大人二次小説(BLGL・二次15禁)

【BL】プロセカで色々
日時: 2022/01/13 21:17
名前: 薫

初めてここを使わせて頂きます、秋葉(あきは)と申します。
主にプロセカ、自分の好きな版権でBLを書いていこうと思います。
R指定の他、色々なバース設定や年齢操作等も入る事になるかと思いますので、キャラ崩壊やそういった物が我慢ならないという方は、閲覧をお控え下さいませ。

【作品】

<プロセカ>
天馬司×神代類『甘い薬で喰らう罠』>>14-20

神代類×天馬司『人の熱に当てられて』>>26-31
      『恋して触れて、その後は』>>40-47 ※成人パロ、飲酒シーンあり
       『クズはクズ同士』>>48-56 ※未成年喫煙描写あり

青柳冬弥×東雲彰人『共犯』>>21-25
         『不安と切望』>>32-39

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13



Re: 【BL・GL】おそ松さん、プロセカ等 ( No.55 )
日時: 2022/01/09 23:44
名前: 秋葉

神代類×天馬司
『クズはクズ同士』 8



また荒い抜き差しが繰り返され、自分の胸元と同じ傷を、次は類の背中に付けてしまう。だが今の彼にはそれすら興奮の材料になっているようで、爪を立てる度にあ、と上擦った声が耳を犯した。
能動的、というよりは、理性の飛んだ中身を覗かれているだけのような気もするが。それでも、人に欲しいと懇願したり、自分から何かを仕掛けるのも、本質を曝け出すのも、これまで経験して来なかった事だ。だからこそ快楽に潰されそうになりながらも一つ、後ろ向きな考えが、本能としてじわりと頭の中を埋めていく。

「やだ、るい、ッ嫌わな、で…」

突然口から零れ出て行くか細いその言葉に、動きを止めて少し離れ、心配そうに顔を見られる。類を抱き締めていた腕は拠り所を無くし、代わりにぼろぼろと落ちていく涙を隠す為に自分の顔を覆った。
つい先程までねえ、とか言って、とか散々催促していた癖に、今になって何も言わず、様子を見ながら、俺が口を開くのをじっと待っているようだった。

「いつもはこんなんじゃない、こんな、淫乱みたいなの、…っしらない…幻滅、しないでくれ…ッ」

しゃくり上げそうになるのを堪えながらどうにか紡ぐ。すると類は、何度も聴いたあの安心する声でふ、と笑いながら背中を支えて寄せ、俺を上に座らせるような体勢を取った。重力のまま腰がすとんと落ち、最奥がごりゅ、と強い刺激を受ける。それにまたがくがくと脚を震わせるが、子供を落ち着かせるように優しく背中をさする手に、最中とは別のあたたかさがじんと胸に込み上げた。

「大丈夫、大丈夫だから…ね、僕が嫌がったり、幻滅したりしているように、君には見えているのかい?」

「見え、ない…」

「うん。それじゃあ、君の捉えている通りだよ。何も気にしなくて良いんだ。…ただ享受してくれれば、それだけで」

尻たぶをぐっと持ち上げ、また力を抜いて落とした。内壁を擦って中に入り込み、ぐぽ、と人体から聞こえてはいけないような音がして、頭が痺れる。漸く出来るようになった苦しくない呼吸の仕方を、暴力的なまでの気持ち良さにまた忘れそうになって、ひゅ、と喉が鳴った。
享受なんて、到底出来ない。受け入れる事がままならない。なのに類はずっとずっと、奥にぶつけ続ける。此方が何度果てても止まらない。高く甘ったるい響きが二人分、教室の中に充満した。

「は、ッぁ゛、…つかさく、っつかさくん、きもちいい…ッ」

「や゛、だめ、るいっだめこわれ…ッやだぁあ゛…!!」

「だからだめじゃな、って…っほら、前、自分でさわって」

合間に手を掴まれ、自分の局部へと当てがわれる。どくどくと脈を打つそれはいつもよりも膨らんで、空の頭で言われるがままに触ると、ぐち、という音と共に上下する手を簡単に汚した。
ここに触れるのは、今日はこれが最初だ。とは言え慣れた刺激な筈なのに、後孔のそれと合わさり何倍にも膨れ上がる。

「これ、ッこれ、きもちい…っまた、いく、ッう゛、んぁ゛あっ…!」

自分で触っている筈なのに、自分じゃない何かに操られているような錯覚さえ起こす。どろりと指の間を流れる白濁を見ても尚、身体の奥底に溜まる熱は出て行ってはくれなかった。
ふいに類が、駄目、もたない、と小さく呟く。そして此方の体を倒し正常位に戻ると、再び激しく、貫くような律動が始まった。驚いた反動で局部からは手が離れたが、次は類の右手が伸びてくる。左手は腰をがっしりと掴み固定するので、逃げる事も出来ずただびくびくと身体を捩り、震わせるばかりだ。

