大人なりきり掲示板
- 東方おねショタ郷
- 日時: 2016/12/19 21:39
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)
内容としては、タイトルの通りです。
大人カキコに来るのも、この手のスレ(なりきり)を立てるのも初めてです。ダモクレイトスです。何というか不束な点もあると思いますが、そこは温かい心でお願いします。
東方を愛する同志が少しでも集まってくれると嬉しいです(^_-)-☆
なお、この小説に登場するショタは霖之助さんの子供のころとかいうわけではなく、さるお方のオリキャラとなります。理由は、まぁ、聞かないでください。ちなみにその人の同意は得ています。
それでは、軽くプロローグのようなものを。
ここは幻想郷。八雲紫は今、1人の少年の前に立っていた。少年は紫を睨んでいる、それもその筈、此処は少年の心の中なのだ。勝手に入られていい気分では無いだろう。
「いい素材ね」
――指先が光る。すると青年の体から何かが抜けていく。魂というものだろうか。それは、少年の体の形を象って、紫、抜かれた少年の前に現れる、そして抜かれた空っぽの体の少年は膝から崩れ落ちる。
「ん? 何で後ろに自分の体が?」
目を覚ました少年は目をこすりながら一言口にして、周りを見回す。
「貴方にやってほしいことがあるの」
『何てこと……この子良いわ。とてもそそられる……凄まじいフェロモンね』
かくして、理不尽な物語は幕を開く。幼くも凄まじいフェロモンと「元に戻す程度の能力」というものを持った少年の物語が――
紫に会って一か月が過ぎた。彼は、茨木華扇(いばらきかせん)に庇護されながら、華扇で❝かおう❞という名――彼女からの愛を受けているのだろう――を受け、博麗神社に住みながら、霊夢とともにいろいろな場所を回り、紫の命通り異変解決などを行っていた。
その折、ある天狗にあう。幻想郷最速を名乗る、風神少女射命丸文だ――
「華扇くん、情報をあげますので、貴方も何か下さい──そうですねぇ、『体で支払って下さい』、いいですね? それでは現場に行きましょう」
「えっ? 『体で支払う』? あの、何を……って、ちゅ、宙に浮いてる!?」
そう言って文は僕の体を掴んで、空中に浮く。
「まぁ、天狗なので、そりゃ空にも浮きますよ……では、行きますよ!」
ビュンッ! と急に文は飛んでいく、その風はとても気持ちよかった──だけど一体何なのだろう、『体で支払え』って──
数日後、僕こと華扇(かおう)は魔理沙に妖怪の山へと案内された、僕は文に会いに行く為に、『体で支払え』と言う意味も調べに、一人で妖怪の山へと歩を進めていく──
すると目の前に赤い袴に白い巫女の様な服装の帯刀している少女と出会った、その少女は犬の様な耳を持っていた。
「貴様は誰だ?」
「僕の名前は華扇、文──射命丸文に呼ばれて、この山に来たんだけど──に『この山に来い』って連絡があって、知り合いに連れて来てもらったんだ、すまないけれど、文を知っているかい?」
犬の様な耳を持つ少女は少し考えてから僕に言う。
「そうか、それでは案内しよう、迷わない様に進んでくれ」
「あぁ、分かった」
そう言って僕は犬の様な耳を持つ少女に着いて行く事にした──果たして『体で支払え』とは何なのか、まぁ、文の事だ、『文々。新聞の販売を手伝って下さい』、とかだろう、そう思いながら僕は前へ、前へと進んでいく──そして文に出会って気付く、『体で支払え』とは『そのまんま』の意味だと──だが、今の自分はそんな事は分からない──
このようなやり取りがあり……今、紫すら惑わした彼のフェロモンが解き放たれることとなる。
これは華扇少年を争奪戦とする、幻想郷の女性たちのバトルロワイヤルである。
――prologue End
前置きが長いですが、大体雰囲気はつかめていただけたでしょうか?
同志募集要項(ダモが不定期に話しかけて、メンバーを集める予定)
貴方のお名前【/】(英語や漢字のお方は読み仮名もお願いします)
性別【】(必ずしも書かなくてもOKです)
年齢【】(同上)
東方歴【】
好きな東方キャラ【】(できるだけ多く)
この板でなりきりキャラとして使いたい東方キャラ【】(4名まででお願いします。絡みが書きづらくなる恐れがありますので、できれば同じ陣営内(道教組とか)のキャラいいかもしれません)
東方への愛をお願いします【】
注意事項
・誹謗中傷やキャラ批判、宣伝、荒しは行わないでください。仮に行っている人がいた場合、無視してください。その手の方々に反応すると、つけあがります。
・自作の作品のキャラであれば、オリキャラも使用可能です。ただ、あまりにオリキャラを押しすぎたりするのはなるべくしないように、お願いします。
・なお登録キャラはあくまで、主要として使ってもらうキャラとしてで、必要な場合は、ほかのキャラも使用可能。その際は、このキャラを使わせてもらうと明記ください。
登録が決まっているキャラ
・射命丸文・犬走椛・姫海棠はたて、河城にとり、茨木華扇、八雲紫、十六夜咲夜
これ以外のキャラでお願いします。
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- 東方おねショタ郷 ( No.113 )
- 日時: 2017/01/17 22:00
- 名前: 彩都 (ID: 4mXaqJWJ)
>>112
うぅっ……おっきくなってきた、文の所に行こう、とか言ってそうだね。
昨日、女性とあんな大乱闘と言葉の暴力で戦った、というのに……
みたいな?
