大人オリジナル小説
- 明日の自分
- 日時: 2011/05/14 09:59
- 名前: ユカ
- 参照: http://www.raitonoveru.jp/howto/c1.html#06
こんばんわ。
少しづつ書いていきますので更新はあんまり早くないかもしれないけど応援してくれればうれしいです☆
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- Re: 明日の自分 (イメージソングを発表しました) ( No.45 )
- 日時: 2011/05/07 23:28
- 名前: ユカ
【第9話】
「よぉ、森野。どうかした?」
同僚の神谷が話しかけてきた。
「特になにも・・・」
デスクにつっぷしながら返事をする自分。
こんな会話は意外と多い。
私は少年院から帰ってくると、いつもこんな状態になる。
なぜか体から力が抜けるのだ、脱力って言うやつかな?
「俺、仕事でよく少年院行くけどそんなに疲れないぜ?」
・・・・・・あんたが体力ありすぎなんだよ。
「体力ありすぎだよ・・・」
「てか、体力って関係あるか?とりあえずコーヒー入れるよ、疲れたときは結構効くし。」
――――――コポコポコポ
神谷、やさしいな、
その気遣い、心にしみるよ
少年院帰りだと余計にね・・
心にしみるよ・・・・
「はい、どうぞ。」
コーヒーのいいにおいがここちいい
「ありがとう。」
ゴクッ
おいしい、疲れた体にしみる。
そうだ、前から気になってた事聞いてみよ。
「ねぇ、神谷って彼女いるでしょ?」
だって気が利くし、なんだかんだいって同僚の女子たちにも結構人気だし・・・
「まさか、今はいないよ。」
「・・・なんか意外。てか、同僚の女子たちからも結構人気あるんだよ、神谷って。」
「ふーん、別にそんなのどうだっていいや、俺好きな人いるし・・・」
神谷のほおが少し桃色になった。
意外と顔にでやすいんだね。
「えっ、だれ?好きな人って?教えて!」
「誰が教えるか!ばか。」
「あ〜嘘、冗談だから、ハハハハハ・・・」
そんな本気にならなくてもいいのに(笑
コーヒーのほのかな甘さが体にしみた。
《つづく》
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