大人オリジナル小説

【第1部】さぁ、復讐を始めようか【完結しました!】
日時: 2013/07/05 14:55
名前: 杏里

初めまして。
いつもは、コメディ・ライト板に出没している、哀歌と申すものです。
書き始めて3年のひよっこですが、よろしくお願いします。

第一部 さぁ、復讐を始めようか。
プロローグ >>1
本編    >>2


〜お客様〜
藍永 智子様
しずく様
イロハモミジ様
Yu-Ta(元Yu-Ki)様
兎咲様
奇妙不可解摩訶不思議様
森沢美希様

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Re: さぁ、復讐を始めようか。 ( No.11 )
日時: 2013/01/02 16:50
名前: 杏里

8話 「・・・狂ってる・・・」

帰りのバスの中。
詩織ちゃんと、橋本樹里が言い争っている。
ちなみに、神崎も居る(よっぽど、1人が嫌みたいね)
・・・それにしても、この2人・・・態度悪すぎ!
私は気がついたら口を出していた。

「あんたら、態度悪すぎ!」
私の大声に、バスの中が静まり返る。
「人の話を聞くときは、人の目を見ろって教わらなかった!?
それとも、それすらできないほど馬鹿なの!?」
「だって、バスの席・・・」
樹里ちゃんが何かを言いかける。
でも、詩織ちゃんが
「屁理屈言わないでくれますか?」
と、さえぎった。
さすが詩織ちゃん。冷静だ。
ーーま。後ろに鬼の幻影が見えるのはしかたないよね?
それほど彼女が怒ってるってことだもの。

「2対1なんて卑怯だろ!?」
神崎が吠える。
・・・あんたが言っても、説得力ないよ?
もう忘れたの?
「それ、あんたが言えるの?
3人くらいで私を2年間も殴ったり蹴ったりしたくせに?
・・・最低」
詩織ちゃんも続く。
「あんたさ、麻子ちゃんの事、殴ったりしたよね?
罪悪感はあるの!?」
・・・ありがとう。詩織ちゃん。
「罪悪感?」
神崎が、首をかしげる。
















































「無いよ」









































































































――――――は?



















今、ありえない単語が聞こえたような気がするんだけど・・・・
気のせい?
・・・うん、気のせいじゃないみたい。










































「全て、その場の感情でやった。以上!」









・・・何が『以上!』だよ。











































あんたさ・・・






































「・・・狂ってる・・・」





















































あの頃の私が、馬鹿みたいだ。
どうしてこんな女を信じてしまったのだろう。
・・・こんな、狂ってる女を・・・







































「――――――――じゃあ、私が復讐しても文句は言われないよね?」


私が呟いた言葉は、2人の言い争う声にかき消された。

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