「待っ、つよい、ッるい、ぅあ゛ッ…、るい、っるいまた、でちゃ…ッ!!」

「つかさ、くんッ…おれももうイきたい、っいく、…ッぁ゛…はッ…」

急ぐようにずるりと抜かれた類のそれから出る白濁で、下腹部の辺りがじんわりと温まる。此方も同時に類の手を汚し、受け止めきれなかったものがぼたりと落ちた。どうやら中には出さず、寸前で俺の腹の上に出す選択を取ったらしい。
少し遠くで、大丈夫かい、と言う類の声が聴こえる。言葉を返さなければ、服も着なければ、と、思いはするものの、思うだけで身体が動かない。視界がぼやけ、瞼も重くなり、そのまま意識が遠くなる。
ああ、そういえば。
類の「俺」って、久し振りに聴いた、かも。



Re: 【BL】プロセカで色々 ( No.56 )
日時: 2022/01/10 02:52
名前: 秋葉

神代類×天馬司
『クズはクズ同士』 9



「…くん、…司くん」

体をぽんぽんと軽く叩きながら名前を呼ばれて目が覚めた。寝てしまったと焦り、がばっと一気に起き上がる。が、身体の怠さと急激な腰の痛みに体勢を保てず、すぐに倒れて元の仰向けに戻った。

「無理はしちゃ駄目だ。…本当はゆっくり寝かせてあげたかったんだけれど、いつまでも此処に居る訳にもいかないから…」

ごめんね、と眉を下げる類だが、本当に謝らなければならないのは此方だった。
何も出来ず全裸のまま落ちた筈なのに、下着どころか制服まで元通りだ。あとは薄い黄色のカーディガンを羽織るだけの状態になっていて、どろついていた腹もしっかりと拭かれ、後処理が綺麗に終わっていた。
あの後全てやってくれていたのかと、少しの罪悪感に見舞われる。

「…片付け、有難うな。俺は、どの位眠っていたんだ」

「どういたしまして。そうだなあ…それでもまだ、三十分は経っていないと思うよ」

そう言われそうか、と安堵するのも束の間、また別の心配に駆られて、軋む身体をなるだけ急いで起こした。

「ッそうだ、ワンダーステージ、えむと寧々が待ってる」

「一時間位前に、えむくんが今日の練習は中止だと連絡を入れてくれていたよ」

横に出されていた携帯を取り、画面を確認する。そこには確かにえむからの通知があって、兄達と別でやらなければいけない事があるから、という旨の話が書かれていた。

「いやあ、タイミングが良かったね。君の事だ、この後も無理して練習に出ると言われそうだったから」

図星を突かれ、また何も言えなくなる。スターたるもの、日々の練習に穴を空ける訳にはいかないのだ。…まして、こんな理由では余計に。セックスで動けなくなりました、なんてあまりにも世話がない。そんなのは絶対に、何としても避けたかった。
俺が口を開かないのを確認すると、類が一本、煙草を取り出す。しかし持ったまま少しの間考えるように固まり、動いたと思えば出したそれを戻した。

「…吸わない、のか?」

「うん。窓を開けなければいけないから、君の疲れた身体に冷たい風は堪えるだろうしね。…それとも、一本付き合ってくれるのかい?」

「俺は吸わん」

「そうだろうね」

悪戯っぽく言ってからポケットに煙草を押し込む。そしてくるりと此方に向き直り、真っ直ぐ目を見つめて口を開いた。

「それで司くん、僕達は恋人、で良いんだよね」

「…ああ。しかし、どうしてこんなに馬鹿げた要求を呑んだんだ」

「僕は君に出会ってから、確かに君に依存している。君と一生居られるかと訊かれたら、喜んで頷ける位には、ね」

傍に移動し、優しくぎゅっと抱き締められる。身体中触られたばかりなのに、今更こんな事で、何かぴり、と緊張が走った。遠慮がちに、恐る恐る抱き締め返すと、耳元で穏やかにくすりと笑う。

「恋愛感情だって、ある種依存や執着と変わらない。だから、僕にとっては願ってもない申し出だったんだよ」

そう言う彼の表情は横にある為見えなかった。静かに、でもしっかりと重く響く優しいその声に、あれ程理解が出来なかった感情が、漸く形を成して、自分を潰しに来た気がした。瞬間、じっとしていられない程の焦燥感のような物が襲い来る。それに駆り立てられるように、堪らず類の無防備な首筋に顔を埋めて吸い付いた。

「ッ、司くん…?なに、どうしたんだい」

言葉も返せないまま、ちゅ、ちゅ、と唇を鳴らす。しかし望んでいるものは、中々そこに表れてくれない。すると類が背中をさすりながら、慎重なように名前を呼んだ。

「少し唇で食むようにして、…そう。そのまま、自分が思うより強く長めに吸ってごらん。痛くない、から」

言う通りにしてみると赤黒く残る痕がつく。それを見て、焦燥は少し落ち着いた。

「なあ、類…これが、俺のずっと知りたかった感情なのか…?」

「…それは、このキスマークの事かな」

「ああ…いや、これじゃなくても良かったのかもしれないが。何とかして自分を相手に残したいと思うのは、恋、なのか、?」

此方の投げた問いに、ふむ、と少し考えるように唸る。しかし答えが出なかったらしい。分からないな、と言われてしまったが、その後でも、と言葉を繋げた。

「自分が納得出来る形をゆっくり探していけば良いじゃないか。先延ばしにした所で、時間はまだまだあるんだし、さ」

何だか類らしい答えに、少しだけ泣きそうに震えた声でそうだな、と返して胸元に頭を擦り寄せる。そして相手の名前を一つ呼んで、帰ろう、とゆっくりと立ち上がり、カーディガンを羽織った。


