大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【BL】プロセカで色々
- 日時: 2022/01/13 21:17
- 名前: 薫
初めてここを使わせて頂きます、秋葉(あきは)と申します。
主にプロセカ、自分の好きな版権でBLを書いていこうと思います。
R指定の他、色々なバース設定や年齢操作等も入る事になるかと思いますので、キャラ崩壊やそういった物が我慢ならないという方は、閲覧をお控え下さいませ。
【作品】
<プロセカ>
天馬司×神代類『甘い薬で喰らう罠』>>14-20
神代類×天馬司『人の熱に当てられて』>>26-31
『恋して触れて、その後は』>>40-47 ※成人パロ、飲酒シーンあり
『クズはクズ同士』>>48-56 ※未成年喫煙描写あり
青柳冬弥×東雲彰人『共犯』>>21-25
『不安と切望』>>32-39
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- Re: 【BL・GL】おそ松さん、プロセカ等 ( No.19 )
- 日時: 2021/07/24 21:58
- 名前: 薫
天馬司×神代類
『甘い薬で喰らう罠』6
一度中に出してしまったら、もう駄目だった。類がどれだけ果てている途中でも、自分がどれだけ果てても、留まる所を知らず相手の身体の調子も省みずに腰を動かし続けた。身体の熱を外に出す為に快感に溺れ続けた。
類は相変わらず俺の名前ばかり呼びながら、気持ち良いを繰り返す。そして時折意識が飛ぶ寸前低い喘ぎ声になり、俺がまた荒く前立腺を突いてやれば高い声へと変わっていく。
「類、るいッ…俺は、どうしたら良いんだ…?何度出しても、お前の所為で全然身体が治まらない…ッ」
「ぁ"は、はッ…じゃあ司君、気が済むまで沢山、ッしようじゃないか…僕もまだ足りないんだ、ッ、責任位取るさ…」
そうしてどれ位しただろうか。腰が怠くなって来て、何を考えているかが漸く自分で判断出来た頃。ベッドにいつ移動したのかも定かではないが、気付けば綺麗なシーツの上、類の身体には俺が付けただろう歯型とキスマークが点々としている。俺の方も背中に少し痛みを感じ、類に抱きつかれている感覚でこいつの爪痕なのだと察した。
声を掛けようと身体を動かした所で、類の腕が重力のままにだらりと落ちる。顔を覗き込むと、気絶したまま眠ってしまったようだった。
沢山出してしまった自分の液を類の中から掻き出し、寝ている家族を起こさないように、最低限の服を着て持って来ていたタオルを水で濡らしに行く。戻って来ると、やはりすやすやと寝息を立てて、涙で真っ赤に腫れた目を綺麗に閉じて眠っていた。
慎重に濡らしたタオルで身体を拭き、後処理を済ませる。まだ治まっていなかったらどうしようと思いモノを確認するが、両方共流石に絞り切ってくたりと小さくなっている。
「はあ……凄かったな、今日は…本当に………」
俺は終わった安堵と言いようのない疲労感で、そのまま類の隣に寝転び眠りについた。
続く
- Re: 【BL・GL】おそ松さん、プロセカ等 ( No.20 )
- 日時: 2021/07/24 22:46
- 名前: 薫
天馬司×神代類
『甘い薬で喰らう罠』7
鳥が囀りよく晴れた、翌日の綺麗な朝。事前にかけておいた携帯のアラームで目が覚めた。
目が覚めた、などと言っても、実際に目が開いている訳ではない。身体中が怠くて動くのも億劫で仕方がなかったので、当てずっぽうで音の鳴る方に手をやって無理矢理止めた。
暫くボーッとしていたが良い加減このままでは寝てしまうと思い、せーの、と心の中で勢いをつけながら目を開く。と、視界いっぱいに類の顔が広がっていた。
「…ふふっ、司君、随分寝起きが悪いようだね。何度目だい?アラームの音を聞くのは」
