大人オリジナル小説

だって、だって、だって、
日時: 2011/01/03 23:08
名前: らり

みなさん、こんにちは。
らりと申します。
今回は、社会問題系、初です!!

 がんばってかくので、応援お願いします^^

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Re: だって、だって、だって、 ( No.1 )
日時: 2011/01/03 23:16
名前: らり

   プロローグ

「どうしてあんたはいっつもそうなの!?」
「だって、」
いいかけたあたしを、お母さんはさえぎる。
「だってじゃないでしょう!そうやって、だって、だって、って!いい加減にしなさい」
「だって、」

はじまりは、ささいなこと。
 ついさっき、あたしはお皿を割ってしまった。
 お母さんのお手伝いがしたかったのに。
 けど、すぐに素直に謝る事が出来なかった。
 ただ、お母さんに喜んでほしかっただけなのに。

「謝ればいいのよ!」
乱暴にはき捨てて、お母さんはあたしをぶった。
ぱちん、という音がして、頬に痛みを感じた。

お母さん。どうして?
昔はちゃんと、あたしの話聞いてくれたのに。
昔はあたしのこと、こんなふうにぶったりしなかったのに。


 あたしは、話すのが苦手なの。
だって、だれかに謝るって難しい。
素直な気持ちを伝えるって、すごく難しい。
 あたしには、それがどうしても出来ないの。

お母さん、あたしはただ、お母さんの喜ぶ顔が見たいんだよ。
 

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