大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- オリジナルBLちょっとH?な続編です2(完)
- 日時: 2015/12/30 00:23
- 名前: ハル
ハルです。
BLGL……から移転しました。
なので、続きになってしまいます……申し訳ありません(>_<)
「オリジナルBLちょっとH?な続編です」と、書き方の違う最初の作品「サクラサク」の続きになりますので、初めての方には、読みづらいかと思います。
本当に、申し訳ありません(;>_<;)
ただ、作品への愛情だけで書いてます(汗)
読んで下さったら、光栄です。
よろしくお願い致します(T^T)
現在までの登場人物
*颯(そう)……皆から愛されている、超美形の高校生。世界的に有名な神崎グループの御曹司の一人。頭も良く、仲間への想いは人一倍強い。
*海(かい)……颯のいとこ。颯を溺愛する、IQ180の天才。颯に似てかなりの美形だが、性格は颯以外には冷徹。同じ歳だが、既にグループの事業に関わり、大きな存在感を出している。飛び級で、今は大学院生。
*大和(やまと)……関西を拠点とする、全国でも随一の組織、竜童会組長を父親に持ち、自分も若頭を名乗る極道者。組長の指示で関東へ乗り込み、親父としての指示で高校だけは卒業する為に、颯のいる高校へ転入。颯に一目惚れする。いつも真っ直ぐな大和に颯は翻弄される。
*淳(じゅん)……颯とは古い付き合い。ずっと、密かに颯を想っていた。大和が現れて、少しずつ変化していく。生徒会をしたり、サッカー部でもエースで、優しく人望も厚い。
*翔太(しょうた)……中学からの同級生達に、ずっと弄ばれていた。颯が、そんな翔太を助ける。翔太も、颯には頭が上がらないが、心の底では淳が好き……?
*田城一真(たしろかずま)……淳と同じ生徒会、サッカー部。淳が好きで気持ちは伝えている。颯の事が好きでも、支えてやりたいと思っている。
*早川拓実(はやかわたくみ)……神崎グループに次ぐ巨大財閥早川グループ御曹司。颯達の先輩。一見人当たりは良いが、内面はプライドが高く、負けず嫌い。自分より優秀な海に敵対心?がある。
「…………はぁ……」
西校舎の屋上、お気に入りの場所に颯はいた。
給水塔のコンクリートの土台に座り、一人、深い溜め息をつき、空を見上げる。
「駄目だな………最近、溜め息ばかりだ……」
そう呟き、遠くを見つめる姿もまた、艶やかで美しかった。颯自身、気付いてはいないが、海達のような周囲から羨望の眼差しを受ける男達に愛され、求められている事が、颯をますます綺麗で色香漂う人間へと成長させていた。
「ホンマやで。ここんとこ、俺が見つけた時は、溜め息しか出てへんやん」
「大和………っ」
いつからいたのか、給水塔の鉄柱に寄りかかり、笑顔を見せる大和が立っていた。
「……………久し振りやな、この場所。初めて……ここでお前を見た時は、向こうの山に桜が咲いとって、お前の姿と桜の色がホンマようマッチして綺麗やったっけ………。思わず、見とれたの今でも覚えとるわ」
大和は懐かしそうに、向かいの山に目を向け颯に語りかけた。
制服をいい感じに着崩し、シルバーのリングやブレスをオシャレに付けた大和は、一見すると背中に彫り物をした極道者だとは思えない、格好いい男子校生にしか見えなかった。
「ま…今の颯は、桜なんかのうても、十分過ぎる程綺麗やけど」
「な……なに言ってんだよっ。ホントにお前は、そう言う事を平気で言う………っ」
満面の笑みを向ける大和に、颯は顔を赤くして目を反らした。
「だって、綺麗なもんは綺麗なんやから仕方がないやん。美人は3日で飽きる言うけど、アレ嘘やで。1分、1秒でも会う度に惚れていくねんから」
「ば…………」
馬鹿か!?……と、叫びそうになったのを、颯は飲み込んだ。大和のこんな所に、いつも調子を狂わされる。
颯は、立ち上がりながら、再び小さな溜め息をついた。
その溜め息が終わらないうちに、大和は颯の腕を引っ張り、抱き寄せた。
「やま………と!?…」
一瞬の事に、颯は身動きが取れなかった。
自分より、少し背の高い大和の胸の中に、吸い込まれるように入ってしまった。
「……………その、溜め息の原因の一つは、俺か?………溜め息ばかりついとったら、俺が食べてまうで」
「………大和…………」
さっきまでの大和とは、明らかに声のトーンが変わっていた。
颯の身体に、緊張が走る。
「………前にも言うたやろ。誰も、お前を責める気なんかないて。俺達が、勝手にお前に惚れとんねん。お前が苦しむ必要ないんや」
大和の、静かに話す言葉が、颯の中に染み込んでいくようだった。
