ、鈴仙? 何で口から涎を?」
 自分がそう言うとてゐと鈴仙は自分の口を確認して腕で口を拭く。
「涎なんか出ていないけどね」
「……」
「コイツ……やるぅ」
 鈴仙は無言で睨み、てゐはにやにや笑っていた。
「……何だか少し疲れてきたなぁ」
 僕はそう言って大きな溜息を吐く、まさか自分の能力が外の世界を壊した、それだけが今の自分の心の傷になりかけていた。
 こんな力なんか要らない、僕はそう思いながら、頭を垂れる──

 こ、細かく書けているかなぁ? 心理描写とか心情描写は苦手かもしれない……(汗)

華扇の能力解説編? 改 ( No.153 )
日時: 2017/02/08 23:12
名前: 彩都 (ID: AwgGnLCM)

>>154
 アリスとか慧音とか、先生方も含めるとどうでしょう?

>>現状逆だと思います。小説じゃねぇか、何なりきり来てんだよ……って意見のほうが普通に有り得そうですわ
 結局どっちだろう? でも何も言われていないし大丈夫かも……?

>>能力について幾つか訂正願いたいのです
 はい、分かりました、これで良いですかね?

『東方おねショタ郷』 華扇能力表

1 『元に戻す』能力──華扇が幻想郷に来る前に元々持っていた能力。
 右手が触れられる範囲しか使用出来ないし、届かない場所には使用出来ない。
 主に手首から指先が能力の範囲。
 色々な使用方法があり、能力の使用は汎用である。

2 『触れた相手を性的高揚させる程度の能力』──華扇の左手に宿った能力。
 現状は左手だが、『元に戻す』能力が消えると同時に右手にも侵食が進んで両手に発動する事が出来る様になる。
 この能力は異性にしか使用出来ず、同性には通用しない。
 この能力は元々華扇は持っていた。
 因みにこの能力は『常時開放型』の少し特殊な能力であり、華扇自体はこの能力を制御する事が出来ない。

3 『自分の精力を増やす程度の能力』──華扇の肉体に宿った能力。
 この能力は文や鈴泉、てゐと行為をする内に能力を手に入れた。
 何時所得したのかは不明だが、1の『元に戻す』能力を失った時にはもう所得していたので、1の『元に戻す』能力を失った後に能力を手に入れた、と考えられる。

 今回の能力のネーミングは『カタカナ、英語を使わない』という縛りで作ってみました、フェロモンを日本語に変えるのは大変でした、三時間位考えて、『性的高揚』を思い付きました。
 3の能力は『絶倫』という言葉を使いたくなかったので、ほぼほぼ同じ意味である『精力』を使用しました。
 こんな感じでどうですかね?

 後数字は登場する順番です。

>>それと何で女性の場合を書いているのか気になるところです……かお君は自らの体内でフェロモンバランスを調整して性転換できるとか
 本当だ、何で書いているんだろうね? 不思議です。
 性転換ネタしちゃう? 同人誌でお馴染みの紫の『性別の境界を弄る』とか『魔理沙、アリス、パチュリーの魔法の失敗でー』とか。

Re: 東方おねショタ郷 ( No.154 )
日時: 2017/02/12 23:00
名前: ダモクレイトス  ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)

>>152-153

 寺子屋ですか……大ちゃんとかミスティとか成長したらたしかに美人になりそうですが……うーん、どうなんでしょう。
 ……待て、どういう状況でしょう。嫌です……正直パスです。

 いや、現状逆だと思います。小説じゃねぇか、何なりきり来てんだよ……って意見のほうが普通に有り得そうですわ(汗

 能力について幾つか訂正願いたいのです。
 紫としては1の能力より2の能力目当てで彼を招来したという風なので、2の能力は元よりあった、として頂きたいです。
 次に、現状は左手ですが、右手の能力が消えると同時に左手にも侵食が進んで両手に発動軸がある、ということにしてほしいです。かお君、右利きっぽいですし。
 それと何で女性の場合を書いているのか気になるところです……かお君は自らの体内でフェロモンバランスを調整して性転換できるとか(汗

――――――――――――――――――――――

 頭を垂れる少年を紫は冷静な瞳で見詰める。見詰めること数秒。かおは少し恥ずかしくなり目をそらす。すると紫は口角を釣り上げた。

「さて、ここからが本題ね」

 扇子を二度三度開けたり閉じたりして紫は言う。それに呼応するように永琳が口を動かす。

「優曇華とてゐによる検証から、貴方のもう一つの能力「性欲を操作する能力」とでも命名しようかしら。それは、君の左手に宿っているようね……その力は貴方が異性に触れることで効果を発揮するようだわ」
  