「普段はもっとちゃんと起きられるぞ…俺はまだ一回目だ」
「そうかい、僕は五回目だよ」
そう言われて携帯を見る。今日は土曜日で何も予定はないけれど、休みの日でも生活のリズムは崩したくなくて十分おきに掛けていた。それが五回目。つまり一時間近くの寝坊だ。
何があっても良いようにと掛けておいただけのアラームを、しっかりと役立ててしまった。この調子では、もし携帯が鳴らなかったらいつまで眠っていたか分からない。
「おはよう、類。すまなかったな」
「うん、おはよう。大丈夫さ、僕は司君の目覚ましが鳴る前から起きていたから」
「いや、ッあの、そうじゃなくてだな…」
何と言えば良いか途端に分からなくなって口籠る。気不味く感じている俺を他所に、類が軽く口を開いた。
「ああ!昨日の媚薬の件だね、それも大丈夫だよ。身体中に痕が残るのも、身体に余韻があるのも、君のものだというのが実感出来て良いじゃないか」
幸せそうにそんな事を言われ、此方も嬉しくなって抱き締めた。そして首筋に吸い付き、痕がまたくっきりと残った事を確認して愛おしく見つめる。
「こらこら司君、流石に今すぐ続きは厳しいよ?」
「いや、それは構わない。正直俺も無理だしな…そうじゃなくて昨日の痕、あまり付けた事を覚えていないんだ。だからちゃんと記憶のある今、残しておきたくてな」
つうっと付けた痕を撫で、キスをしようとした瞬間。全てアラームは止めた筈の俺の携帯がまた鳴った。どうやら先程碌に見ずに携帯を触った所為で、止めたと思っていたアラームはスヌーズに切り替わっていたようだ。
今度はきちんと止め類の方に向き直ると、既に出掛ける支度を始めていた。
「司君、朝ご飯が何も用意出来ていないんだけれど、コンビニなんて嫌かい?」
「……いや…全然嫌じゃない…」
寝起きの幸せなキスをしたかった、なんて考えながら渋々と洗面台を借りて顔を洗い、類の部屋に戻って髪を梳かし俺も服を着る。シャツのボタンを閉め終わると、とうに準備の済んだ類が近付いて来て唇を付ける。
「何をそんなに残念に感じているんだい?キス位幾らだってしてあげるさ!ほら、後はズボンだけだろう?下で靴を履いて待っているからね」
これだから、俺の恋人は敵わない。
どうせこいつから離れられないのなら、一生かけて仕返しに罠に嵌めてやろう。
その為に、ずっとこんな幸せを続けてみせる、なんて考えながら、顔が赤くなるのを何とか隠して類の後を追いかけた。
- Re: 【BL・GL】おそ松さん、プロセカ等 ( No.21 )
- 日時: 2021/12/11 10:13
- 名前: 秋葉(薫)
青柳冬弥×東雲彰人
『共犯』
新しい装置を試す為、少し広めの、周りに誰も居ない所を探して学校の中を歩き回る。類、と呼ぶよく響く声には待っててくれとだけ伝えて、生徒も先生も殆ど来る事のない、校内一番端にある空き教室の前に来たのだけれど。
何か話し声のような物が聞こえ、初めは生徒の談笑のように思えたので教室を使っても良いか直接確認しようとした。しかし次に荒げた声が教室の外に少しだけ響き、開けかけた扉から手を離して思わず身を潜める。
静かに、ほんの少し開いた扉の隙間から、何が起こっているのか確認する。もし喧嘩なら、誰かが止めに入らなければならない。
そんな事を想定しただけで、まさか、それを見るつもりはなかったのに。
教室内にはオレンジ色の髪の毛と、薄青と紺色の髪の毛、見慣れた人物が二人。その見慣れた人物の口からは、普段の様子からは到底想像出来ない、聞き慣れない声と吐息が出ていて。
これ以上人のまぐわいを見るのも失礼だし、問題が起こっているのではなくて良かった、此処を使うのは諦めてそろそろ戻ろう、と、そんな事を考えて立ち上がり、踵を返して歩みを進める。すると遠目から何をしているんだ、と今度こそ聞き慣れた声が一つ。待たずに追いかけて来ていたらしい僕達の座長が、ぱたぱたと小走りで近付いて来ていた。