「……んな………そんな訳にはいかないよ。淳も……お前も、皆………凄くモテて、人としても素敵なのに、俺一人がハッキリしないせいで、皆を留めてしまってる……。皆の……これからを台無しにしている気がするんだ。………欲張りで、卑劣で、絶対に許されない……………」
大和の胸の中で、颯は顔を埋め、苦しそうに心の内にあるものを吐き出した。
「アホ………。お前より、ええ女がおらんのやからしゃーないやん。俺らは、お前やないとあかんねん。お前やないと、何も楽しゅうない。焦って結論出さんでええから、頼むから………自分を責めんでくれや」
「大和………」
いつからだろうか……気付いたら、苦しい時にはいつも大和が現れていた。大和流な優しさが、何度自分を暖めてくれただろうか………颯は、海の前でしか泣いた事がなかった目が、潤んでいる事にハッとした。
「…………ご……めん………」
絞り出す颯の声に、大和は胸が熱くなった。
「しつこいで。お前は、悪くない。…………悪いんは、お前に惚れてもうた……俺らや。いや、ベタ惚れした俺か?」
冗談っぽく、大和が颯に笑いかける。そんないつもの大和の冗談が、颯に笑みを呼ぶ。
「…………ばか………」
照れくさそうに言う颯を、大和は愛しい目で見つめる。
「………馬鹿や……お前に、全部持ってかれてしもうた、大馬鹿野郎や………。…………かんにんな………お前に惚れてもうて」
大和の手が、颯の手を優しく握りしめた。
「大和……………。………海と………海と、同じような事言うんだな…………」
颯の中で、海から言われた愛の言葉が、今の大和の言葉と重なっているように思えた。
「………え………」
颯の話に、大和の表情が一変した。
「海に…………海に、惚れてるって言われたんか……?」
心臓が、嫌な高鳴りを呼び起こすのがわかった。
颯を握る手に、自然と力が入っていた。
「……あ……………いや……」
大和の様子に、颯も不安を募らせる。
言ってはいけない事を、言ったのかもしれない…………。
「正直に言えや。海が、お前に惚れてるって言うたんやな!?」
「大和………痛い…………」
今まで、自分の感情を隠していた海が、颯に気持ちを伝えた?………一番警戒して、一番ライバルにしたくなかった奴が、ついに動き始めた………!?
大和の奥深くで、今まで以上に強い感情が沸き上がろうとしていた。
続く………
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- Re: オリジナルBLちょっとH?な続編です。2 ( No.23 )
- 日時: 2015/05/30 17:34
- 名前: ハル
「大和……っ!た……拓実さんの事、知ってたの…………!?」
大和が、海から早川の話を聞かされた事を知らない颯は、不思議な顔をして前を歩く大和に訊ねた。
颯の手を引き、ショップの紙袋を肩にかけ歩く大和が、颯の問い掛けに振り向く。
「わかるやろ?これでも、裏世界では俺も名の知れた人間や。政財界で注目されとる人間位頭に入れとるわ。………………そんな事より、お前…………ホンマに、あいつに何もされてへんのやろな?」
颯の疑問を上手くかわしながら、大和はさっき見た颯の様子が気になっていた。
手を握る力が強まり、恐い目で見てくる大和に、颯はたまらず目を伏せた。
目立つ男子二人が、手を繋ぎ合い、真剣な顔で話している姿は、街を行き交う人々の視線を集めていた。
「颯…………言わへんのんなら、無理やり吐かせるで?…………俺に、嘘なんかつくなや」
「…………大和…………」
颯を大事に想うが故の、大和のキツい言葉だった。
どんな時も、強く颯を惹き付ける大和に、颯の心も支配されていた。
「だって…………大和、きっと怒るから…………」
「怒るような事されたんかっ!!?」
弱々しく答える颯に、大和の声が大きくなる。
「………大和……っ。…………ほら、話す前から怒ってる。今日は、初めてのデートなのに……………」
初めて、大和とデートらしい事が出来る嬉しさは、大和以上に颯にも強かった。海以外で、こんなに自分を出せる相手に出会えた幸せを、颯なりに大切にしたいと願っていたからだ。
「…………っ………そ、それ言われたら……何も言えへんやん…………。わかったわ………怒らへんから、言うてや……」
可愛らしい颯の姿に、大和も顔を赤くして、優しく言い替えた。
「本当に、怒らない?拓実さんにも、関わらない?」
不安そうに、颯は大和を見上げる。
その顔が、またなんとも言えずそそられるのを、大和は拳を握り締めて耐えた。
「や……約束する。……………約束するよって」
身体を少し屈め、大和は颯の顔を覗き込んだ。
「うん……………。あの…………ごめん、大和。俺も、油断してた…………俺も、悪いのかも………。その………まさか、拓実さんに…………キ……キスされるなんて………」
