大人オリジナル小説

【第1部】さぁ、復讐を始めようか【完結しました!】
日時: 2013/07/05 14:55
名前: 杏里

初めまして。
いつもは、コメディ・ライト板に出没している、哀歌と申すものです。
書き始めて3年のひよっこですが、よろしくお願いします。

第一部 さぁ、復讐を始めようか。
プロローグ >>1
本編    >>2


〜お客様〜
藍永 智子様
しずく様
イロハモミジ様
Yu-Ta(元Yu-Ki)様
兎咲様
奇妙不可解摩訶不思議様
森沢美希様

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Re: さぁ、復讐を始めようか。 【コメント待ってます☆】 ( No.49 )
日時: 2013/02/06 18:24
名前: 杏里 ◆wcVYJeVNy.

17話 「……失礼な人」



「不幸の塊みたいな顔してっぞ」
翌日の朝休み。机に突っ伏して不幸ですオーラを撒き散らし居ている私に、隼人くんは言った。
「ハッ」
私はそれを、鼻で笑う。
「ヤバイ、この人危険だ」
何が危険なのか全く分からないけどーー
なぜか、ムカついた。
「……失礼な人」

後ろを向き、隼人くんが書いている絵を見る。(この人、絵は上手なんだよね……畜生、才能よこせ)
中心に、背の高い男性。
右には、100点のテスト用紙やトロフィー、賞状に埋れて喜んでいる女の子。
左には、リスカしている手を広げて泣いている女の子。
その少女の後ろには、カッターナイフ、首吊りロープ、毒薬の入ったバケツがある。
なぜか、その少女に親近感が湧いた。

(ーーあ、分かった)
きっとこの絵は、私達だ。
喜んでいる少女は詩織ちゃん。
中央の男性は隼人くん。
そして、泣いているのは私だ。

(ここから先は、隼人くんに書いて貰いました)

「どーよ? 上手い?」
ニコニコとしながら隼人くんは感想を求める。
「下手になったね」
毒を吐いた。
「色々こだわったんだぞーー」
彼は、ふくれっ面をした。(可愛くねぇ!! by作者)

男は、笑顔の煌びやかな仮面を被り、右手を喜んでいる少女に向けている。
でも、体は泣いている少女の方に引いている。
こういうかすかな所で、彼の感情を読み取る。
彼はすぐ、自分をごまかすから。




















彼の真意は、泥に沈んで消えてったらしい。

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