大人オリジナル小説

【第1部】さぁ、復讐を始めようか【完結しました!】
日時: 2013/07/05 14:55
名前: 杏里

初めまして。
いつもは、コメディ・ライト板に出没している、哀歌と申すものです。
書き始めて3年のひよっこですが、よろしくお願いします。

第一部 さぁ、復讐を始めようか。
プロローグ >>1
本編    >>2


〜お客様〜
藍永 智子様
しずく様
イロハモミジ様
Yu-Ta(元Yu-Ki)様
兎咲様
奇妙不可解摩訶不思議様
森沢美希様

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Re: さぁ、復讐を始めようか。 【完】短編集追加! ( No.64 )
日時: 2013/03/19 20:17
名前: 哀歌 ◆wcVYJeVNy.

「リア充爆発しろ!」〜バレンタイン当日〜

教室に、隼人くんが入ってくる。
「はっぴーばれんたいん! (リア充爆発しろ!)」
私は、彼が席についた瞬間にマフィンを差し出した。
「ああ、サンキュ」
彼は、まずまずの反応を見せてくれた。
(……他の野郎どもには放課後渡そう)
先輩、来ますように。
私は、心の中で神に祈った。


放課後。
柔道場で「リア充爆発しろ」などとブツブツ呟いている司に、マフィンを差し出した。
「まずかったら捨ててね。ただし、私の目の届かない所で処理すること! (目の前で捨てたら殺すから!!)」
えぇ、速攻で首を締めさせていただきます。
「ありがとう、麻子」
司は、笑った。


(……先輩、来ない……あ、沢くんだぁ!!)
私は、柔道部員……沢カケルに駆け寄り、マフィンを押し付けた。
「あげる!」
私は、微笑んだ。
司の時と態度違う?……当たり前でしょう。
「あ……ありがとう……」
彼は、笑った。
えくぼができて、とても可愛い。
すごく、負けた気がするけれど。

(……あ、部長……じゃなかった。星名先輩……!)
引退したはずの元部長・星名亮介先輩が、柔道場に入ってきた。
「田宮くん、カケルくん、ささきちゃん!」
星名先輩がかけよってくる。
私は、多めに作ってきたマフィンを準備する。
「修学旅行の写真ない?」
星名先輩が首を傾げる。
「ありますよー」
司が準備しているすきに、私は星名先輩のジャージを引っ張り、マフィンを押し付けた。
「くれるの?」
「……」こくこく
「ありがとう、ささきちゃん!!」
星名先輩は笑った。よく笑う人だ。

「じゃあね!」

先輩は、去って行った。
マフィンを持って、修学旅行の写真を忘れて。



星名先輩が帰った後、いくら待っても先輩は来なかった。

(ねぇ、先輩)
(教えてください)
(この気持ちはなんですか?)

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