雛ちゃんの場合、かお君に尽くして欲しいですね、厄が溜まっても、『厄が溜まる前迄『元に戻』』せば良いのでね。
>>成程、了承です。そうなると、やはり一応、映姫様とかみたいな役職持ちには敬称を付ける感じに。
多分、このなりきりだけでしょうね、本編は『慧音、映姫』って呼ぶと思う、かお君は様、君、ちゃん、さん、とかつけずに対等に接しているからね。
『お前が呼び捨てで呼ぶなら、自分も呼び捨てで呼ぶ』みたいな?
確かにフランドールとかお君の能力は相性が良いねぇ、それを言うなら、幽々子もなんですけどね。
では本編。
嘘だろ? 何でルーミアがその事を……? そう思いながら言葉を失う僕、うぅっ、早速不運だ……と思いながら慧音女史に自己紹介を言われる。
「自己紹介っと、僕の名前は華扇(かおう)、気軽に華扇、かおって呼んでくれ……と言っても、ルーミアの言葉の所為で、僕を敵扱いしている存在はいそうだな……」
僕がそう呟くと慧音は白い座薬を渡してきた、一体何なんだ、この白いの?
「それはチョークと言う物だ、そのチョークで後ろの黒板と言う物に自分の名前を書いてくれ」
「は、はぁ……」
少し不思議そうに思いながら自分は背後にある黒板に自分の字を書こうとする、すると綺麗に線が書けて驚く、何て滑らかな物なんだ、チョークって凄いな、と思う。
「っておいおい、ちゃんと字を書くんだ、華扇」
「えっと……すいませんが自分の字の書き方が分からないんです、口頭で言われただけですし、序でに記憶喪失で字を書く能力さえ消えたみたいで……」
自分がそう言うと青い髪の少女が僕を指差し、大声で笑う。
「あっはっは! 私よりバカが居たとは!」
青い髪の少女はそう言って、僕の手のチョークを奪い、黒板に名前を書いていく。
『さるの』、平仮名で書かれた文字、そんな文字を書いて慧音に頭を叩かれる青い髪の少女。
「こら! お前の字はチルノだ! さ、ではない!」
「えぇっ!?」
慧音とチルノと呼ばれた少女を見て、自分は『チルノ』という少女の名前を覚える。
「まぁ、字が書けないのなら仕方無い、とりあえず、授業でも始めて覚えてもらうか、さぁ、華扇、お前はあの席に移動してもらう」
そう言って僕は慧音に案内された場所に座る。
「私の名前はリグル、リグル・ナイトバグだ、お前とはあまり関わらないからお前も関わるなよ、人間風情が」
「あ、あぁ……宜しく」
僕はそう言って、リグルと言う少女の隣で授業を受ける──その前にあの触覚は偽物ですよね!? 本物ならとても怖いんだけど!? ねぇ、誰か教えて!? 僕はそう思いながら心の中で正体を考える──
- Re: 東方おねショタ郷 ( No.114 )
- 日時: 2017/01/18 00:01
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 0RpeXsSX)
>>113
ある種、男の中の男ですね(汗
そうですねぇ、ほら、やっぱり便利な能力です。不便な能力持ったパルパルが嫉妬ビーム出してる。
そして、雛に勝手に因縁つけてきて、神様と元神様での2pになるんですね。
咲夜さんとかアリス、慧音先生などとも応用ができそうですね。パッと思いついた感じですが。
安定のチルノである……リグルの隣の席ということは個人的には、ミスチーとサンドイッチ。そうか、字が書けないか。記憶喪失としては末期的なレベルっぽいですね。
――――――――――――――
「えっと、リグルちゃんはあんなだけど、皆が華扇君を悪く思っているわけじゃないから、えっとね。仲良くしようね?」
ぎすぎすしたリグルに少し後ろめたい目を向けていると、今度は自分の日取り隣りにいた鳥の羽(鴉のような文の羽とは違う、雀のような羽)をした薄紫色の短髪の、フリル付きスカートを着た少女が話しかけてくる。穏やかで優しそうな顔で、口調も柔和だ。
「えっと、君は?」
「あっ、はい。ミスティア……ミスティア・ローレライです。友達の間ではミスチーって呼ばれてます」
「じゃぁ、ミスチーって呼んでいい?」
自己紹介しながら握手を求めるミスティア。アウェー感が強かったが、優しくしてくれる人がいた。それも近くに。これを機に一気に好感度をと、手を取ろうとしたところ。鋭い声が横から走る。
「……ミスチー? どこの馬の骨とも知れない人間なんかと、なれ合わないでよね?」
リグルだ。目つきは鋭くて、かおを汚物として見ているのがよくわかる。どうやら、汚い男が、彼女に触るなとでも思っているのだろう。
「リグルちゃん……貴方こそ、そうやって敵愾心ばかり向けたって、どうにもならないよ? 慧音先生の授業でもならったじゃない? 手を差し伸べるほうが歴史を修正してきたってこと」
「各面通りに受け取りすぎだよミスチー! とにかく私はこいつとなれ合う気は……」
諭すように言うミスティアに、強い口調で反論するリグルだが。途中で歯切れが悪くなる。言葉を遮り机に目を落とすリグル。かおとミスティアは怪訝がる。
