大人オリジナル小説

僕と君  ほのぼのBL
日時: 2017/07/27 13:12
名前: さくや

初めまして!さくやといいます!
腐女子です。オリジナル小説を書くのは初めてですので、暖かい目でみてください。0v0/
よろしくお願いします!!

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Re: 僕と君  ほのぼのBL ( No.6 )
日時: 2017/11/22 19:31
名前: さくや

ハルカside
...................

ふわぁ。まだまだ眠い。
太郎が起こしてくれなかったら今日は本当に
ヤバかった。体も何かだるいし......
休みたいけど太郎が生徒会入る事担当の先生に
早めに報告したいから今日職員室行くって言ってた
から.......
あー制服どこだー?ハンガーはあるのに肝心
の制服がない。

ズルッ

ドテッ

「イッター!」
痛い。何かに躓いてハンガーを掛けてあった
壁に顔面をぶつけた。....制服じゃん.......
僕の躓いた何かは「制服」だった
どうやらハンガーから落ちてしまったんだろう
真下に落ちていた制服に気づかず
ずっこけてしまった。この部屋に太郎が居なくてよかった
笑われるだろうし、姉達にこのことを
告げてしまうだろう.......
「恥ずかしい」
早く着替えて下に降りよう。
学校指定の制服は男子はネクタイ、女子はスカーフと
分けられてあり結構人気の高い
制服だった
「よし」
スクールバッグに今日の授業で使う
教科書を全て入れた事を確認して部屋から
出る。
最近は置き勉していい教科が多くて助かる
一年の時の学年主任が厳しかったんだ!
「おーハルカ。遅いぞー!」
いつの間にかリビングに着いていた
ダイニングテーブルで太郎が
牛乳を飲んでいる
「ごめん。眠くてボーってしてた」
「いや、いつも僕が起こしてやってるだろって怒っていいとこ!」
ニコッと爽やか笑顔で笑い掛けてくれる
体のだるさも少し和らいだ......気がする
「ハールカ!オッハヨー!朝ごはん早く食べちゃってねー★」
ビクッ
キッチンからした長女の姉、夏樹のハイテンションな声に
驚く
「夏ちゃん、おはよう。でも朝ごはんいいや」
「あらー!とうしたの?無理して食べなくても良いけど、少しは食べて欲しいなぁ」
「じゃ、俺が口移ししたあげよっかー?」
「な!ば、ば....ばっかじゃないの!?」
元から熱かった体がもっと熱くなった気がする
「たろちゃん、良いわね!...って言いたい所だけど具合悪いんだったら大変だから」
「具合悪い訳じゃないんだけど。今日一時間目調理実習なんだ。」
「ふーん、具合悪く無いならいいけど、昨日の内にいッといてよ?たろちゃん
これ食べれる?」
「全然平気ッす!」
「ごめん、太郎。ありがとう」
バクバク勢いよく僕の朝ごはんを食べてくれる。
「ハルカ、お弁当★どうぞー」
夏ちゃんがお弁当を渡してくれる
「たろちゃんお弁当、置いとくよ♪」
「ありやひょうー!」
ありがとう、と伝えたいのだろうが口の中は
料理でいっぱいなのでよくわからない
「ごちそーさま!夏ちゃんめちゃ旨かった!ハルカ、そろそろ出ねーとヤバい!」
「ほ、本当だ!」
二人で玄関にダッシュ!
「「いってきまーす!」」
「いってらっしゃい!やっぱり仲良しねぇ腐腐ッネタが沸き上がってくるぅ!」
夏ちゃんが最後らへん何か言っていたけど太郎が急いで
ドアを閉めたので聞こえなかった
しばらく参考書を読んで歩いていると
「なぁハルカ、俺たち同じクラスだよな?」
「うん。それがどうした?あ、課題プリントしてないの?写していいけど?」
「ありがとう!、ってそうなんだけど、その事を言いたかった訳じゃねぇ。
 今日、一時間目なに?」
「確か、数学じゃ」
「ふーん?数学で調理実習するの?おかしくなーい?」
あ!そ、そういうことか!やっぱり太郎はなんでも僕の事が
わかってしまう。でも
「数学だってこと、さっき思い出したんだ!いやーお腹減っちゃうなぁ」
「嘘付け!雪みたいに綺麗な白肌が具合悪そうな色になってる!それにハルカは、なぁ、何  て言わない!口調が変わってんのはお前の嘘ついてるときのくせ!」
「なにそれ?なんか怖い!」
自覚のないことをバーッと言われて怖いと感じるのは当たり前だ
「とにかく、具合悪いんなら言えっ!」
「具合なんて、悪くない!!!」
「お前、本当強情だ!」
「強情じゃないし、お前じゃない、ハルカだ!」
「そんなことどうでもいいだろ!」
「よくない!」
「いい!」
「よくない!」
「いい!」
「___!」
「____!」
と、下らない口喧嘩をしている間に学校に着いてしまい
気まずい空気に耐えられなくなった太郎が他の友達の方へ行ってしまった
何だろう、喧嘩なんてよくする事でいつも途中で太郎が謝るか止めてくれるのに
今回は、全く譲らずに最終的には逃げてしまった
ものすごく寂しい
何時も邪魔なくらいベトベトしてくるのに隣に居ないと心配で心細くて
何故か涙が出そう
具合が悪いから、だるさと寂しさ、哀しさ、不安が全部僕に
のしかかってくる
力を緩めたら涙が出そうで恥ずかしい
「南だ。......だって。おれ襲うかもーww」
ビクッ
何時もの事だ
襲うとかヤバいとか皆、僕に聞こえないようにヒソヒソと悪口を言う
僕がクラスに入ると教室は一斉に僕に注目してくる
そしてしばらくするとまた賑わい始まる
こんなこと毎日のことなのに、太郎がいないから
不安に感じてしまう
前みたいにクラスに一人のとこを押さえつけられたりしたら...
あのときだって太郎がきてくんなかったら僕は殴られたりしてただろう
自分の机についた自分の手が震えている
怖いよ、太郎助けて。
そのまま机に崩れるよう、涙が溢れた顔を隠すように、突っ伏した。
_________続く

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