大人オリジナル小説

だって、だって、だって、
日時: 2011/01/03 23:08
名前: らり

みなさん、こんにちは。
らりと申します。
今回は、社会問題系、初です!!

 がんばってかくので、応援お願いします^^

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Re: だって、だって、だって、 ( No.12 )
日時: 2011/01/05 23:43
名前: らり

『今、すごく悲しい事件に向かい合っています。もしかしたら、もうテレビで見たかな?
今私が向かい合っているのは、強姦の事件です。まだ中学生や高校生の女の子が被害にあったのよ!被害者のことを思うとすごく悔しいの。
 この事件の犯人を、私は絶対に許さない。この手で捕まえるわ。だから、応援してて』

 最近、ずっとこの「悲しい事件」について書かれている。
それほど、悔しいのだろう。

 ある日、佐々木さんからいつもと変わった手紙が届いた。
『今まで、私はずっと「がんばれ」っていう言葉を使わなかった。(もしかして気がついていたかな?)
 それで、その理由について教えておこうかな、と思ったの。簡単なことなんだ。秋ちゃんは、もう十分がんばっているから。こんなに頑張っている人に、「がんばれ」なんていえないでしょう?』

 そんな言葉が、いつものように丁寧な文字でつづられていた。
その日の手紙は、本当に不思議な内容だった。

 最後は、こんな風に書かれていた。
『これから、本当に大変な時期に入ります。本当に申し訳ないけど、しばらく文通はお休みさせてくださいね。ごめんなさい。
 私は、どうしても、どうしても女の子たちを酷い目にあわせた犯人をこの手で捕まえてやりたい。そう、強く思っているの。
 それでね、もう少し頑張れば捕まえる事が出来そうなんだ!だから、すぐに捕まえる。私が犯人を無事に逮捕できたら、また文通しようね。
 それまでは、しっかりテレビとか新聞とかのニュースをチェックしていてください^^
 大丈夫、すぐに文通を再会しよう。私、秋ちゃんの手紙を読むのが凄く楽しいんだ。だからこそ、今は仕事に集中するね。とりあえず、今までありがとう。またすぐに文通しようね。
 それじゃあ、お互いに頑張ろう』

その手紙が、最初で最後の「がんばろう」だった。
 

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