『あれ? 何だ? こいつを眺めているとなんか……心臓の動悸が⁉』
そのころ、リグルは戦っていた。全身を迸る体感したことのない感覚と。そして我慢できず席を立ち教室の外へと足早に進む。明らかに尋常じゃない表情を浮かべていた彼女を2人は心配そうに見つめるしかなかった。
「どうしたの? リグルちゃん?」
「……どうしたんだろうねリグル……」
顔を見合わせ、首を傾げあう2人。そんな中、教室の扉を開く音が響く。それと同時に始業のチャイム。どうやら1時間目が始まるようだ。教師と思わる人物は女性だった。精緻な人形のような美貌を持った金色のショートボブ。青のワンピースと白のケーブが瀟洒な雰囲気を醸す清楚な服装。幻想郷にきて、かおは自分の周りには美しい女性が多すぎないかと悩んでいたが――
『どうしよう。文も霊夢もレミリアも慧音先生も椛も夫々美人だし、ミスチーも可愛いけど……この人はっ』
教卓に立つと女性は辺りを見回し、一つ咳払い。そして――
「さて、新しい生徒がいるみたいね、私の名前はアリス。アリス・マーガトロイドよ。新人の子は自己紹介お願いいただけるかしら?」
軽く自己紹介をする。黒板には赤字で担当科目名が書かれている。
「えっと、魔法の森に棲んでいる魔法使いのお姉さんだよ。時々、人里で人形劇をしてお金を稼いでいるんだけどね、その傍らで臨時教師として寺子屋でも科学を教えている人なの。凄い美人だよねぇ……華扇君、見惚れて勉強できないとかないようにねぇ」
補足するようにミスティアが、彼女についての紹介をする。しかし、かおはほとんど聞こえていない。完全にミスティアの懸念の通りになっているといって良いだろう。
「華扇君! 自己紹介! アリス先生に自己紹介!」
耳元で叫ぶミスティアのおかげで、かおは我に返るのであった――
―――――――――――――
そういえば、トイレに直行したであろうリグルとアリスはすれ違ったのではないだろうか……
- 東方おねショタ郷 ( No.115 )
- 日時: 2017/01/18 17:51
- 名前: 彩都 (ID: UIQja7kt)
>>114
ダメ男の中のダメ男ですね……(汗)
二人は激しかった、僕の一物が融ける様に……みたいな?
アリスに応用出来るっけ? まぁ、慧音先生でも応用出来るかは不明ですがね……ですが、咲夜の能力の場合、自分の周りから時が止まっている解釈なので、自分の方に咲夜の能力が来る前にかお君の能力を使用すれば、かお君は自分の時を咲夜に止められないんですよね、単純に言えば、タッチの差での発動が要となりますね。
リグルの隣の意味は、見た目が正反対って意味で。
リグルって見た目が少年みたいで、かお君は見た目が巫女装束着ているから、少女みたいですし……って意味ですね。
リグルにとっては良い迷惑かもしれませんね。
まぁ、茨木華扇さんがやり過ぎた、と言う事。
記憶を消し過ぎです……(汗)
それでは本編。
ミスティア・ローレライ、か……何だか言い難い名前の人だな、と思いながら目の前に現れた女性に自己紹介をする。
「僕の名前は華扇だ、かおでも華扇でも自由に呼んでくれても構わない、えーと、アリス女史、逆に質問は?」
「……その格好、どういう意味? 見た所、いや、声で判断したけど、貴方、男よねぇ?」
「それか? それなら簡単だ、着る服が無かったから、我慢して、霊夢の服を着ているんだ」
僕はアリス女史に自己紹介をする、するとアリス女史は少し驚きながら僕を見続ける。
「まさか、少し前に少年が誘拐された、と聞いたけど、貴方なの?」
「誘拐……? あぁ、確かにそんな事があったなぁ、あの後霊夢に発見されて怒られたんだっけ」
アリス女史は僕が誘拐された話をする、というか、何で僕が誘拐された話を……?
「成程、貴方が博麗の……本当に女子みたいね」
「…………」
何回女子みたいって言われたら気が済むんだろう、この幻想郷の住人は……僕はそう思いながら呆れる、その前に幻想郷に来た時と同じ格好がしたいなぁ、と思い、溜息を漏らす。
「……貴方も大変ね」
アリスは独りでに呟いて授業を開始する事にした、だが教科書も持っていない華扇は隣に人っ子一人居ないので、教科書を見る事は出来なかった、仕方なく、ミスティアの隣に移動して、教科書を見せてもらった──
トイレと言っても、後方のトイレを使用したかもしれない、そして前方からアリスが来たかもしれませんねぇ、二人は逆方向だったかもしれませんね。
このなりきりのリグルは何か腹立つなぁ、かお君の一物で快楽漬けにしたいなぁ、と思う彩都であった──
- Re: 東方おねショタ郷 ( No.116 )
- 日時: 2017/01/18 21:10
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)
>>115
きっと、強ければ生きていけるんです(ため息
……厄と嫉妬、大変重たかったけど、それもまた得も言えぬ快感で、とか?