Re: 【BL】プロセカで色々 ( No.57 )
日時: 2022/01/10 17:08
名前: 秋葉

*ご挨拶と諸々。

中の人が出て来るのは初めてですね。
名前も最初と変えていました、秋葉と申します。pixivでも同じ名前で、ここで上げている物を少し手直しして投稿しています。

書く度なんか長くなってるなァとは思っていたんですけれど、今回で一気に跳ね上がりましたね。
pixivで投稿する時に文字数が出て来るんですが、今までのものは精々9000字行かない位だったのに対し今回のものは手直しもあったとはいえ約15000字。どうしちゃったのよ。
書きたい事を詰め込みすぎました。片手間に、数日に分けて読んで貰うのが良いかなの気持ちです。

秋葉の生態(?)につきまして、普段からプロセカに狂っていて、主に男の子4人を中心に色々書いたり描いたりしています。冬彰は固定気味ですが、彰冬も見るのは大好きですし、類君と司君は左右非固定で美味しく頂けるタイプです。絵も文章も下手くそではありますが、供給が来た時に外に出さないとどうにかなりそうなので、駆られるように創作して取り敢えず落ち着かせています。いや嘘、落ち着きませんけれど。

バース創作やアホエロ、他にも色々、書きたい物はまだまだ沢山あるので、良ければこれからもお付き合い下さい。

Re: 【BL】プロセカで色々 ( No.58 )
日時: 2022/01/14 07:20
名前: 秋葉

青柳冬弥×東雲彰人
『不器用な庇護欲』※Dom/Subユニバース




人間に備わる、二つの性別。
男女の他、Dom、Sub、Switch、Neutralと、四種のダイナミクス性。支配する者、それに従順な者、両方を併せ持つ者、何も持たない者。
その中で、俺はDomだった。それも、影響力の強い方だ、と。
「自分が本当に望む人に出会えたら、案外そんなに悪くないと思えるかもしれませんよ」
性別が分かった時、あからさまに嫌な顔をした俺に、医師はそう言った。気を遣ってくれただろう事は理解していたのに、冷めた気持ちで何処か他人事のように「そうですか」と放ってしまったのを覚えている。
それ程、人を従えるなんていうこの性が、煩わしくて仕方がなかった。疎むべきものだと思っていた。
しかし、彰人と出会ってから、そんな考えは本当に幼稚だったのだと知る。
あの日心に芽生えた感情は、支配欲や独占欲なんて言葉で済まされるものでは、済ませて良いものではなかった。




「うーん…あと、何だ…?契約書って意外と面倒臭えな…」

俺の自室、机を挟んだ目の前で、彰人は頭を抱えた。
クレームにあたり契約書の作成をしていたが、好きな事を出す段階でもう詰まっている。最近は契約書の為のテンプレートのデータがあったり、契約書そのものもちらほらと店に並んでいるが、「自分達で全部やりたい」との彰人の希望で、定規とシャープペンでアタリを取って白紙から書き始めていた。

「頑張ってくれ、じゃないと俺も希望に添えない。本当に何でも良いんだぞ」

側に置いていた冷たい緑茶を片手に、彰人の手が動くのを待つ。しかし一行書いた後ペンは置かれて、時々持つから何か浮かんだのかと思うと、またことりと音を立ててペンから手が離れていく。それを、もう恐らく四、五回は繰り返していた。

「…じゃあ、嫌な事から考えてみたらどうだ。書かなくても、取り敢えず俺に教えてくれるだけで良い」

好きな事と同じ位、嫌な事を知るのも大切だ。この提案に、そうだな、と少し考えた後、書くよりもずっと素直に口を開いた。

「…あんまり、プレイの期間が空くのは、嫌、だ。週に一回位は欲しい。痛い事は、躾でも出来ればやりたくない…あと、コーナーだけは、絶対しないでくれ」

「ああ、分かった。有難う、彰人」

くしゃりと頭を撫でてやる。Subはプレイ以外でも本能的に、褒められるのが好きなようだ。少しだけ目を細めて、自ら頭を擦り寄せてくる。
今までも何度かプレイはしてきたが、コーナーはまだ使った事がなかった。使うようなシチュエーションが今までなかったと言うのが正しい。そもそもそっぽを向かせて、顔も見せずに部屋の隅で放っておくなんて、お仕置きにしたって可哀想で出来る気がしない。きっとどんなに怒っていても、先に此方が辛くなってしまう。
それでもこうして前もって言うというのは、彰人にとってそれだけ避けたい事なのだろう。



Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。