そのまま自分の唇に人差し指を当てて静かにするように示す。頭にクエスチョンマークを浮かべながらも素直に従う司君に、戻ろうか、と一言、少し強引に背中を押す。
廊下に二人分の足音が響く中、司君が訝しげに僕を見つめていた。
「…類、どうしたんだ?さっきから、何だか顔が赤いようにも見えるが…風邪でもひいたんじゃないだろうな」
余計な心配をさせてしまった事に多少の申し訳なさを感じながら、まだ熱い顔のまま僕も口を開く。
「体調は全く悪くないよ、大丈夫。ただ、…言えないな。本人達の名誉の為にも、恐らく、君の為にも」
司君は相変わらず不思議そうに僕を見ていたがそんな事を気にする余裕もなく、あの光景がどうしようもなく頭に焼き付いて、離れなかった。
- Re: 【BL・GL】おそ松さん、プロセカ等 ( No.22 )
- 日時: 2021/12/11 19:09
- 名前: 秋葉(薫)
青柳冬弥×東雲彰人
『共犯』2
「ぁ、ッん…ぅ…」
静かな教室内、響くのは自分の籠った声と相手の吐息、小さく舌の絡む音。離したかと思えばまたすぐに噛み付くように口内を蹂躙される。飲み込みきれなかった涎が口の端から伝い、息も上手く出来ず苦しくて仕方がなくて、相手の背中をトントンと叩く。そして漸く、まともに相手の顔が見られるのだ。
「は、ッはぁ…ッ冬弥お前、窒息させる気かよ…」
すまない、と口ばかりの謝罪で、全く悪びれる様子はなかった。寧ろ此方の紅潮した頬と先程の涎の跡に、ずっと興奮しているようで。
冬弥とのこういった衝突、…正しくは、こいつ一人の衝動。は、今まで何度かあった。
それは歌った後、観客の冷めない熱気に当てられたようであったり、今日のように、暫く恋人らしい事が出来ていない上に、二人きりになれるチャンスが重なった時も。理由は様々あったが、今日はいつもより酷い。収まる気配がなく、俺のスラックスに手をかけた。
「ばッ…!おま、ッざけんなって…!!」
そのまま下着も下ろされ、思わず声を上げる。それでも動じず、露わになった陰茎に顔を近付けた。
「何だ。怒っても、勃っているじゃないか。俺はまだ、キス以上の事はしていないが」
そのまま手で扱かれる。必死に辞めろとは言うが、冬弥に触られるといつも駄目で、声を我慢しきれずに小さく喘ぐ。先走りが溢れ、次第に触られる箇所から水音が出て、それが余計に身体に熱を籠らせる。
それでも理性を手放すまいと、何とか抵抗する。
「やば、い、って、第一お前、授業はッ…?」
「俺は予習で今日の分は間に合っている。彰人も、この後は自習だろう?
…嫌なら、辞めるが。彰人はどうしたい?」
そう問う冬弥は、問う癖に、有無を言わさない雰囲気で。まるで此方の中身が全て分かっていて、辞めるという選択肢は絶対にしないだろう、なんて自信のあるような。それに性欲の混じった、熱っぽい目をしていた。
手もゆるゆるとした動きになり、あと少しで出せそうなのに、その少しの刺激が来ずにもどかしい。すると急に、パッと手を離され、何かと思い冬弥を見る。
「無意識だろうが、腰が揺れていた。あのままじゃイってしまうかもしれないからな」
そんな事を言う冬弥を目の前に、こいつはきっと欲しがるまで与えないつもりなのだ、と涙が溢れそうになる。
「なあ、彰人。"どうしたい?"」
再びの問いと共に熱い息が、とろとろの俺のモノにかかる。
一言言えば、きっといっぱいになるまで与えてくれる。もう授業は始まっているだろうから冬弥も間に合わないし、俺は自習なんて寝るだけだし、だから、だから。
「ッ…欲しい、…おまえと、きもちよくなりたい……ッ」
「……漸く欲してくれたな、彰人」
心底嬉しそうな、待ち侘びたような声色と表情に、俺はそのまま、思考を溶かした。
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