大人二次小説(BLGL・二次15禁)

【BL】プロセカで色々
日時: 2022/01/13 21:17
名前: 薫

初めてここを使わせて頂きます、秋葉(あきは)と申します。
主にプロセカ、自分の好きな版権でBLを書いていこうと思います。
R指定の他、色々なバース設定や年齢操作等も入る事になるかと思いますので、キャラ崩壊やそういった物が我慢ならないという方は、閲覧をお控え下さいませ。

【作品】

<プロセカ>
天馬司×神代類『甘い薬で喰らう罠』>>14-20

神代類×天馬司『人の熱に当てられて』>>26-31
      『恋して触れて、その後は』>>40-47 ※成人パロ、飲酒シーンあり
       『クズはクズ同士』>>48-56 ※未成年喫煙描写あり

青柳冬弥×東雲彰人『共犯』>>21-25
         『不安と切望』>>32-39

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Re: 【BL・GL】おそ松さん、プロセカ等 ( No.14 )
日時: 2021/07/24 14:33
名前: 薫

プロセカ:天馬司×神代類
『甘い薬で喰らう罠』



「実は今日僕の親が旅行で居ないんだけれど、良かったら司君、この後家に来ないかい?」

きっかけは類の一言の誘いだった。ショーの練習に一区切りが付き、今日は解散…となった直後に声を掛けられたのだ。

「お前の事だからまた俺に何か装置を試したりするのかと考えると少し気が重いが……まあ、俺は座長だからな!演出家の頼みとあらば、行ってやらん事もないぞ!」

こいつと皆で一緒にショーをしていくと決めてからは、類の考える安全を信じて今までどんな手段にも乗ってきた。どうせいつも通りあれだこれだと遊ばれるだけだろうと思っていたので、特に考えもせず承諾してしまった。

「よし、決まりだね。それじゃあ今日は友人の家に泊まると、ご両親に伝えておいてくれるかい?」

"泊まり"と聞いて思わず目を丸くする。てっきり、少し遅くまで遊びにお邪魔するだとかそんな次元の話だと捉えていた。まさか類から泊まりの誘いが来るなんて、と、一日中一緒に居られる事を少しばかり嬉しく思ってしまった。

「えー!!司君、類君の家にお泊まりするの!?すっごく楽しそうだね!!」

甲高い声が響き、えむが俺の背中に飛び込んで来る。蛙が潰れたような声が出て、ズキズキと背中と腰に痛みが広がった。所に、寧々が口を挟みえむを静止する。

「えむはお兄さん達と用事があるって言ってたでしょ…」

「あっ!そうだった!!!でも、寧々ちゃんも行っちゃうの…??」

「いや、私は…司が居たら煩くて眠れなさそうだし、そもそも誘われてないし」

いつも通りの毒で失礼な事を言う寧々。しかし案外えむにはそれが効いたようで、自分だけ楽しい所に混ざれない結果にならなくて良かった、とでも言わんばかりに笑っている。

「まあ…取り敢えず、分かった。妹にも電話で伝えよう。
えむ、寧々、また学校でな」

いつも通りの会釈、いつも通りの別れ際。なのに、いつも通りではない帰り道、行き先は自分の家ではない、他人の帰る場所。
何だか新鮮で、少し心を躍らせながら類と共に歩き家路についた。
そこまでは、ショーの事を抜きにした、ただの恋人としての貴重な時間だった。




続く

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