大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- ハイキューBL
- 日時: 2014/11/07 17:50
- 名前: 鑑識
はじめまして、鑑識と申します。腐男子です。
高1なのでそう大した文は書けないかとは思いますが、リクエストなどは随時募集です。めっちゃ募集です。
ここの利用は初めてなのでなにかおかしいとことかマナー違反とかあったらガンガン言っていただきたいです。思いつきで始めたのでだいぶ緊張してます。
内容としてはハイキュー!!、中でも大地さん受け、ぼくあか、及岩あたりが中心になるかと思います。最近は音駒にも手を出したがってうずうずしています。
更に月島も手を出してます。幅広げすぎてよくわからん。
文章の特徴としては、読んでいただければわかると思いますが無駄にめちゃんこ長くくどい地の文。オチがない。ありがち。そのあたりが上げられると思います。
ガシガシ声かけてください。どうぞよろしく。
11/?すいませんいつかわからないですが閲覧数10000オーバーありがとうございますありがとうございます!!これからもがんばります!
※荒らしは絶対にスルーしてください!
構わず私とのお話または小説に没頭してください。対応は絶対に私がします。みなさんの優しさと正義感を、悪い方向に取られることがないように、対応には気をつけて。
ひとまずの注意喚起、削除依頼等は責任をもって私がします。サイトの説明にも書いてある通り、このサイトには荒らしが来て当然だと私は思っています。ひとつひとつに目くじらを立てず、大人な対応をよろしくお願いします。
みなさんの理解と協力、どうかどうか。
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- Re: ハイキューBL ( No.189 )
- 日時: 2014/09/28 10:12
- 名前: 鑑識
すんませんちゃんとリクは消化させていただきます!先にちょっと書きかけてたやつを。
黒大です。
※人によっては不快な表現があるかもしれないです。注意!
彼が水を飲んでいた。艶やかな薄目の唇に透明な液体を浴びせて、鍛え上げられた首筋が上下することに少なからず興奮を覚えた。彼が水を飲み始めると長くて、今回も例に漏れず、20秒らい喉を鳴らし続け、ようやく口を離した。
端々から零れ落ちる水滴を拭うことも舐めとることもせずに、彼は立ち去った。あまりに彼が爽快感あふれる顔をするものだから、彼の肌まで艷めいているように感じられた。
彼が日向ぼっこをしていた。ぽかぽかどころかぎらぎらと照りつける日差しの中で、彼はあぐらをかいていた。時折少しだけ流れ出る汗を舐めとって、太陽の方向へと顔を向ける。暑くねーの、という俺の問いに対して、彼は暑いよ、と一言だけ呟いた。
日差しに照らされた横顔はなんだかあまりに自然で似合いすぎていて、彼はそれを肯定する日のごとく、ひどく心地よさそうに目を閉じていた。
彼が怪我をした。どうやら紙で指を切ったらしく、俺がそれを見つけたとき彼はそれに気付いていなかったようだった。血が出ていなかったから結構時間がたっていたのだと思うけれど、彼は金髪の小さいマネージャーに絆創膏を貰って、少し大げさに痛いな、と言った。
次の日には、彼の爪が割れていた。しかし今度もチームメイトに言われてようやく気づいたらしくて、プレーに夢中になって気づかなかったと言ったけれど、なんだか焦りを見せたような、違和感の残る表情をした。
彼が雨を浴びていた。大雨とも小雨とも言えない、中途半端な雨だった。彼はただ小道に入った所の小さな公園で、降りしきる水滴を一心に受けていた。急いで駆け寄って傘を差し出すと、彼は少しだけ眉をひそめて、しかしすぐいつもどおりの笑顔でありがとう、と言った。風邪引くぞ、という俺のセリフにも、含みのある笑顔で引かないよ、と返した。
彼はもう一度俺に礼を言って、しかしすぐそこが家なのだと雨の中を駆け抜けていった。先程よりも強くなった雨の中、彼は笑顔だった。
彼が弁当を食べていた。小さめに作られたハンバーグを幸せそうに口元に運んで、白米をかきこむ。彼が前にふりかけなんかは好きじゃないと言っていたことを思い出していた頃、彼は空っぽになった弁当箱に蓋をして、立ち上がった。トイレに行ってくる、と苦笑した彼に、部員は「またかよー」なんて白い歯を見せていた。
なんとなく、そう、ただなんとなくついていったトイレで、彼は嘔吐していた。俺に気づくと、真っ白い顔で「一気に食べ過ぎたみたいだ」と笑ったけれど、「大丈夫か」と心配そうに返すことのできた俺はそんな生易しい理由ではないことがわかっていた。
