大人オリジナル小説
- 【第1部】さぁ、復讐を始めようか【完結しました!】
- 日時: 2013/07/05 14:55
- 名前: 杏里
初めまして。
いつもは、コメディ・ライト板に出没している、哀歌と申すものです。
書き始めて3年のひよっこですが、よろしくお願いします。
第一部 さぁ、復讐を始めようか。
プロローグ >>1
本編 >>2〜
〜お客様〜
藍永 智子様
しずく様
イロハモミジ様
Yu-Ta(元Yu-Ki)様
兎咲様
奇妙不可解摩訶不思議様
森沢美希様
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- Re: さぁ、復讐を始めようか。 【コメント待ってます☆】 ( No.37 )
- 日時: 2013/01/26 11:04
- 名前: 杏里
15話 「……一生消えない傷を、与えてあげようか」
――――1月10日。
先輩が、久しぶりに部活に来た。
荷物を置き、彼は窓を開けた。
あ、先輩の紹介をしないとね。
遠藤 匠。
部活にはたまにしか―――月曜日、水曜日、木曜日しか来ないし、来たら来たで遊んでいる。
・・・一応、柔道部の部長。
でもね?
良いところもたくさんあるんだよ。
優しいし、強いし、時々頼りになるし・・・
笑顔、格好良いし。
そんな先輩だからこそ、好きになったのかもしれない。
うん。きっとそうだ。
「涼し――」と言いながら、裸足で吹雪の中、外に出ている先輩を見る。
(・・・ぷっ・・・可愛い)
やっぱ、1つ上でも・・・まだガ・・・げふんげふん。子供なんだなぁ・・・
(次の復讐は、どうしようか)
裸足で雪遊びをしている馬鹿共・・・いえ。男子柔道部員を眺めながら考える。
(大城は・・・中からじわじわと責めていく)
あの女が私にやったみたいに。
十分に信用させて・・・落とす。
ああ、楽しみ。
神崎は・・・徹底的に痛めつけたい。
殴って、もう二度と立ち直れないくらいに・・・傷つけたい。
孤独の辛さを思い知らせてやりたい。
「・・・一生消えない傷を、与えてあげようか」
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