幾ら能力が良くても、思考力や能力制御力……つまり能力への理解と、練度は必要になるだろうなと思います。そういうところも真面目な作品では組み込んで行きたいものですよね。
うん、意図は最初からわかりました♪ それにしてもこの作品のリグル。案外すぐに陥落して「かおくーん」とか猫なで声上げてそうです。オバカルテッドで一番最初に落ちそう。ってか、落ちればいい。
トイレの件は私もそれは考えました。そしてもし、リグルがアリスに会っていたら、「たまには幽香にあってやりなさいよ。寂しがってたわよ」とか、言われているに違いない(涙
華扇さん、少しは加減しようよ。
――――――――――――
正直、教科書を見ても実のところ字が読めないので、意味がわからない。アリスに「貴方はまず次の勉強からね……」とため息をつかれたが、正直ため息を付きたいのはかお本人である。紫から記憶が消去されていることに関しては聞いていて。華扇からその件で「悪い、消しすぎちゃった」と、軽い謝罪。それが今諸に足を引っ張っているのだから。正直、本当に自分の智識の偏りからくる、弁明が大変な今日このごろだ。なんでそんな知識があるのに、こんな基本知識がないんだ……とか、日常茶飯事である。例えばブルマの件とか。
「あら、もう……こんな時間ね。今日はこの辺にしておきましょうか。じゃぁ、皆、先生は今日中は職員室にいるから、わからないことなど合ったら、聞きに来てね?」
そう言って、アリスは教本を閉じる。そして、ぐるりを見回す。基本的に内容が難しくて、大半の生徒が置き去りを食らうアリスの授業だが、熱心に耳を傾けてくれる生徒はいる。その代表が、今教室にいない緑髪の少女リグルなのだが。彼女はなぜか、自分が教室に入ったときからいない。隣の席であり友人でもあるミスティアの様子だと、多分トイレらしいが。1時間もトイレなど心配だ。
「結局、1時間リグルは来なかったけど……あの子本当に大丈夫」
流石に胸中の本音が吐露する。その時だった、大きな音を立て、立て付けの少し悪い教室の扉が開く。そこにはリグルがいた。息も絶え絶えと言った感じだが、瞳には意志が宿る。どうやら、授業を受けたくて全力できたという感じだ。
「リグル。女の子ならもう少し静かに、ね。あと、急いで来たのかもしれないけど、授業もう終わるわよ」
「えっ!? そっ、そんな」
そんな2人の会話を引き裂くように、週末のチャイムが鳴り響く。扉の前の席に座っているチルノは、完全にイビキを掻いて寝ている。ギギギと妙な音が出そうな動きでかおへとリグルは顔を向け、忌々しげな表情を浮かべ、声にならない声で。
「お前のせいだ……お前のせいで、体中が泡立ってくすぐったくて」
と、叫ぶ。一番隣りにいたチルノにはギリギリ聞こえるくらいの声であったが、バカは寝ていたので関係ない。とりあえずかおは軽く手をふることにしたが。ヅカヅカと荒い足取りで来たリグルに尻を蹴られることとなった。それから、2時間目の国語、3時間目の数学、4時間目の体育――教師は今泉影狼だった――を経て、昼休みとなる。
「ふぅ、国語は個別教育かぁ……何だか特別扱いみたいで肩肘が貼るなぁ」
肩をトントンと叩きながら、かおは一息。国語の時間は教師が2人だった。それというのも彼が、字を書けないからである。1人は普通の国語教師である杏門敏尚(あもんとしなお)という、大柄の禿頭をした、隻眼男性――低い声で小粋なギャグを飛ばしながらそつない教え方をする40台程度――の人なのだが。かおの個別教師が、紫掛かったピンク髪のお淑やかそうな美少女なため、多くの男達の目線が痛い。話しによれば、地霊殿という所の管理職なのだが、彼女もまた非常勤という身ではあるものの教師をしているようだ。
「さとりさんかー」
傍から見たら情けない表情で彼は言う。となりにいるミスティアが少し吹き出す。
「アリス先生といい非常勤の人たちって若くて――見た目が――きれいなひとばかりだもんねぇ。男の子ならそうなるよね」
「えっと」
「一緒に食べよ?」
そう言って、ミスティアは友人たちの方へと向かう。かおの手を引いて。リグルやルーミアと同じグループみたいだが、彼女らとご飯を食べて、雰囲気を壊してしまわないだろうか……と懸念しながら、かおは霊夢手製のお弁当を手に取り言われるがままにかけた。
――――――――――
さとりん――なにやってんの? っていうか、非常勤なのに、マンツーマン教師やっていいの?
- 東方おねショタ郷 ( No.117 )
- 日時: 2017/01/18 22:32
- 名前: 彩都 (ID: 3EnE6O2j)
>>116
仕方無いよ、かお君って生き物はそうなんだから。
厄の方は締め付け、嫉妬は吸い付く快楽……? かね?
まぁ、かお君はまだ、『元に戻せる』としか知らないですからねぇ、その先のステージを知る事は出来るのでしょうかねぇ? お前もな、彩都。
リグルは毎日会ってはヤる、みたいな関係になれば良い。
また幽香さんが……ドキドキ、みたいな感じでリグルはドMが良いでーす!