 あくまでも冷淡な口調で、永琳は述べていく。妙な能力名が出てきたが、そもそもかおは性欲などという言葉の本位も知れない。どうやら、右手に「元に戻す」があるなら、それは左手に宿っているらしい。住み分けというやつだろうか。半信半疑、理解は3割程度の状態で永琳の言葉を聞いているかおは、ついにまだろっこしくなって口を出す。

「つまり、どういう能力だよ?」
「そうね。結論を急ぎましょう」
 
 子供だからこそ理解できないことを聞こうとしない。そんな愚かしさを永琳は心の底で忌々しく思いながら、子供相手に本気になってはいけないと戒める。何せ彼は、月人にとっても大いなる資源になりうるのだ。仲良くなりすぎるのも良策ではないが、心象を悪くしすぎるのは良くない。能力の本旨を知れば、少年は唖然となるだろう。もしかしたら、これからの未来に希望を捨てるかもしれない。しかし、永琳としては彼の希望などどうでもいい。彼を利用し力を手にすることができれば。無論、少年を幻想郷に招いた紫もそうだろう。

「貴方の能力の本質、それは上等な子種を相手に送り……確実に妊娠させること」
「だから、それが……って、妊娠?」

 何か不穏なことを言わなかったか。かおは黙り込む。そして、永琳が口にした「妊娠」という言葉の意味を思い出す。それは確か赤ん坊を産むということではないだろうか。それも確実に、とついている。となると、あの白い液体を注いだ文や椛たちは自分の子供を授かったということになるのか。そんな訳はないだろう。ありえないと頭を振るう。聞き間違いだし、永琳の嘘だ。そう願う。

「貴方は純粋ね。何を考えているかすぐに分かる。否定したい気持ちは分かるけど、事実よ」
 
 黙り込む。それを信じたからではなく、只管に凄まじい永琳から発される圧力に。自分の見立てが間違いなはずがないという自負。それは幻想郷の賢者を遥かに凌ぐ、月の賢者、そして天才と謳われるブレインである彼女だからこそ。しかし疑念が湧く。上等とはどういう意味だろう。草思庵し始めた瞬間、永琳が口を開く。

「貴方の力の本質は、フェロモン及びホルモンの調整と操作。それを触れた相手に合わせて無意識かつ完璧なバランスで調律することよ。それは相手に凄まじい性的高揚感を与え、否が応でも貴方を求めさせ、貴方の精液を搾取しようと行動させる。そして貴方の精子は――すべての形質を相手の形質に合わせて最高の水準で整えられた最高の子種」
「つまり……僕とその対象が結婚すると、子供は間違いなく生まれて……その子供は凄い才能を持つってこと?」
 
 医者である永琳らしい難しい言葉の押収。これでも彼女としては随分と優しい言葉にしているのだが、子供レベルの知識しかないかおには殆どがわからない。だから自分なりに理解した答案を彼女に提示する。彼女は優しく笑い肯定した。そして付け加える。

「そう。それは、誰もが貴方と体を重ねるだけで、強い兵士を手に入れることができるということになるのよ」

 強い兵士を手に入れる。それの重要性がかおには理解できなかった。なぜなら、幻想郷の皆は彼にとって見れば皆が化物でそれ以上の力など必要ないように見えるから――そんな純粋な少年を永琳と紫はすでに道具として見ていることは彼の知るところではない。余りのことに頭が追いつかなくてぼんやりしていると、永琳が少年の手を掴む。

「……凄いわね。優曇華が我慢できないのも頷ける」

 そう言って、彼女はかおの細い体を強引に倒す。紫はと言えば、同盟を組むに際して、最初はそちらに花を持たせてやろうとただ見守る。そして、裾に入れてある懐中時計を取り出し呟く。

「そろそろ、橙も幽々子たちと霊夢たちをつれてここに来るところかしらね……」

――――――――――――――――――

 中間管理職? 道具だよ……カオ君は。まぁ、紫とか永琳とかみたいな人たち限定だけどね。
 


Re: 東方おねショタ郷 ( No.155 )
日時: 2017/02/19 17:13
名前: ダモクレイトス  ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)

 八意永琳がかおを押し倒す数分前。八雲紫の右腕である式、藍の寵愛(ちょうあい)する部下である橙――ワイシャツの上に紅いノースリーブのワンピースを着た、茶位色の短髪をした笑顔の可愛らしい少女――は霊夢たちが今いる場所、すなわち紅魔館へと足を運んでいた。