颯は、早川に言われた言葉を飲み込み、キスされた事だけを大和に告げた。
それを言う事が、今は精一杯だった。
「は……………」
『キス』…………大和の身体に、一気に怒りが込み上げてくるのがわかった。………ただ、約束した以上、颯の前では怒りを出せないと、大和は必死に耐えた。
そんな大和の目に、数メートル先を改装中のレストランから、廃材を持って出る作業員が写った。
「…………颯、ちょっと待っとって」
「え?………大和………?」
ふいに、大和は颯に手にしていた紙袋を渡すと、駆け足で作業員を追った。
「なあ、お兄さん。それ、もういらへん木材やろ?」
「はい?ま、まあ………そうだけど………何か?」
作業員の男は、いきなり声を掛けて来た、今時な風貌のイケメンの大和に、首を傾げて返事をした。
「殴らせてくれへん?」
「へ………???」
「せやから、殴らせてって言うてんねや。俺、今……腸が煮えくり返る位、腹が立っとんねん。このままやったら、怒りが収まらへんさかい…………殴らせてな」
突拍子もない大和からの申し出に、作業員の男は目が点になっていた。
「ほら、早よ持たへんと、お兄さんの顔殴るで?…………ほな、行くよってな……」
「い、いや………ちょっ………この板、厚み結構あるし、君が逆に危ないって!じょ、冗談でしょ!?」
廃材の板を大和に構えさせられ、作業員の男は焦って大和を止めようと手を前に出した。
男の話なんか耳にも入っていないのか、既に大和は拳を後ろに引き、殴る体勢に入っていた。
「手ぇどけへんと、一緒に砕くでっ………」
「ひぃ…………マ、マジ!?」
大和の殺気に、作業員の男は青ざめて目を思いっきり瞑った。
「…………早川の野郎……っ!いつか、ホンマにぶっ殺すっ!!!くそがぁっ……覚えとれっっ………!!」
大和の罵声と共に、その拳が作業員の男が支える廃材をぶち抜いた。
『バキッッーッ』
「うわぁっっ…………」
『ドカッッ……』………板の割れる音と、男が叫び、勢いで飛ばされる音が周囲に響き渡った。
「きゃあぁっ……」
近くにいた女子高生達が、ビックリして悲鳴を上げる。
「あ………あ……本当に………割りやがった…………」
作業員の男は、震える手で真っ二つに割れた板を見て言葉を失った。
厚さ2p近くはある1メートル四方位の板が、歪に割れ、他の廃材が男の周りに散乱していた。
「はぁ…………これで、ちょっとは気ィ晴れたわ。………悪かったな、付き合ってもろうて。これは、ほんのお礼や」
大和は、尻餅を着いている作業員の男の前にかがみ、ポケットから万札を数枚出すと、男の胸ポケットへ入れた。
「な、何者………?プロボクサー?…………すげぇ、強え…………」
立ち去る大和を呆然と見つめ、作業員の男はしばらく立つことが出来なかった。
「大和………っ!?その手、どうしたの!?」
通路の奥から聞こえた悲鳴と、帰って来た大和の拳に血が滲み出ている様子に、颯は顔色を変えて近寄った。
「あ、ああ………ナメときゃ治るわ。大した事あらへん」
「でも…………何したの?薬局行く?手当てしよう……」
ケロッとした大和とは逆に、颯は大和の手を握り、辛そうな表情を浮かべる。
「ええって。ちょっと運動しただけやし………」
「運動って…………大和、俺のせいだろ?」
今にも泣きそうな顔で、颯は俯く。
「…………運動やって、言うとるやろ。そないな顔すんな」
大和の手が颯の顔に触れ、颯を見つめる。
「………大和…………だって…………」
目を潤ませる颯の顔程、大和を欲情させるものはない。
ずっと我慢していた大和にも、限界だった。
「…………なあ、ホテル行こ」
「……………え…………」
「もう…………我慢出来ひん。お前を抱けへんの、辛いねん…………」
大和はそう囁くと、颯を静かに抱きしめた。
既に、通行人達の視線など気にならない位に、颯の身体は大和の言葉に熱く震えた。
「……………も………俺も、大和に抱かれたい………いっぱい、いっぱい愛してもらいたい……………大好き……大和…………」
「…………颯…………」
幸せ過ぎて押し潰されそうな昂りを、大和は全身で受け止めた。
「……………お前を抱くんやから、安っぽい所は嫌やな。やっぱ、スウィートか…………」
「スウィート?………」
大和は笑顔で言うと、颯に財布を見せた。
「今日の俺は、金持ちやねん♪お泊まり決定やな」
「大和…………」
恥ずかしそうに、でも嬉しそうに、颯は大和の手を握り返した。
続く…………。
- Re: オリジナルBLちょっとH?な続編です。2 ( No.24 )
- 日時: 2015/06/02 08:07
- 名前: ハル
ハルです。
いつも、読んで下さる皆様、本当にありがとうございます。
