大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【BL】プロセカで色々
- 日時: 2022/01/13 21:17
- 名前: 薫
初めてここを使わせて頂きます、秋葉(あきは)と申します。
主にプロセカ、自分の好きな版権でBLを書いていこうと思います。
R指定の他、色々なバース設定や年齢操作等も入る事になるかと思いますので、キャラ崩壊やそういった物が我慢ならないという方は、閲覧をお控え下さいませ。
【作品】
<プロセカ>
天馬司×神代類『甘い薬で喰らう罠』>>14-20
神代類×天馬司『人の熱に当てられて』>>26-31
『恋して触れて、その後は』>>40-47 ※成人パロ、飲酒シーンあり
『クズはクズ同士』>>48-56 ※未成年喫煙描写あり
青柳冬弥×東雲彰人『共犯』>>21-25
『不安と切望』>>32-39
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- Re: 【BL・GL】おそ松さん、プロセカ等 ( No.27 )
- 日時: 2021/12/12 22:35
- 名前: 秋葉
神代類×天馬司
『人の熱に当てられて』2
二人並びながら、無言で歩く。今まで幸せだった筈の時間が、自分を押し殺す苦しい時間に変わり、ぎゅっと拳を握る。
司君も俯くだけだったが、今の自分にとってはそちらの方が都合が良かった。きっと顔を見れば、押し殺す事すら出来なくなりそうで、怖いのだ。
昨日、青柳君と東雲君の情事を図らず見てしまってからずっと、熱が冷めない。
あの二人だからじゃない。きっとあの場に居た人間が誰だって、同じ事になっていたと思う。
あろう事か僕はそこに司君を重ねて、その記憶と妄想が入り混じったものに、欲情しているのだから。
触られながら小さく聴こえた吐息や声も、ほんの少しだけ見えた横顔も、全部、全部。僕の名前を呼ぶ司君の凛々しい声が丸くなり、自信に満ちた表情が涙で歪む想像を当て嵌めて、求めてしまうのだから。
だから、
「……類、今日はお前の家にお邪魔するぞ」
そんな事を言われるのは、不味い。
所謂恋人という関係になってから、手を繋いだり、キスだって何度もした。けれど、そういう事は、未だ出来ず終いで。ずっと今までしたい気持ちは山々にあった。ただ自分が自分でなくなる気がして、傷付ける事がどうしても怖くて、踏み出せなかった。
それが、劣情が、二人を見てから堰を切ったように顔を出すから、ずっと苦しいままだ。
「いやあ、今日は親も居るから…難しい、かな」
「嘘を吐くな。今日はご友人と旅行をされる筈だ」
…そういえば恋仲になる少し前から、家族と連絡先を交換していた事を思い出した。本当に抜かりないというか、考えていないようで何処までも手の回る人間だった。
少し溜息を吐いて司君の方を見ると、俯いたままじわりと目に涙を溜めている。
「…ッ!?つかさく、…」
突然の事に動揺する。僕が何を言う間もなく、すぐに相手がぽろぽろと言葉を落とすように口を開く。
「なあ、ッどうして、避ける…分からないんだ……おまえ、寧々やえむとはあんなに親密で…なのに昨日から俺は一度も、お前に笑いかけて貰っていない…ッ」
瞬間、無理だと思った。と同時に、焦るように手を引き自宅へと急ぐ。
こんなに健気な恋人を泣かせてしまうなんて最低だとか、もっと上手く貫けた筈なのにとか。そんな情は後になって湧いて来る程、耐えきれず目の前で涙を溢す相手は。
- Re: 【BL・GL】おそ松さん、プロセカ等 ( No.28 )
- 日時: 2021/12/12 22:40
- 名前: 秋葉
神代類×天馬司
『人の熱に当てられて』3
急ぐように家の鍵を開け、玄関で靴を放り、司君も靴を脱いだ事を確認するとすぐにまた手を掴んで自室へと入った。加減が出来ず、バタンと大きな音を立てて部屋の扉が閉まる。司君の肩がびくりと震え、不安そうに類、と名前を呼んだ。
それを気にする余裕すらなく、強引にベッドへと押し倒してその上に跨がる。