では本編。
ふむ、霊夢の弁当は美味しかった、とても美味しく、彩りも良かった、何とか満腹になって、居眠ろうとした時だった、リグルが僕の頭を蹴って、起こす。
「おい、少し話がある」
「は、話、ですか?」
少し敬語になって話す僕に対し、リグルは一人で教室を出る──えぇっと、何なんだろう? この場合は着いて行かないとダメだよね? 僕はそう思いながらリグルに着いていく事にした。
それにしても不思議だった、さとり、という少女の格好が。
何なんだ、あの目玉は? 触ろうとすると、『触らないで!』と一喝する、何か大事な物だろうな、とは思うけど、そこ迄言わなくても良いのでは? と思う。
とりあえず、今はリグルに着いていかなきゃな、と考えて、寺子屋の外、森林の茂みの奥にリグルは立っていた、一体何の話だろう? お尻も蹴られたし、まさか僕を攻撃する為に? と思い、少し溜息を吐く、それならそれで不運だな。
「来たけど? 一体何の用なのさ?」
「……前、お前、私の体に何をした?」
いきなりの告白に僕は驚いた、何をした? いや、何もしてない、というより、登校初日に何かする程肝は座ってない。
「お前の所為で体が泡立つ様にくすぐったいんだ! お前が来てからこんな事が起きたんだぞ!? 絶対お前の所為だ!」
「…………」
僕は無言で膝を曲げ、地面に頭を擦り付けた、簡単に言えば土下座だ。
「はぇっ!? ちょっと! 何やってんのさ!? 恥ずかしいだろ! 私はこの感覚、この体を『元に戻せ』って言っているの!」
「『元に戻せ』……? 何だ、それならそう言えば良いのに……」
そう言って僕は右手でリグルの手に触れ、その感覚を『元に戻』した、するとリグルがその場で膝をついた。
「はぁ? 元に戻ってる……お前、一体何者なんだ?」
「僕は華扇、『元に戻す』能力を右手に宿している、それでいいだろ?」
僕はそう言って、リグルから離れる、リグルは『ちょっと待って!』と言うが、僕には小さい声だったので聞こえなかった。
『元に戻』した、と言っても、リグルに起きた事を一個前に戻しただけで、リグルの感覚はまた戻ってくる、静かな真夜中にもう一度その感覚に襲われるのは華扇もリグルも知らない──
さとりなら、かお君がして欲しい事をしてくれそう。
- Re: 東方おねショタ郷 ( No.118 )
- 日時: 2017/01/19 22:33
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)
>>117
ついに生き物扱いである。
厄のほうはぬるぬるとまとわりつく感じ、嫉妬のほうはうねり吸い付くような感じ……名器というやつですね。
まぁ、生みの親でもないし、能力の本質を私が決めるのは無粋ですし、私は君を応援するしかないですね。
もはや日課。この節の落ち担当に使いましょう♪ まぁ、幽香さんの素敵な奴隷ですので、間違いなくリグルはMでしょう(^◇^)
そうですね。さとりんは常に殿方の思考の先を行き最善のプレイを提供してくれそうです。
――――――――――――――――
リグルと別れてほどなくして、休憩時間が終了した。最強のHチルノは馬鹿だけど気さくで親分肌な、氷という属性があってない少女で、その相方の大ちゃん(大妖精の略で大ちゃんが普通だが――ダイナちゃんという名前を当用・ダモ小説でそうしてる)は、理知的なブレーキ役で優しくてお節介。ルーミアは最後まで一言もしゃべらなかったけど……そうか、そういえば、あの場面に居合わせたなと思い出す。午後の授業は5時間目が慧音先生の歴史で、最後の時間がルナサ・プリズムリバーさんという、これまた臨時教師枠のさっぱりした金髪の似合う、シックな黒い服装をした品とミステリアスさを持った女性で、担当科目は音楽だった。どうやら、本職の傍ら、いろいろな場所で特別講習をして、幻想郷に音楽を広めているらしい。精力的で格好いい女性だと思った。
「上手く行くかなぁ」
「華扇? まだ1日目なんだから気を張りすぎないでいいと思うよ?」
そんなこんなで1日が終わり、ミスティアたちと挨拶を交わし、疲れてへたり込むかお。どうやらミスティアたちはチルノと一緒にかくれんぼをするらしいので、誘われたのだがさすがに今回は無理と断った。皆、初日は気を張るよねと遠慮してくれた。小さな見た目の子たちなのに意外としっかりしているなと感心していいのか、悲しんでいいのか。そんな彼に話しかける声。飴玉のような優しく響くおっとりした聞きなれた声は、フランドールのものだ。どうやら心配しているらしい。
「あはは、今日はちょっと疲れちゃったなぁ。フランは1人でおうちに帰るの?」
「いいえ、本当は1人でいいと思うのだけど、お姉様が何分お節介でね、咲夜がいつも迎えに来てくれるわ。咲夜だって毎日朝から晩まで大変なのに……」
「咲夜……さん?」
フランの強さなら、紅魔館までの道程で敵に絡まれてもどうにでもなるだろう。逆に相手に同情したくなるくらいだ。そもそも有名な吸血鬼レミリアの妹として知れ渡っているし、危険など皆無と言っていい。自分の命を賭してまで彼女を打ちたいようなものは幻想郷にはいない。なにせスカーレット姉妹は恐怖の対象ではあるが、大切な存在を奪う、ようなことはしていないから。