なかなか下手で、まとまらず長い話になっていますが………すみません(>_<)
それでも読んで下さっている事、心から感謝しています。
本当に………ありがとうございます。
「なかなか、ええホテルやな………」
海外ブランドの調度品に囲まれた、広い部屋の窓から外を眺め、大和は楽しそうに言った。
あれから何分か歩き、一番に目に入った有名ホテルへ、大和は颯を導いていた。
高校生が……しかも、イケメン男子二人(と、言うより大和が一方的に)がスウィートを希望してきた事に、ホテル側もかなり驚いていたが、大和が現金前払いで、有無も言わさず部屋を用意させたのだ。
「…………大和、この部屋結構したでしょ?俺も半分払うよ」
部屋のソファに腰を下ろし、颯が大和に話し掛ける。
ベッドルームが二部屋、その中央に今いるソファなどが揃えられた客室は、どう考えても安い料金ではない事が想像つく。
「アホ、俺は自分の女…………いや、女やないな………彼女………な訳ないし、彼氏?何か違う……………ま、まあ……とにかく、付き合うとるヤツに金出さすの嫌いやねん。そう言う心配すんな」
大きな窓に寄りかかり、大和は心配する颯に妙な所で悩みつつ、答えた。
「もう…………そこは、女でも何でもいいけどっ……俺も、自分で使えるお金はそこそこあるからね。大和ばかり負担するのは気が引ける」
「え?女でもええの?…………俺の女………女になるん?めっちゃ美少女やんっ」
大和の様子に呆れ気味に返す颯を、逆手に取るように、大和は颯に突っ込む。
「は?いや、それは………言葉のあやと言うか………その…………だから………」
逆に突っ込まれた颯は、顔を赤くしながら戸惑う。
そんな颯を、大和はソファの背もたれに手を突き、顔を見下ろしす。
「やま………」
「……………お前は、そのままで充分俺の女みたいなもんや。俺を虜にさせるん、ピカイチやさかい」
甘く、とろけるような大和の声に、颯の身体は火照り緊張を高める。
明るめの茶髪と、ジャケットのロイヤルブルーが、大和のルックスの良さを惹き立て、颯はドキドキする胸の部分を握り締めた。
「今日の大和、格好良すぎ…………まるでモデルみたい。ヤクザに、見えないよ……」
人に恋をすると、こんなに相手の何もかもにキュンとしてしまうのか?…………颯は、いつの間にか、大和の全てに感情を左右されていた。
「その誉め言葉、会った時すぐに聞きたかったわ。速攻で、ホテル連れ込んどったで」
大和は、自分に見とれる颯を抱き上げ、首筋に唇を這わした。
「ぁあ………大和……っ…………」
「…………………知っとる?ヤクザに見えへん奴程、恐ろしいもん腹に抱えとるもんや。……………今の俺は、お前を掴んどく為やったら、どんな汚ない事でもしたる。世界中敵に回しても、お前は離さへん。俺だけのもんや……………」
颯の腰から、巻いていたチェックのシャツが滑り落ち、大和の手がTシャツを捲り上げる。
「……………颯、後悔してへんか?この俺を、受け入れた事…………したとしても、もう後戻りはさせへんけどな」
大和は耳元で囁き、颯の耳を舐めて軽く噛んだ。
「や……………っん…………ないよ………後悔なんか、してない…………ぁん……してたら、こんなに大和にドキドキなんてしない………………大和………っ……好き……」
颯は、身体を大和に支えられながら、自分の唇を大和の唇に重ねた。
大和の舌が、颯の舌を絡め求めてくる。
「………………颯…………好きや……」
大和はジャケットを脱ぎ、颯を抱きかかえてベッドルームへ連れて入った。
「大和…………っ……」
Uネックの半袖Tシャツの袖口から、大和の刺青が覗いていた。
ダブルサイズのベッドに、颯を押し倒し、大和は颯の服を脱がせ、首筋から胸元へ唇を滑らせ、キスをした。
「あぁっ…………やま………とっ……」
「今日は、この前より激しくしたるさかい………覚悟しといてな……」
高揚する颯を見つめ、大和は唇を貪るように舐めると、颯の半身を擦り握った。
「やぁっ……あっ………んっっ……」
大和から受ける刺激に、颯はたまらず身体を反り返す。
「………も、俺も……ぁんっ………大和の……舐めたい………大和の…………欲し……いっ」
「…………俺の………て……」
少し驚く大和に、颯は唇に指を加え、色っぽい表情で大和の半身に顔を近付けた。
艶やかな潤んだ颯の目が、大和を見上げ、ゆっくりと赤く染まる唇へ大和のモノが飲み込まれていく。
「そ…………っ……ぁあっ…………あかん、お前っ……それ…………エロ過ぎっ………」
「はぁぁ…………おっきぃ………大和の、スゴい……」
ペチャペチャと、颯の舐める音が聞こえ、大和の半身の先を吸い上げる。
「ア…………アホッ………くぅっ…………ヤバいってっ……!」