「る、い……?」
「…ッはは、凄い。ここまで、凶暴になれるなんて」
司君は何を言っているか分からないという表情で僕を見ている。しかしだからこそ、分かるように示して欲しいとも思っているんだろう。
天馬司とは、きっとそういう人間だ。
「……ねえ、司君。先程君が泣いてしまった時、僕は真っ先に何を考えたと思う」
「…正直、分からない。けれど、嫌われている訳ではなさそうで、少し安心している」
「そうさ、嫌う訳がない。あのね、…僕の為に泣いてくれたのかと。愛しいと。何より先に、もっと見たい、壊したい、と」
そこまで言って、自分が思うよりもずっと大きな感情を抱いていた事を再認識する。言葉にしてみると余計に醜さが際立つようで、でも、抑えられない。
目を見開いて今度は少しだけ口を震わせる彼。その目をじっと見つめて、また口を開いた。
「良いかい、僕はこれから君に酷い事をするよ。
声を出したくなければ僕の何処でも噛んで構わない。沢山気持ち良くなって貰えるように尽くすと約束しよう。
だから、どうか本気の拒絶だけは、しないで欲しい」
「待て、類話をッ…」
今の僕はどんな顔をしているだろうか。取り乱した顔か、怒った顔か、それとも、飢えた獣のような顔か。
司君の言葉にも上手く耳を傾けられず、シャツのボタンを外そうとした時。怒号にも似た叫び声が、突然部屋に鳴り響く。
「俺は、ッずっと触って欲しかった!!!!」
はっとして司君の方を見る。突然大きな声を上げた所為か荒い息を吐きながら、切なげに眉を顰めている。
「お前にされるのは、全く嫌じゃない…!ッでも、そういう事は、後ろめたい気持ちでする事ではないだろう…?今のお前は、凄く苦しそうだ…まずは、お前をそうさせているものを、教えて欲しい……」
そこまで言われて、漸く我に帰る。そして謝罪を一言、司君の上から降りてベッドの端に座り、ぽつぽつと話をし始めた。
- Re: 【BL・GL】おそ松さん、プロセカ等 ( No.29 )
- 日時: 2021/12/13 01:27
- 名前: 秋葉
神代類×天馬司
『人の熱に当てられて』3
「…成程。冬弥と彰人が……昨日、本人達の名誉の為言えないと言っていたのは、そういう事か」
全て話してしまった事に罪悪感を覚えるが、司君は驚きもしなければ気にしてもいない様子で、妙に落ち着いて僕の話を聞いている。聞いたら卒倒する勢いかと思っていたのだけれど、これは意外な反応だ。
「まあ別に、俺は冬弥から彰人の事はよく相談を受けていたしな。…そして俺からも、少しだけ、持ち掛けた事もある」
だから驚かない、と司君は付け加えたが、僕はその前の言葉が気になって仕方がなかった。
「司君、待ってくれ…青柳君に、相談…?何を…?」
僕が問うと、顔を赤く染めながら、もじもじと手を弄りだす。そして目線を下げて逸らし、言葉を詰まらせながら答えた。
「い、いや…ッその、……お前が、中々触ってくれないから…どう誘ったら良いか、とか…」
「な……ッ司君、…本当に君は…」
勢い任せに再びベッドに司君の体を押し付ける。今度は何だと少し暴れるが、僕の顔を見るとすぐに抵抗を辞めた。
「今度はちゃんと幸せそうな顔だな、類。…しかし、初めて見た。そんなに、艶やかなお前は」
「君にだけは言われたくないよ。僕なんかよりもずっと素敵だ」
そう言ってキスをする。優しく角度を変えながら、どうにか貪らないように。そして合間に相手のネクタイを解き、シャツのボタンを外してはらりと肌を露にした。
「類、何か、手慣れていないか」
「そうかい?僕が器用というだけの話だろう」
恥ずかしそうに慌てる司君に答えながら、胸にひたりと手を付けて、親指の先で蕾を擦る。小さく吐息を出しながらされるがままになる司君に、少し真剣な顔をして話しかける。
「司君、今僕はとても幸せだけれど、先程言った事は間違いなく本心なんだ。君が僕に向ける感情や表情を全て暴きたい。多分、辞めてなんてあげられない」
「遠慮なんか要らん、どれだけ待ったと思っている。…俺も早く、お前が知りたい」
