大人オリジナル小説

明日の自分  
日時: 2011/05/14 09:59
名前: ユカ
参照: http://www.raitonoveru.jp/howto/c1.html#06

こんばんわ。
少しづつ書いていきますので更新はあんまり早くないかもしれないけど応援してくれればうれしいです☆

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Re: 明日の自分   ( No.75 )
日時: 2011/07/06 19:15
名前: ユカ
参照: http://blog.livedoor.jp/goromai/archives/2703882.html

【第22話】


「おーい!こっちこっち」

おおげさにこちらに手を振る神谷先輩・・


「どうぞ。乗ってください」

「ああ、わりいな」


先輩の柑橘系のにおいが車内に広がった。

いいにおい。


「えっと、どこに行けば・・?」

「あー、確かここ。ここを右折して・・」

カーナビを指差しながら説明する先輩。
なんだろう、先輩とこんなに近くにいるのって初めてだから落ち着かない。

この思いが先輩に気づかれたらどうしようって心底思う・・
はっきりした答えを知るのが怖い。

・・・

「じゃあ、ここに向かって走って」

「・・・あっ はい!」

やばい、ボーっとしてた。









どれくらい走ったんだろう。
もうすぐ着く。

着いちゃう。
もっと一緒にいたいのに・・

それに、森野先輩に会うことになりそうだし。
やだなー

あーイライラしてきた。
そのイライラの勢いも一押しして前から気になっていた事を自分は聞いた。


「先輩彼女いますか?」


まるでつぶやいたように言った言葉。
言ってしまったあとにハッとなる。
少しばかりの後悔。
ううん、大幅な後悔。


「いない」


はっきりとした言葉が響いた。
ある意味衝撃的な出来事だった。

・・意外だった。
モテモテのあの先輩の事だから彼女いるんじゃないかと思ってた。
案外人は雰囲気に寄らないのかも。

「えー!いないんですか。意外です!!」

「ははっ 意外かぁ」


その後は話がどんどん弾んで、楽しかった。
何を話したのかは忘れてしまってけれど。

とっても楽しい時間だった。


「ここに住んでるんですか〜」

「一時的にだけどね」

ああ、カウンセリングのやつね

「じゃあ、いくから。送ってくれてありがとう」

「いえいえ。それじゃあ・・」

ガチャっ

不意にドアが開いた

先輩が開けたんじゃない

ドアの開いた隙間に見覚えのある人影が見えた

こげ茶の少し長い髪にちょっと背の小さい小柄な体型

しってる、私はこの人を知ってる



好きになれない人・・

                           《つづく》

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