話としてはそうなのだが、やはり妹思いの姉レミリアのことだ。外の世界を見てほしいと送り出したはいいが、結局は心配らしい。どうやら、フランドールが名前で呼ぶ程度には、紅魔館でも地位が高い、言い換えれば実力のある存在を常に迎えに送っているらしい。彼女からすれば、その人は働きすぎでそちらが心配になるそうだ。
「そう言えば、貴方は知らないわね? 咲夜ったら、なぜか貴方がいるときはいつもいないんだもの」
咲夜をかおは知らない。それにフランドールは瞠目するが、しばし目をしばたかして過去を振り返ると、ため息をつく。そういえば、いつもかおが来たとき彼女は忙しく掃除したりしていたが、たとえ意図的にかおを避けているとはいえ、レミリアの命令なら、フランといれば嫌でもかおと対面するだろう。咲夜には悪いが、とフランは微笑む。
「何? フラン?」
「あと、3分教室で私と一緒しましょう?」
「……えっと、何で?」
「私もね、かおを咲夜に紹介したいから。大丈夫。時間には厳しいメイドだから、絶対にあと3分で来るわ」
そして、かおの頬を優しくなでてフランは言う。時間に厳しい人か。怖い人なのかな、とかおは身構えてしまうが、時計を見ればもはや逃れられそうもない。しばしの間、見つめあう。沈黙の空間。そして、3分が経つと、コンコンと規則正しいノックの音。
「来たわね」
かおはゴクリと唾を飲む。願う。怖い人ではないように。
「お嬢様迎えに上がりました」
音もなく扉を開ける咲夜と思しき女性。声はクールで棘がない品のある感じだが。
「あっ」
かおは思わず声を漏らす。
『今日1日で、どれほどの数の新しい美人に合うのだろう……アリスさん、さとりさん、ルナサさん』
「どう? 咲夜は美人でしょう? 紅魔館自慢の娘なんだから」
今日会った女性たちを思い出し吐息を漏らす。目の前には夕焼け色に照らされた青を基調としたメイド服を着た白銀の美しい髪の麗人。知的な美貌が匂い立つ長身の美女――
- 東方おねショタ郷 ( No.119 )
- 日時: 2017/01/22 14:07
- 名前: 彩都 (ID: KnTYHrOf)
>>118
まぁ、本編では幻想郷を破壊する存在だし、『悪魔』、『存在』とか言われても仕方無い、『生き物』でもセーフでしょ。
かお君、快楽堕ちする方向に行っているなぁ……(汗)
まぁ、かお君が喘げば喘ぐ程、文役の人は喜ぶよね。
やっぱりリグルはMであった、これは常識((
さとり、華扇のして欲しいプレイに驚愕する。
さとり(……不思議なプレイね……)
では本編。
「君は……あの時の」
「あら? 泥棒猫と一緒だった子──華扇よね?──じゃない、貴方も寺子屋に?」
「あら? 二人は知り合いなの?」
僕が口を開く、すると咲夜が返答、次にフランドールが声を出す、確かこの人は僕と魔理沙に対し、謎の能力を使ってきたのだ、また謎の能力を使用されるか、と右手を身構えたが、彼女はそのまま僕の隣のフランドールに言葉を発す。
「それでは帰りますよ、遅くなってはお嬢様もお叱りになります」
「えぇ〜? もっと華扇と会話しようよぉ〜?」
「ダメです、彼だって忙しいのです」
「別に忙しくは無いよ、二人がよかったら、家の前迄喋るけど?」
僕がそう発言するとフランドールは喜んでジャンプする、フランドールに対し、咲夜は頭を片手で支える。
「仕方無いですね、今日だけですよ?」
「それでねぇ、紅茶が入ったカップを壊したらお姉さまがぷんぷんでー」
呑気に僕は歩きながら、フランドールの話を聞く、溜息を吐きながら『大変でしたよ、床の掃除は……』と呟く咲夜、すると目の前に湖が見えた、確かこの近辺に紅魔館があるのだった。
「それでは、此処ら辺でお別れです」
「えー!? もっと華扇とお話したいー!」
「流石に僕だって疲れているし、また明日だよ」
「えー! ……ぶぅ」
駄々をこねるフランドールに対し、僕は溜息を吐く、仕方無いけど、今日は別れなくちゃならない、そう思いながら彼女は咲夜に連れて行かれる──さぁ、僕も帰らないとなぁ……帰宅する道が長くて少し驚く僕、まぁ、大丈夫でしょ、道は覚えているし……
そう思いながら僕はのんびりと博麗神社へと向かう、何も無ければ良いのだが──
- Re: 東方おねショタ郷 ( No.120 )
- 日時: 2017/01/21 18:15
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)
>>119
そうなんですか……まぁ、私は本編も読んでいる部分までしか知らないですし、貴方の構想を知ることはできないので……そこまで汲み取れないですがね。
えっ、君は喜ばないんですか。あれ、舞い上がっているの私だけですか……恥ずかしい(汗
リグルはM。また新たなる常識が幻想郷に生まれた……
かお君は何を考えたんだろう? ケモミミプレイとか? コスプレプレイとか?
