大人オリジナル小説
- シニタイ【打ち切り】
- 日時: 2013/08/23 19:55
- 名前: ミム
プロローグ
「シニタイ(死にたい)」
それは私にとって口癖だった。
近くにあって遠くにあるもの。
目の前に広がる私の世界はその言葉で(シニタイ)で曇っていた。
目次
登場人物>>1
一話>>2
二話>>3
三話>>4
四話>>7
五話>>8
六話>>9
七話>>10
八話>>11
九話>>12
一〇話>>13
一一話>>14
一二話>>15
一三話>>16
一四話>>17
お客様
アリア様
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- Re: シニタイ【コメ待ってます】 ( No.16 )
- 日時: 2013/02/26 22:18
- 名前: ミム
一三話
そこには私をいじめたやつらがガムテープとロープを持って立っていた。
いや嫌イヤ
「お前、誰に向かってうぜぇとか言ってんの?」
タスケテ…
―――ギュッ
私はロープでくくりつけられてガムテープで口をふさがれた。
苦しい苦しい苦しい
帰って来てよ。
オカアサン
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
これからもいい子にするから帰ってきて。
これからは言うこと聞くから帰ってきて…
「コイツ泣いてるんですけど。ちょーうける!!」
―――キャハハハハハハハハ
怖い怖い怖い怖い怖い
「うっ!」
お腹を何度も蹴られるとゴミ小屋に入れられた。
―――ガンガン
開かない。
このまま死んでしまえば楽になるのに…
どうして神様は私を苦しめるの?
お母さんにしたことの罰ですか?
それとも何かを恨んでいるのですか?
もうやめて。
「や、めて…」
その声はあいつらに届くことはなかった。
ただ隙間から見える月を私は震えながら眺めた。
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