だって彼はあまりに、嘔吐するのに慣れていた。
彼が土を食べていた。誰の目にもつかないような森の小路の奥で、もそもそと一心不乱に貪っていた。慣れた手つきで草を抜き、その奥に眠る深い茶色を堀り掴んで、口元に運ぶ。時折何かを吐き出したかと思えばそれは何かの幼虫のようで、唾液に濡れたそれを手に吐き出しては近くの気の根元にそっと置いた。
しばらくするとふらりと立ち上がって、しかししっかりとした足取りで、口元を拭いながら俺の身をひそめる木の横を通り過ぎた。
彼が目を見開いた。彼の奇っ怪すぎる行動にしびれを切らして、彼に直接問いただしたのだ。
雨に打たれていたこと、ご飯を吐き出したこと、それから、土を食べていたこと。その一つ一つを指摘する度に、彼は下唇を噛み締めて、顔を伏せた。俺まで胸がズキズキして、聞かなければよかったのかもしれないとも思ったけれど、俺は彼のことが知りたかった。
彼は森の奥までついてきたのかよ、と笑おうとしてしかし笑えていなかったことは指摘できなかったけれど、彼はそれでも目を細めた。それから、全部言うよ、とようやく顔を上げた。
前編です。
- Re: ハイキューBL ( No.190 )
- 日時: 2014/09/28 10:10
- 名前: 鑑識
後半です。相変わらずグダグダ。
彼の瞳の奥に、真っ白な花が見えた。なんの花だったか、見覚えのあるような、でも別段詳しくもない俺には名前まではわからなかった。
綺麗だ、と思わず溢れた俺のセリフに彼は、気持ち悪いだろ、と自嘲気味に笑う。彼が気持ち悪いと評したそれはしかし、どうにも俺にはそうは思えなかった。白い花弁に中心は黄色く色づいていて、うすく青みがかった緑色の額まで、すべてが綺麗だとしか言葉が出ないくらいだった。
そして同時に、きっと彼の秘密はこれに関わっているのだとわかった。
「俺は、花なんだ」。彼が突拍子もないことを言った。信じられないと思うけれど、と言った通り、彼はどこからどう見ても手も足も目も鼻も口もある人間であったから、にわかにも信じることなんてできるはずがなかった。けれど、俺が彼の通常とは違う姿をいくつも目にしていたからか、思っていたよりもすとんと、なんだそういうことだったのかと、納得した。
口に出たのは「へぇ」と情けない一言だけで、彼は少なからず驚いていた。そんななんでもない反応は、親でもしなかったのだと言った。そりゃそうだろうなと納得する反面、俺が特別であれたことが嬉しく思えた。
彼は「キスツス」、という花らしい。幼い頃そのキスツスという花弁からそれこそ御伽噺のように生まれたらしい彼は、親代わりの夫婦に拾われた。病気で子供ができなかった夫婦は我が子のようにその明らかに一般、もっといえば人間とさえとはかけ離れた彼を、大切に育ててくれたのだという。餌には土と肥料を与え、たくさんの水を与え、温暖な部屋を与えられて、幸せな暮らしだったらしい。
俺はその話に何故だかたいした違和感も感じないまま、ただこれまでの出来事につじつまが合わせていた。知れば知るほど、彼が人間であることを否定できる材料はなくなっていった。
これまで誰にもバレたことはないらしかった。植物である彼の普通とは違うところといえば、主な食料が土(正確にはそれに含まれる養分)であることと、水を人より多く必要とするところと、日光に浴びる必要があることくらいだったので、どうにでもできたのだという。食べ物に関しては前述したとおりだし、水なんて誰だって飲むし、日光浴は趣味であると貫いたのだという。
なるほど確かに、どうにでもなっていたな、なんて思い返した。
彼は俺が人に告げ口することを危惧していたようだったけれど、俺は彼の特別を知る、両親以外の唯一の人間である立場がどうにも嬉しかったので、そんな馬鹿なことするかよと返した。俺の醜い内心など知らない彼はその言葉にひどく喜んで、きっとその時点で俺に心を許したのだと思う。彼がこれまで世に忌み嫌われる存在であったことは想像に容易かったから、至ってなんでもない反応をした俺が物珍しくて、かつとても好印象を与えられたに違いなかった。
彼のきらめく瞳がそれを物語っていた。
これでだいたい全部かな、と彼は話を締めくくって、俺はといえば別段質問もなかったので適当に曖昧な返事をした。しばらく無言のまま立ち竦むと、それから思い出したように彼は口を開く。キスツスの花言葉だけど、とそういえば聞いたことのない花だったそれについて、彼はなんでもないことのように話した。