その頃霊夢は多分、寺子屋に迎えに行って、かおがいないことに驚いているんだろうなぁとか。
――――――――――――――――――――――
1人道を歩む。今日という新しい1日を振り返りながら。紫から外の世界の学校――記憶がある頃の自分も通っていたらしい――と似たような場所だと聞かされていたかおだが、どうにも緊張した。もう少し懐かしい感じを受けるのかと思っていたが。とりあえず1つため息を吐く。いきなり隣の女子Aには嫌われてしまったし、授業にも全然ついてこれていない。前途多難だ。
「考えたら余計疲れてきたな。楽しいこと考えながら歩こう」
頭を振るい、そうつぶやく。そういえば、今日は多くの美人にあった。瀟洒で知的、鮮やかさがあるが少し怒った声もかわいい人形のような美人、アリス。穏やかでひだまりのような雰囲気とミステリアスさを併せ持った、美しい言葉遣いをする眼鏡の似合いそうな美女、さとり。陰りのある匂いだつ表情から陰気な魅力を感じさせる甘く切なく深い声を持った凛々しい麗人、ルナサ。自分のクラスの教師である白銀の髪がきれいなスタイルの良い知的で、時に優しく厳しい真面目な女性、慧音。隣の席に居るミスティや、リグル――嫌われているが――だって美人だ。それに咲夜は今日名前を知っただけで、前から顔は知っているがやはり途轍もない美女だと思う。
『こうやって見ると、女性のことばかり見ているようだ。なんだか、僕が変態じゃないか』
自分の煩悩を悟りため息を吐く。彼女たちを思い出すだけで、鼓動のリズムがアダージョからプレストに、体温がクールからホットになるのを感じ、不純さを呪う。しかし幾ら自分を罵倒しても煩悩は消えない。そう簡単に消えるものではないのはわかっているのだが、少し歯がゆくて苦虫を噛んだような表情を浮かべた。
「初めまして、貴方が華扇さんですか? ふーん、本当に霊夢さんの服を着ているんですねぇ。可愛い」
その時だ、かおの目の前に1人の女性、霊夢に似た巫女服、しかし緑が基調となっているものを着た緑色のロングヘアをした穏やかそうな顔立ちに、少し自信を覗かせる背の高い女性だ。アリスや慧音、ルナサも女性としてはそれなりに大きかったが、 彼女は咲夜とほとんど変わらないように見受けられる。体つきも慧音並に良い。突如、空の上から現れたことと、発言から考えるに自分を探していたのは明白だ。かおは身構える。
「でも、霊夢さんと比べるとやっぱり経験が足りないのでしょうか? 前ばかりとは限りませんよ?」
「どういう――がっ!?」
右か左か、はたまた言葉か。かおは思考を張り巡らせたが何の意味もなかった。名も知らぬ女性の警告と同時に全身に鈍器で殴られたような衝撃が走り、かおは倒れ込む。体中が鈍く痛い。そして、呼吸が苦しい。
『伏……兵?』
「ほら、少し勉強になりました?」
良いことをしたとでも言うように、満面の笑みを浮かべる名も知れぬ女性を他所に。どうにか後ろを確認しようとするが、途中でかおの記憶は途絶える。
「早苗ぇ、囮みたいな使い方してごめんねぇ?」
「いいえ、大丈夫ですよぉ。だって、この子を持ち運ぶのは諏訪子様の約目ですしねぇ?」
早苗と呼ばれた女性は、ついとかおを攻撃した対象を見る。彼女にとって見慣れた存在。両端に大きなカエルの目をあしらったビーズが付いた帽子を被り、髪型は金髪のショートボブ。青と白を基調とした「壺装束」と呼ばれる女性の外出時の格好をした活発そうな細身の女性だ。諏訪子というらしい。彼女は早苗の発言に、苦笑いで頬をかきながら、「まーねー」と適当に相槌を打ちかおを背負う。
「よっと、軽いな……」
「母性感じちゃいました?」
「ちょっとね」
軽い言葉をかわしながら2人は、術で自らの姿を周りから消し飛びだった――ちなみに余談だが、諏訪子は神であり、その象徴の一端には「子宝」も含まれるらしい。
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やっと洩矢だせたぁ。
- 東方おねショタ郷 ( No.121 )
- 日時: 2017/01/21 18:50
- 名前: 彩都 (ID: JbPm4Szp)
>>120
多分ですが、今の『崩壊譚』第二章で少しは明かされるかもしれませんねぇ。
もう少しの辛抱かもしれない。
自分はにやける、かなぁ? 喘ぐ、というより、前戯が好きなので。
胸でシたり、脚でされているかお君の方が好きですね、本番はあまり好きでは無いですねぇ。
えっ? 書いちゃって良いの? 引かない?
では本編。
「……がぁっ!?」
気絶していた所に冷水をかけられて自分は今の状況を少し考えた、自分の両手は使えない、後ろで縄に縛られている、何とも自分の能力を知っているようで、右手だけが離されて縛られている、縄に触れて、『縛られる前迄『元に戻す』』事さえも出来ない、完全に自分の右手の能力に対し、対策が張られていた、そんな状況下、目の前に注連縄を背負った女性が声を掛ける、手にはバケツを持っている事から、この人が冷水をかけたのか、と考える。
「やぁ、右手の能力者君? おいおい、案外可愛い顔をしているじゃないか」
「な、何が目的で僕を縛っている?」
僕はそう言って、体を動かそうとするが、体は傷みであまり動いてくれない、くそっ、こういう時に自分の能力が使えないとは、とても不便だな、と感じる。
「……さぁ? 別に私が縛った訳でも私が君を捕まえた訳でもないし、本人に聞いたらどうだ?」
そう言って後ろを指差す注連縄の女性、意味が分からない、どういう事だと後ろを覗くと呑気にお茶を飲んでいる女性を見つける、緑の髪に変な帽子の幼女を見つけ、自分は大声で怒鳴る。
「おい、お前ぇ! 僕をどうする気だ! お前だよ、緑の髪のアンタだ! そして変な帽子のアンタもだ!」
自分がそう言うと、緑の髪の女性が立ち上がり、自分に近付いてくる。
「……私の名前は東風谷 早苗(こちや さなえ)です、緑の髪のアンタではないです、そして帽子を被っている方は、漏矢諏訪子(もりや すわこ)様、れっきとした神様です、華扇さん、口を慎まないと簡単に貴方を消せるんですよ?」
「へっ、消せる? だったらどうなんだ? 消したら紫や霊夢、文が黙っていないぜ?」
自分はそう言うと、少し不思議に感じた、此処に来る前もそうだったが、何で『自分の名前を知っている』のだ? まず名乗った事も無いのに……だが、自分は道中襲われた身、霊夢や文、紫が動くだろう、そう思いながら時間稼ぎをする事にした。
「幻想郷最強の巫女、博麗霊夢に幻想郷最強の妖怪、八雲紫、二人が手を組んで自分を助けに来たらどうなるんだろうなぁ? 三人共木っ端微塵かもな?」
そう言う自分だが、早苗と言った少女はとんでもない事を言った。
「あら? 諏訪子様は神様です、更に貴方に冷水をかけた存在である神奈子様も神様なのです、そして私は巫女──たかが妖怪、神様二柱で充分ですし、巫女相手には巫女相手の方が良いでしょう?」
はぇっ? 神様二柱に対し、巫女が一人? それなら勝ち目が無い……? 自分はそう思いながら戦意喪失する──僕は一体どうなってしまうのか、それは二柱と一人の巫女の手にかかっている──
因みにかお君が縛られている場所は守矢神社の縁側という設定です。
- Re: 東方おねショタ郷 ( No.122 )
- 日時: 2017/01/22 11:08
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: 7PvwHkUC)
>>121
そうですか。楽しみにしていますね。適度に。
前戯のほうが好き、ですか。経験豊富に聞こえますねぇ……実際の所、前戯がないと気持ち良い前に痛いんですよねぇ。
良いですよ? 引くかどうかは、その後です。
かお君、口が悪いですね。少し自分の中の彼の口調、マイルドすぎるのかな?