優しく微笑む司君に、ぷつりと何かが途切れる音がした。帰路で起きたのと同じ衝動が、再び襲い来るような。
堪らず首筋に唇を落とし強めに吸うと、鬱血痕が赤く残った。それを箇所を変えて何度も繰り返し、首筋から鎖骨、胸元まで、点々と独占欲を体に刻んでいく。
それから下に移動し、ベルトを外して全て脱がせる。既に大きくなっている司君のそれに先から舌を付けた。
「待、ッ、るい、そんなとこッ」
「そんな所も舐めるけれど、良いんじゃなかったのかい?」
つけ込むような挑発に、司君は大人しくなる。そして続けてくれと小さく零した。頷く代わりに、口いっぱいに咥え込む。歯だけは立てないようにゆっくりと刺激を強くしていき、一度離して側に置いていたローションを出し、後ろの方にも指を当てた。
- Re: 【BL・GL】おそ松さん、プロセカ等 ( No.30 )
- 日時: 2021/12/13 16:11
- 名前: 秋葉
神代類×天馬司
『人の熱に当てられて』4
「ひ、ッぁあ゛、…ッんぅ…!」
少しずつ指を進め、緩く掻き回す。そして第二関節辺りまで指が入った頃、膨らんでこりこりとした感触の物に触れる。強めに押してみると、司君が身を捩りながら腰を浮かせた。
「ッあ゛…、っ何、そこ、変だッ…」
ここが前立腺か、と執拗に責めながら陰茎にも舌で快感を与えていくと、少しずつ後孔が拡がり三本目の指が入る。すると一層高い声が出たかと思えばびくびくと体を震わせ、口の中には液体と、その独特の苦味が広がる。自分の手で果ててくれた事が嬉しくて、興奮のままにそれを飲み込んだ。
「はぁ、っは、初めては痛いとあったのに、…お前、ッ相当上手いんじゃ…」
そんな事を言うが、きっと司君にそちらの才能があるだけの話なのだろう。
そろそろ良いか、と僕も上下共に肌を全て晒す。司君は顔を真っ赤にしながら何やら呆けた顔をして、すぐに目を逸らした。
「…どうしたんだい、司君」
「目の、やり場に困るッ……」
「ふふ、それじゃあ先が思いやられるよ。…全部見て貰わないと」
顔を手で覆う司君の脚をぐっと持ち上げる。一瞬驚きを見せたがすぐに覚悟を決めたようで、手を離して緊張や不安、期待もあるような目で、繋がる為の場所を見る。
そしてそれを合図にするように自身を当てがい、ゆっくりと挿れていく。漸く入り切る頃、司君の胸は苦しそうに上下していた。
「は、ぁッ、は、…ぅ゛ッ…るい、ッる、い……ッ」
「司君、辛いかい…?僕はここに居るよ。
暫く動かないから、深呼吸をして、息を整えるんだ。ゆっくり、ゆっくりだよ」
出来る限り安心させようと、頭を撫でながら吸って、吐いて、大丈夫だと少しずつ声を掛け続けた。司君は僕の腕にしがみついて爪痕を残しながら、必死に酸素を取り入れる。すると段々と息遣いが安定して、しっかりと此方を見られるようになった。
「あり、がと…落ち着いた……
るい、我慢をさせてすまない…つらいだろう…?」
「大丈夫だよ。けれど、その代わり、もっと苦しくしてしまうかもしれない」
「良いんだ…もっと、奥にも欲しい」
素直に求める司君に、どうしようもなく全てをぶつける。火照る体も、潤む目も、額まで赤くなる顔も。全て自分のものにしても良いと言われているように思えて、先程までだって酷かったのに、相手の調子も顧みずに腰を打ちつける。中が柔らかく熱の増していく感覚で、興奮してくれているのが分かるのが、何だか嬉しかった。
「ぁ、ッう、つかさくん、ッつかさ、くッ…!ぁ゛…ッは…」
抱き締めながら耳元で名前を呼んでいると、急に首筋に息がかかり、次に歯を立てられビリビリとする痛みを感じる。しかしそれすら気持ち良く思えて、止まらなかった。
キスがしたいと、少しだけ離れて司君の方を見る。
「ッ、ついた。るい、おれの、しるし」
嬉しそうに笑いながら、今僕につけた噛み跡を指先でなぞる。それだけで痛む程強く噛みつかれた筈なのに、それにまた煽られ、退路を絶たれた気がして堪らずぐりぐりと腰を押し付ける。
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