あざけるように、へらりと微笑みをたたえながら、ただ瞳の奥に眠る花弁に潤いを与える彼のやさしいやさしい涙腺が印象的だった。
「キスツスの花言葉はさ、【明日私は死ぬでしょう】なんだ」
彼がキスツスという花の、言い換えれば自分自身を象徴する言葉を知ってから、きっと彼は毎日怯えていたのだ。明日、つまり毎日が自分を死にいたらしめる可能性を孕んでいた。それがどれだけ精神的に追い詰められることなのか、俺には想像することしかできないけれど、しかし想像するだけでも頭がどうにかなっている自分が容易に浮かんだ。
それでもこうして微笑みを称える彼に、尊敬と羨望と恐怖を覚えた。
彼が抱きしめられていた。それはもちろん他の誰でもない、自分に。血が通っていない彼の体のつくりなんてわかったものではないが、彼のからだは暖かかった。柔らかな肢体も、綺麗な肌も、首元に収まる黒い髪から香るシャンプーも、どうしても人間でしかないのに。
瞳の底の花弁や、正常にものを食べることができない胃や、触れても鼓動を感じることのできない心臓が、たったのそれだけで彼を人外たらしめていることが、どうしても俺には納得できなかった。
ましてや彼は泣いていた。怯えていた。喜んでいたのだ。あまりにも人間らしいその一つ一つを、どうしてそんな身体的な特徴の二つ三つで否定できるのかと憤りさえ感じた。同時に、俺が守ってやらねばならないのだと、心に深く、それが俺の生まれてきた理由なのだと断言できるくらいに深く、刻まれた。
彼の顔が見えた。ぼろぼろと眼の端々から零れ落ちる水滴を舐めとってみれば、ごまかしようのないくらい甘かった。本来感じるはずの塩気なんかは一切なくて、ただ天然の砂糖とも違った、それこそ蜜のような甘味だった。きっと彼は、汗も唾液も涙もみんな甘いのだろう。
ただ彼は俺の行動に驚いて涙を止めてしまったけれど、あぁ、でも嬉しそうに笑ってくれた。
一緒に暮らさないかと、相談した。育てるのではなくて、暮らすのだと。
「俺、すげーめんどくさいよ」
「土とか肥料用意しなきゃいけないし。結構高いし」
「水道水飲み過ぎると腐るから定期的にに天然の水が必要だし」
「寒すぎても暑すぎても死んじゃうし」
彼はぽつりぽつりと不安要素を語ったけれど、そのどれにも俺と彼が一緒になっている姿が想像できたから、きっと大丈夫だろう。楽観的な俺に彼は眉を寄せたけれど、そのうち「俺もだ」なんて笑ってくれた。
もう一度ぎゅうぎゅうに抱きしめ合うと、彼が少しだけ背伸びをした。耳元に血色のいい唇を寄せて、彼は言う。
「俺はもういつ死んでもいいかなって思ってたんだけど、お前のせいで生命なんてもんに執着心が湧いた。死ぬのが怖くなっちまった」
彼の声はどことなく震えていた。俺もまた彼の言葉に少なからずの不安は覚えたけれど、彼がそう言ってくれたことが何より嬉しかった。
「そっちの方がよっぽど人間らしい」
(明日私が死んだとしても)
彼が微笑んでいた。花の香りと化粧の臭いと懐かしさを感じさせる線香の煙の中で、彼は微笑んでいた。しわくちゃになった肌の中でも、瞳のキスツスだけはいつまでも綺麗に咲き誇っている。呼吸をするたび鼻腔をくすぐるのは、高齢特有の鼻につく匂いではなくて、爽やかで、けれどいつまでも胸に残り続けるような、甘い香りだった。
すっかり白くなった彼の髪を撫でつけて、ひとり呟く。
「ほら、やっぱりお前は人間だった」
彼に差し伸べた俺の手も、もうすっかりしわくちゃだった。
- Re: ハイキューBL ( No.191 )
- 日時: 2014/09/28 22:23
- 名前: 鑑識
冬季さん
おぉ、細々としたリクエスト!ありがとうございます!全部を入れられるかはわかりませんが、誠心誠意込めてリク消化させていただきます!東京遠征アニメはよ…
くるるさん
大地さん受けということなんですが、もしよろしければ冬季さんとの共同リクエスト、ということで同時消化でもよろしいでしょうか?なにか別のシチュエーションがいいよ!ってことであれば、そちらの方を示していただければと思います。
お二人とも、リクエストありがとうございます!
- Re: ハイキューBL ( No.192 )
- 日時: 2014/09/28 22:28
- 名前: 夏鈴
鑑識さん!覚えていますか?
夏鈴です(*´ω`*)
黒大菅ができてますのでまた遊びに来てくださいね♪
そして、木赤最高!
東京遠征はやく……………!
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