大人オリジナル小説
- 明日の自分
- 日時: 2011/05/14 09:59
- 名前: ユカ
- 参照: http://www.raitonoveru.jp/howto/c1.html#06
こんばんわ。
少しづつ書いていきますので更新はあんまり早くないかもしれないけど応援してくれればうれしいです☆
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- Re: 明日の自分 ( No.64 )
- 日時: 2011/06/06 22:49
- 名前: ユカ
- 参照: http://blog.livedoor.jp/goromai/archives/2703882.html
【第16話】
「じゃあ、いただきます。」
「いただきます。」
「めしあがれ。」
神谷と裕也君が私が作った朝食に手をつけた。
そして、数秒後・・・
「・・・・うっ・・・ごほっ・・・!」
神谷のうめき声が聞こえた・・
「神谷、大丈夫?私、料理苦手だから・・」
「いやっ、これはこれで・・・個性的。」
「そんなお世辞言わなくていいからっ、ほら、作り直すから!」
「う・・ん・・・。」
「ほらっ、裕也君も!」
「ごちそうさま。」
「えっ」
彼が使っていた皿の中はおかずひとつも、残っていなった。
―――――――――――全部食べた!?
私のけだもの料理を間食したなんて・・・
神谷はトイレに行きそうになったってくらいなのに・・・
裕也君、
あなたの腹の中どうなってんの??
そうこう思っているうちに裕也君は玄関へGO
(みおくらなくちゃ、)
「いってらっしゃい、裕也。」
「先生も付き合うことにしたんだ?」
「だれと?」
「こんな、茶番にだよっ!」
――――――――茶番って擬似家族のこと?
「なによそれ、、私たちはまじめにやってるんだよ。それに茶番なんて・・・ 元はといえばだれのせいでこんなのやってると思ってんの!?」
バンッッ
彼が壁を足でけった鈍い音が部屋全体に響き渡る
「何被害者ぶってんだよっ」
彼の表情が一瞬にして変わった。
さっきまで少年の顔だったのに、今はまるで獣のようで・・
背筋がぞっとした。
怖い・・・
「俺はぶっ壊れてんだよ。」
ぶっ壊れてる?
「ぶっ壊れたやつにこんな茶番が通じるか?」
バタンッ
「ちょっ、待っ・・」
手遅れ
もうドアの向こうの世界へ
彼はドアの向こうへ出て行った
意味深な言葉を残して・・
『オレハブッコワレテンダヨ』
この言葉も、彼の闇の一つなのだろうか?
《つづく》
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