颯のいやらしくもエロい顔を見ながら、大和は気持ちの良さに酔いしれた。
「こんなに大きいの………俺の中へ入れてたんだ…………美味しい………お願い、一杯出して…………大和の、飲んじゃだめ?」
颯は、固く大きくそそり起つ大和の半身を、下から唇を這わしながら、大和にねだった。
そんな颯に、たまらず大和は腕を掴み引き上げる。
「…………あかん、先にイクんは………お前や………」
「大和…………っ……」
颯の華奢な身体が、大和の筋肉質な腕に包み込まれ、手を押さえ付けた。
「…………エロいお前も、最高やけどな」
「感じた………?」
「めっちゃ…………感じた。マジ、出るか思うたわ…………でも、一番に出すんはお前の中やて、決めてんねや」
大和と見つめあって甘える颯に、大和は微笑み話した。
大和の手が颯の脚を上げ、少しずつ颯の下半身を刺激していく。
「ぁ……あっ……………ぁあんっ………大和…っ……や…………っ……」
大和は自分の半身を少し入れては出し、焦らしながら颯の興奮を駆り立てる。
それを繰り返しつつ、大和の手が颯の半身を上下に動かし大きくさせた。
「ぃや…………やだっ…………意地悪しない………で……………あっん……はぁっ……」
「意地悪?…………何が?…………ちゃんと言うて…………どうして欲しい?」
焦らされ、身体が耐えられない颯に、大和の呟きが颯の思考を麻痺させる。
「…………れて……………大和の…………奥まで入れてっ…………ダメ……我慢出来ないっ………」
涙目になり、颯は大和の身体にすがり、懇願する。
「…………………そないに、欲しい?俺の………」
「欲しい……………欲しいのっ……………大和のじゃなきゃダメなの…………っ」
その言葉を聞くなり、大和の腰が颯を一気に突き上げた。
「ぁああっ………っ……いやぁっ……ぁんああっ…すごぃっ……ぁんぁんっ」
身体に入り込む大和の半身に、颯は喘ぎを止める事が出来ず、一緒に腰を動かしていた。
「たまらん………っ………颯の感じとる顔、余計興奮するわっ……」
颯の腰を突き続けながら、大和は手で颯の半身を擦り動かした。
「はぁああっんっ……両方は無理………やぁんっ…無理ぃっ…………ぁああっあっぁんっ……おかしくなるからっ………ぁあっ…イクよぉっ………いやぁぁっ………イっちゃうぅっっ…はあぁぁっ……イクっっ……」
前からも下からも攻められ続け、颯は無意識に涙を流して大和にしがみついた。
「颯っ…………俺も、イク………颯っ…イクっっ………………しとる…………愛しとるっっ……颯っ!」
「やま…………とっっ!俺も…………俺もっ…………っ」
泣いてすがる颯を抱きしめて、大和は颯の中へ全てを吐き出した。
ドクンドクンと、脈打つ半身の感触と熱い体液の流れる感覚が、颯を幸せで満たした。
お互いの動悸の波が、二人の身体を重ね合わせ、熱さをより高みへと昇らせる。
「………クス……………何で泣いとん?………ホンマ、可愛いな………」
「だ………だって………大和が激しいから………」
涙を拭う大和の手を、颯は両手で握り締める。
大和も、颯に優しく唇を絡ませた。
「……………離さへん。離さへんよ…………颯……」
「…………大和………幸せ過ぎて、怖い…………」
大和に応えるように、颯は唇を求め返した。
続く……………。
- Re: オリジナルBLちょっとH?な続編です。2 ( No.25 )
- 日時: 2015/06/03 18:25
- 名前: ハル
『あの時、手に入れておくべきだった』
「…………あの時……………」
月明かりの照らし出すホテルのスウィートルームで、窓の近くに配置されたソファへ寄りかかり、自分の赤いチェックシャツを羽織った颯が、静かに呟いた。
大和からの愛情を全身で受け、まだ余韻の残る身体をソファで支える姿は、大和でなくとも心を奪われてしまいそうな程、美しく艶やかで、色気に満ち溢れていた。
「あの時って…………何の事だろう………。俺が拓実さんと関わったのは、中学までだ………。でも……………中学の時は、まだ海がいたし………俺はずっと海の側にいた…………」
颯は、昼間数年振りに会った早川拓実の言葉が気になっていた。
大和に言えば、きっとキスの件以上に怒る。本当に早川に対して、何かしらの行動に出かねない…………そう思うと、大和には口が裂けても言える筈もなく……………颯は大和にすがりたい気持ちを抑えて、一人で考えようと大和の眠るベッドルームから出て来ていたのだ。
「……………海…………まさか、海が何か知ってるんじゃ………。拓実さんの話の中には、海の名前が何度も出てきた…………俺を奪うと言ったのも、俺が海にとって大切な存在だから…………?……………もしかして…………」