「えっと、ここ紅魔館だよね?」

 八雲紫のスキマによって飛ばされた橙は困惑する。橙自身が紅魔館を訪れたことはない。藍と従属している関係柄多くの場所に訪れたことはあるが、新参である吸血鬼の居城にまではまだ出向いたことがないのが現状だ。藍のお気に入りの式ということで可愛がられてはいるが、紫自身にはそこまで重要視されていないのが現状で、橙自身も面倒ごとは嫌いなのでそれで良いと思っているが。こういうお使いをさせらっるときは、知らない場所というのは不安になる。
 何より周りが静まり返り、やけに広い空間だというのが不安を増長させるのだ。周りはすっかり暗い。彼女自身は夜目が利くが基本的に、使わされる場所はそれなりに絢爛豪華で明るい場所が多かったことも焦燥を増長させた。橙が今いるのは、眩暈がするほどだだっ広いエントランスホール。円形状のそれは真円で距離を測りやすい。恐らく半径50メートルはあろう。そんな強大なホールの奥のほうには、客室と二階廊下、さらに上にはステンドグラスの窓かあり、中心には巨大なシャンデリア。眩暈がする。元が猫である橙は広い場所が苦手だ。

「うぅ……っていうか、何で誰もいないのよぉ? 普通、メイド妖精? とかいうのが少しは警備なり掃除なりしているもんじゃないのぉ?」

 幾ら深夜だからと言え、これだけ広いホールに誰もいない。本来なら深夜勤務としてメイドが数名はいるべきだろう。もしかするとかおの捜索のために人海戦術がなされているのかもしれないなどと思う橙だが。真実は思いの外混迷していることを知らない。何せ、霊夢たち以外にもすでに寺子屋の勤務者である慧音達や非常勤であるルナサら――諸事情でさとりは動いていない――まで動き出しているのだ。当然と言えば当然の流れである。紫が目掛けた存在がそう簡単に落命し、死体すら残さないなどそうそうある話ではない。
 橙は溜息をつく。自分の部下もこんな場所では呼べないこともあって落胆するが、もはややむなしと腹をくくり頬を叩く。そして目にも止まらぬ神速で駆け出す。本来、彼女は猫の妖怪。元より追跡者と狩人の本能を持つ。本気で場内を探せばすぐに人の1人や2人見つけられるはずだ。いかに彼を捜索しているとはいえ、場内を完全なもぬけの殻とするほど阿呆ではないだろう。

「えぇい! 最早迷ってられるか! 女は度胸よ!」
「止まりなさいヤンチャ猫。何用か?」

 疾駆する。まるでは人ではできないような三角飛びで階段など使わずに二階へと駆け上り、ろくにブレーキもかけずに完璧なコーナリングを決め外周廊下をダッシュ。そして、大きな扉を開く。すると程なくして声が届く。この紅魔館のセキュリティ管理も担っているパチュリーのものだ。厳かな声で問う紅魔館専属の魔女に物怖じもせず橙は。

「……紫様の命令で来た」

 言う。それに対してパチュリーは少しの間沈黙。幻想郷の賢者の意図を考える。

「華扇……紫の子飼いの安否の報告ということかしら?」

 今の状況下で、ここに部下である存在を出向かわせたのはそれしかあるまい。しかし紫自身もこちらのすべての情報を得ているわけではなく、基本的に多くの人妖が歓談する場所に部下を招来したといった所か。病み上がりのパチュリーはそう結論付ける。何れにせよ今は慎重だ。何せ若手の魔女見習いと魔女初心者に借りを作るなどという失態を犯したばかりだ。嬉しくもあったが、次も助けられてみたいなどということは流石に考えられない。

「かおは生きてる。そして、えっと……永遠……宿にいる、ので、そこにつながるスキマを、こう……まなんだっけ?」
「紅魔館よ」

 橙のたどたどしい口調にパチュリーは苦笑交じりに相槌を打つ。本当は永遠宿ではない、という突っ込みもしたかったのだが、幼く焦っている彼女には酷だろう。そう考えながら、続きを促す。

「そう、紅魔館のあたしが召喚された場所に、設置したからつれてきてと言われたの!」

 最後だけ迷いなく彼女は言う。子供らしく可愛いことだとパチュリーは思いながら、かおの生存を内心で喜ぶ。

「分ったわ。霊夢たちを呼ぶから少し待ってなさい」

 この期に及んで従わないという選択肢はない。そもそも紫の指示を断るなど後で何をされるか分かったものでもないし、彼がいる場所が永遠亭なら尚更だ。八雲紫と八意永琳という2つの叡智が結託していることになるのだ。多少の警戒などに意味はない。霊夢には悪いが、結局は紫たちに利用されるに違いないだろう。そう思いながら、彼女は通達術式――携帯のような機器を持った者たちに情報を配信する術――を発動させる。

「皆、聞こえているかしら……聞いて、華扇の居場所が判明したわ。それに際して、伝えたいことがあるから紅魔館に皆集まって頂戴」

 単刀直入な言葉。これで程なくして皆が紅魔館に集まるだろう。


――――――――――――――

 うん、これまた私が続けるコースかな(汗
 彩都へ、自由に乱交パーティー始めちゃって良いですよぉ?

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