さて、ここから少し、かお君救出組の動向を書くべきですかねぇ……個人的には霊夢、かおを迎えに来るも、寺子屋に彼がいない! 慧音先生に「咲夜とフランと一緒に歩いてるのを見た」と聞き、紅魔館へ……しかし、いない。消息が途絶えて紋々しているところ、レミリア辺りが「暇つぶしに手伝ってやる」と言う。それにフランあたりも「自分の責任で」みたいになって便乗。そんな所に、守矢神社でかお君を発見した文が、1人では救出困難と見て霊夢を探していて紅魔館に来る……アリスやはたてなども呼んでかお奪還部隊ができる、みたいな流れかな。10レス近くかかりそうだ。
ということで、場面変換OKですかね? 駄目なら、このレスの話を消して、変更させて再upさせてもらいますので、返答お願いします。
――――――――
夕方の5時過ぎ。疲れた足取りで赤白の巫女は寺子屋へと足を運ぶ。当然ながら身内であるかおの迎えに来たのだ。今日は思わぬ大物と戦うことになり、体が痛いし倦怠感もあるが、放っておくとすぐに問題に巻き混まれる節のある彼を思い出すと、居ても立ってもいられない霊夢である。この幻想郷だ。人里以外の道を歩いていれば、人の遺体にあたることもそう珍しいことでもない(勿論多くはないが)そんな場所で、勝手の分らない身内を1人にさせるのはやはり間違っていると最近思い知る。
「男の子だからって、プライドを尊重して放任してたけど、やっぱり知識もない奴を1人にしておくのも理不尽よね」
偉く長い独り言を言いながら、寺子屋内をなれた足取りで歩く。実のところここを卒業してから、寺子屋の東塔(かおのクラスのあるほう――霊夢がたまに慧音や他先生に会うために通う教員室は西塔にある)に足を運べるのは久しぶりなのだが覚えているものだ。ところどころ老朽化の波が見える様相に目を細めながら、「お金もたまってきたし、少しくらい寄付しようかしら」などと1人ゴチ、かおのいる――はずの――教室で立ち止まる。そして、メイドとは違う荒い手つきのノック。
「可笑しいな。何回ならしても返事の1つもない」
彼女は失念している。いや、すっかり言ったつもりで居るのだ。自分が来るまで教室にいなさい、と。それを言い忘れたことに気づきはっと息を呑む。そして勢い良く扉を開き教室内を見回す。当然ながらフランたちとすでに外に出たかおはそこにはいない。しばし唖然とする霊夢だが、すぐに行動に出る。まずは教員室に行って、担当教師である慧音に話を聞こう。疲れている体に鞭をうち、霊夢は符を使い瞬間移動した。そして教室へと入り、「霊夢、久しぶりじゃないか」などという多数の教師の声に適度に相槌を打ちながら慧音の元へ。
「むっ、霊夢? どうした?」
神妙な顔をする霊夢に、慧音はつとめて冷静に問う。
「かおがいないの……どこに行ったか、知ってる!?」
「……フランドールと咲夜と一緒に歩くかおを見た、というのを30分ほど前まで居たルナサ嬢から聞いたぞ。紅魔館のほうまで行くような会話をしていたそうだ」
直球な霊夢の問い。慧音は少し黙考し情報を整理してから、知っている情報を霊夢に知らせる。大体は察しがつく。目の前のマイペースなわりに気が短くて勘のいい彼女は、すっかりかおが自分の行動を汲み取り、待っているものだと思っていたらしいのではないか。
「ありがとう、紅魔館ね!」
そういうとすぐさま霊夢は踵を返して寺子屋を後にした。
「相変わらず、人の話を最後まで聞かない奴だ……」
「あれでも、昔よりは随分落ち着きが出たと思いますがねぇ?」
呆然とつぶやく慧音に横に居た男性教師が相槌を打つ。正直、30分という時間の間があるのだ。行き違いになる可能性もなくはない、と指摘しようとしたのだが――
「……まぁ、彼も今日からうちの生徒だ、無事に見つかってくれることを願うか」
――――――――
OKなら、次は紅魔館到着からお願いします。
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