海に何か起きてる……………?いつも、何も言わない海の事が、颯には無性に心配になってきた。山のような書類を抱え、寝る時間も少ない海の様子を思い出し、胸が痛くなる。
「…………海………………」
常に強く、どんな時も完璧で、誰よりも気高く綺麗な海…………。その海を独占している事を、颯は何よりもわかっている。わかっているからこそ、もしも海に何か起こっているならば、知っていたいと願った。
「……………俺とおるのに、他の奴の事を考えとんのか?」
ふいに、後ろから大和の声が聞こえ、颯の身体をたくましい腕が包んだ。
「…………っ!………大和…………っ」
聞かれた…………!?颯の胸が、一気に不安で震える。
「ごめ………っ……大和……違うっ、あの………」
「言い訳は聞かへん。どうでもええわ、そんなん。胸くそ悪い…………」
「大和…………っ………」
颯を後ろから抱きしめながら、大和は不機嫌そうに言い捨てた。
いつもと違う大和の雰囲気に、颯は顔を振り返る事が出来ず、その腕の中へ俯く。
「………………………心配すんな。海は、強い」
「え…………」
大和の中で小さく震える颯を、大和は優しく諭すと、一段と強く抱きしめた。
「何よりも大事にしとるお前を、自分の気持ち殺して、俺のとこに行かせる余裕があるんや。何かあったとしても、やられたりなんかせえへんよ。…………お前が信じんで、誰が信じんねん。……………しっかりせえ、お前の海やろ」
「…………大和………」
颯は既に目に涙を一杯にし、大和の方へ向き直した。
「あ……………また、泣いとる。どんだけ、泣き虫やねん」
「…………とが……………大和が、怒ったように言うから…………っ」
「だって、俺に内緒で海の事とかブツブツ言うとんやもん。妬けるわ。言うなら、堂々と俺の前で言えや。隠し事すなて、言うたやろ……」
颯の前に腰を下ろし、自分を見つめて話す大和に、颯はたまらず抱きついた。
「……………颯……っ………」
「好き…………大好き………大好き、大和………」
大和の大きさが、颯には嬉しくてたまらなかった。
嵩原大和と言う人間性が、颯の中に芽生えた『好き』をどんどん膨れ上がらせていく。
「…………アホ、そないに好き言われたら、ますます発情してまうわ」
大和はそう言うと、颯の腰を抱き、身体を引き寄せた。
「………………ぁっ……」
「クス…………エロい声………」
大和の唇が、颯の唇をゆっくり塞ぐ。
「………………なあ、颯。早川拓実に、何か言われたんと違うんか?」
「………え…………」
「キスだけや、ないんやろ?せやから、海の事が心配になっとるんやな?」
「………大和……………」
勘の鋭い大和には、何もかも見透かされてしまう…………まるで、海のようだ………。颯は、大和の真っ直ぐな瞳から目を反らす事が出来なかった。
「安心せえ。お前が一瞬でも不安に思う事は、俺が全て拭い去ったる。この………嵩原大和が、キレイにしたるさかい、不安なんか捨ててまえ…………ええな?」
「……………まと……」
颯は、身体中が………大和の熱い想いで満たされていくのがわかった。
大和が欲しくて、疼く欲望を止める事が出来なかった。
「……………願い……………お願い、大和が欲しい…………」
「………俺も、颯が欲しいよ…………」
颯は自ら大和の座る上に股がり、太くイキり起つ大和の半身を求めて腰を動かした。
「………はぁ………大和の……こんなに大きくなってる…………身体が疼いちゃうよ………」
「お前見とったら、すぐデカくなってまうんや。早よ、腰下ろし………自分から来んのんやったら、入れたらんで?」
「や………ダメ……待って…………ぁあ……入れるからっ……入れるから、止めちゃやだ………」
わざと意地悪に言う大和が、颯の心を淫らに高揚させる。
大和と唇を重ねながら、颯は興奮のおさまらない下半身を、大和の腰にゆっくりと沈めた。
「ぁあああっっ………凄ぃっ……はあぁんっっ!深いぃっ……あっあっんあんっぁあ……大和の……大和の気持ちぃぃ……ぁあっあああっ」
自分の体重で、余計に奥深くまで入ってくる大和の半身の快感に、颯の思考は麻痺する程、悶えた。
「エロいな………お前ん中、俺の体液で既にグチョグチョやで………今日はまた沢山飲み込んださかいな…………そないにええ?俺の身体………」
「いぃっ……あっあっ…………大和の……いぃよぉっ……ぁあんぁっぁっ…大和のいいっ…………っ」
颯は腰を動かし、大和にしがみつく。
そんな颯が愛しくて、大和は颯の身体を抱きかかえ舌を這わした。
「はぁぁあっ……やま…………とぉっ………ぁあっんっ…大和………っ」
「颯…………っ………守ったる………どんな手を使うても…………お前は、俺が守り抜いたる………っっ」
そう言うと、大和は颯の身体を押さえ付け、激しく突き上げる。
