大人オリジナル小説

シニタイ【打ち切り】
日時: 2013/08/23 19:55
名前: ミム

プロローグ


「シニタイ(死にたい)」
それは私にとって口癖だった。


近くにあって遠くにあるもの。
目の前に広がる私の世界はその言葉で(シニタイ)で曇っていた。


目次


登場人物>>1


一話>>2
二話>>3
三話>>4
四話>>7
五話>>8
六話>>9
七話>>10
八話>>11
九話>>12
一〇話>>13
一一話>>14
一二話>>15
一三話>>16
一四話>>17


お客様

アリア様

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Re: シニタイ ( No.11 )
日時: 2013/08/31 08:40
名前: ミム

八話


信じたい信じたい怖い怖い―――


「信じるな!!!」


――――ハッ!


「はぁはぁはぁ」


何なの…?

朝私はその憂鬱な言葉で目を覚ました。

学校に行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い―――


「もしもし、羽田ですけど中山先生いますか?」

「もしもしー。」

「中山先生、今日学校休みます。」

「分かった。」


私は学校に電話をかけるとそのまま布団にもぐった。


「キャハハハハハハ!」
「うざい」
「死ね」
「消えろ」
「学校来るな!」


やだやだやだやだやだやだ…


「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」


うるさいうるさいうるさいうるさい―――
やめてやめてやめてやめてやめて…


「ああああああああぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ」


家でも消えないこの声はいったい何なんですか?

それから私は学校を休んで5日が立っていた。


八話 完

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