「いやぁっっ………ダメ……身体が壊れるっっ………壊れちゃうよぉっ……やぁぁあっっ……ああっ……大和っ…………ダメェ…………っ…ぁああんっ!いゃあっ……」
大和から受ける激しい攻めに、颯は痺れる身体で全身を揺らした。
もう既に、何が絶頂かすらわからない位に、颯の意識は大和の身体に支配され、頭が真っ白になってしまっていた。
「まだあかん…………っ………もっと、もっと……………もっと狂わしたるわ………」
「大和っっ………ああぁぁんっ……あっぁあっ……身体がぁ………ダメェェ……ぁあんっっ…」
自分にすがり、喘ぎ叫ぶ颯を、大和は抑えきれない感情を爆発させるかのように求め続け、愛した。
「………きや………好きや……好きや好きや…………好きやっ……颯っっ」
「……っと………大和っっ………」
互いが唇を貪るように絡ませ、舐め合い、求める二人の想いの強さを確かめ合った。
大和も颯も、もう一時も離れたくない気持ちに、昂る身体を止める事が出来ず、幾度となく繰り返される絶頂感に溺れていた。
「大和…………愛してるっ……」
「………………颯………っ」
颯の言葉に、大和は締め付けられる想いを噛みしめた。
全てを失っても、颯だけは失いたくない……………大和は、颯を抱きながら心に誓った。
続く……………。
- Re: オリジナルBLちょっとH?な続編です。2 ( No.26 )
- 日時: 2015/06/04 17:07
- 名前: ハル
オリジナルBLちょっとH?な……+α
ハルです。
度々すみません(汗)
話がそれぞれに佳境に近付いてきまして、少し休憩を込めた話を作りました。
主役は、新たに出ております。
本当に、長い話を読んでくださっている皆様には、とても感謝しています。
いつも、心から……ありがとうございます。
「嵩原先輩っ!!」
西校舎と東校舎を繋ぐ、高い天井に大きな窓が並ぶ渡り廊下に、大和を呼び止める声が響き渡った。
「あ………?」
急に呼び止められ、怪訝そうな大和が振り返る。
窓から吹き抜ける風に、少し長めの茶髪をなびかせ、緩めのネクタイの間から黒いインナーを覗かせて、シャツの袖口を捲った筋肉質な腕にはシルバーのブレスやオシャレな時計を着けた端正な顔立ちの大和に、周りの女子達もチラチラと視線を向けていた。
「…………誰や?お前………」
大和が振り向いた先に、見た事もない男子生徒が立っていた。
180pはある大和に比べると、身長は颯位だろうか………大和の目線が、颯を見る高さと近く、ただ、外見は黒い髪に丸い瞳、キリッとした口元………いかにもスポーツしてます的な、健康そうな子だった。
「あの、俺…………一年の和田隼斗(わだはやと)と言います。ちょっと前、嵩原先輩に不良達に絡まれている所を助けてもらった………」
うわ………やっぱりスゲー格好いい…………隼斗は、背が高く、顔もスタイルも存在感のある大和を近くで見て、内心ドキドキが止まらなかった。
「え?不良………?何や………そんなんしたっけ…………」
「えぇっ…………忘れたんですか!?嵩原先輩、一睨みで不良達を追い払ってくれたんですよ!?」
隼斗の顔を見ながら、全く思い出せない様子の大和に、隼斗は泣きそうな顔でショックを露にした。
「大和………?どうしたの?」
渡り廊下で周囲の注目を浴びている大和を見つけ、後ろから心配そうな声が聞こえた。
「…………颯………」
その瞬間、大和の声が優しいトーンになり、隼斗は思わず目を向けた。
か……神崎先輩っ!?…………大和に覚えてもらえてなかった事に落ち込んでいた隼斗も、目の前に現れた皆の憧れである颯の姿に緊張が走る。
柔らかそうな髪の毛に、睫毛の長い綺麗な瞳、艶っぽいふっくらした唇………男だとわかっていても、隼斗の視線は釘付けになってしまった。
………美人だ…………隼斗は颯に見とれながら、心の中で呟いた。
「…………誰?………」
颯は、そんな隼斗に気付く訳もなく、大和に近付いて訊ねた。
「ああ………なんや、俺覚えてへんのやけど、こいつを不良から助けたらしいねん」
「不良?…………そう言えば、この前そんな事言ってなかったっけ?大和……」
「そやったっけ?…………お前の事以外、いちいち覚えてられへんわ」
……………アレ?何か………二人の話す距離感が、隼斗には妙な感じに思えた。
嵩原先輩に見せる神崎先輩の表情が、どことなく色っぽくて、神崎先輩に見せる嵩原先輩の表情が、どことなくソレをわかっていて受け止めている様な……………颯と大和の関係を知るよしもない隼斗は、二人の雰囲気に、邪魔してはいけない気がして、黙って俯いた。
「クス…………でも、良かった。俺………大和が後輩をイジメてるのかと思ったよ」
大和の話を聞いて、颯は冗談っぽく笑顔で言った。
その笑顔がまたとびきり綺麗で、隼斗は顔を赤くする。
「い、いえっ………俺は、その時のお礼が言いたかっただけで………っ」
「ホンマやで!俺が、そないなちんけな事するか……っ。なあ?」
颯の言葉に、大和はムッとしつつも、隼斗の肩をポンッと叩いた。
「え…………」
さり気ない大和の行動が、隼斗の鼓動を激しく波打たせる。
不良達から助けられて以来、隼斗はずっと大和に憧れていたのだ。
「………でも、かんにんな。俺、颯しか見えへんさかい、人助けしとっても記憶ないねん。大体、そんなんお礼なんかせんでええ」
大和は、隼斗の顔を見て言うと、向きをかえて歩きだした。
「颯しか…………は、余計だって……っ」
「その通りやん。嘘ついてへんで」
「もうっ…………」
恥ずかしそうに大和の腕を掴んで言う颯に、大和は気にも止めず颯を見つめていた。
そんな二人の後ろ姿が、隼斗にはとても羨ましく感じた。
「…………お礼なんかせんでええ………か………。本当に、格好いい…………」
隼斗は、ますます大和に憧れを強めた。
「…………とは言え、俺なんか………嵩原先輩には相手にされてないよな………」
放課後の人気のない廊下を、隼斗は溜め息混じりに歩いていた。
担任に頼まれ、授業の教材を資料室へ運んでいるところだった。
「………や………ダメ…………ダメだって、大和っ…………」
「…………え?」
ふいに、理科実験室の横を横切った隼斗に、興奮をそそられる色気に満ちた声が聞こえてきた。
「な……なに……………今、『大和』って…………」
隼斗の心臓が、考えられない早さで一気に脈を打ち出す。
「…………ええやん。俺の、もう限界やし…………させてくれへんと、他で処理するで?」
「大和っ………そんな事言わないで………」
こ、こ………この声は、か……確実に嵩原先輩と神崎先輩っ!!!…………隼斗は破裂しそうな心臓を握り締め、緊張で震える手で教材をそろっと廊下に下ろすと、いけないとは思いつつ、興味が理性を上回り、足を声のする方へ向けた。
「だったら、俺にキスしてや」
「…………意地悪………っ」
隼斗がゆっくり近寄ると、二人の声は実験室の隣にある倉庫から漏れてくる。
古い倉庫の扉がほんの少しだけ開いている事に、大和と颯も気付いてない様だった。
………あぁ…………本当に、二人だ………てか、二人って、何か変だとは思ってたけど、こう言う関係なの!?男同士なのに………!?……………隙間から覗き見える二人の意外な姿に、隼斗の胸は衝撃で激しく動揺した。
「なあ、早よう………お前からキスして」
大和は颯の身体を棚に押さえ付け、逃げられないように腕を腰に回した。
「…………キスしたら、他で処理するなんて言わない?」
目を潤ませ、甘える颯の表情に、隼斗の股間も少しずつ反応していく。
エ、エロい………ヤバい……男の神崎先輩に、起ちそ…………自分の股間を押さえ、隼斗は二人から一段と目が離せなくなった。
「言わへんよ。俺の身体、お前にあげる」
「大和………っ…………ぁあ……んっ…」
大和の視線に、たまらず颯は唇を重ねる。唇の間から、舌が絡まっているのが見え、隼斗の半身をますます大きくした。
「颯……………愛しとるよ………」
颯の耳元で、大和は優しく囁くと、腰から手を忍び入れ、颯の身体を抱きしめた。
「……あぁん…………やま………と…………はぁっあぁ……」
颯を抱きしめ、迫る大和は、とても男らしくて格好良く………そんな大和を受け入れる颯は、とても綺麗でそそられた………。
「……………っ………」
無理……………出る…………っ………息も出来ない程、二人に見とれた隼斗の半身は、既に限界だった。
隼斗は、思わず股間を握り締め、物音をたてないように近くのトイレに駆け込んだ。
「っくう…………うわぁぁっ………あぁっ」
個室の鍵を締め、慌てて下ろしたズボンから、勢いよく隼斗の体液が飛び出した。
「はぁ………はあぁ……………マ、マジ………やべぇ……………先輩達、エロ過ぎ……はぁはぁ…………お、俺も、したくなっちゃったよ…………」
顔を高揚させ、隼斗は二人を思い浮かべる。
「あぁ……………神崎先輩……抱いてみてぇ…………いや、嵩原先輩に…………迫られてみたいかも……………はあぁぁ…………俺、頭イカれた?…………ハマりそぅ……………当分、二人がオカズかな…………」
個室のドアにもたれ、隼斗の身体は先輩達の余韻に浸った。
ハルです。
最後は、エロくてすいません(汗)
隼斗の話は、また書いてみたいと思います。
思春期の、ちょっとHな隼斗の話でした。
読んでくださいました、皆様、ありがとうございます。
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