大人オリジナル小説
- 死んでしまったあなたに伝えたかったことですが、
- 日時： 2013/11/17 22:55
- 名前： noeru
あんなにブラックな話書いてるくせに実は社会派もシリアス・ダークも書いてなかったnoeruですー！自己紹介長いっすー！！
二次小説じゃないと長続きしないからですかね？
そのせいで二次小説がお先真っ暗な絶望集になってるのはメカクシしときましょー
何かあると書いてる小説にそれが影響して話がどんどんどん底に落ちていくのが悪い癖なので
嫌な事があったり書きたくなったり→ここに書く！とにかく小説にするのだ！！→安定したシナリオで二次創作！！→全体的にスッキリ！！
という、まあ短編や思ったことの書き溜め的役割です
どっちかって言うとエッセイに近いかな？
もちろん全部タイトルに関係することでっせ
！※※※！
・よく分かりませんが鬱症？とかパニック障害？な気もします、多分。本当にそういう方申し訳ござらん
・ガチで極限で書くときは誤字脱字酷いかも(後日暇な時直すかもです)
・似たような話ばっかだったらｽﾏｿ
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- 勘違いと僕たちの話 ( No.11 )
- 日時： 2013/12/03 19:30
- 名前： noeru
傷だらけの身体には精々チャックで応急処置をしておけばいいのだ。
大切なものだけ綺麗に包んで、心の底に仕舞っておけばいいのだ。
それを傷付ける人がどれだけ私のことを思っていてくれるとしても、奪うのなら敵なのだ。悲しくない。
きらきらしてふわふわして、そんな夢も思い出もいつか終わってしまうのだ。それならばせめて、終わらない理想を見せてほしい。
いつまでも変わらない、確かなものが欲しいんだ。
それは『愛』かもしれないし『命』かも、それでもそれが、傷付ける他人でないことは確実なのに。
その人はまだ、自分が私にとってかけがえのない人物だと勘違いしている。
あれだけ馬鹿にして、見下して、必要な時だけ利用して、私ならいいのだ。私の好きなこと、私の好きなもの、私の好きな―――あなた。あなたのことはもちろん話さないけど、私の支えを悉く酷い言葉で比喩して、私の心を傷だらけにしたのにまだそう思い込んでいる。全て私の将来の為だ―――「私の将来」を盾にして、今の私を崩しにかかる。
「もうあなたのことなんて、どうも思ってないよ」と一言言えればいいのに。
もちろんこの「あなた」はその他人のことだ。
かりそめでも、その心のうちに少しだけ触れて、その悲しみに寄り添いたい。
その人は、そんな私の心を理解できない。私の悲しみを理解できない。
知りたくなかったのに、私のように傷付けて傷付けられている人がいることなんて知りたくなかった。それが、この世に溢れる程いる人類の全てだなんて考えたくもない。
この痛みは僕だけのものだ。
君が好きだ、君の特別になりたい。君以外はいらないのに、君には届かないまま君以外だけが僕を引きずり込む。助けてと思っても、せっかく手を差し伸べてくれた人にすら絶望するんだ。
その人の心の隙にある、僕たちへの差別を見てしまったら戻れない。
業務的な同情に、事務的な労りに、今まで散々押し潰されてきた。
愛されるのを放棄したのは僕だ。
それ以前に、平凡を憎み平凡を求めたのも僕だ。
他人から聞けば病的に我侭で、自分自身に酔っていることも分かってる。
それでも満たされない隙間に、僕らは病的に恋してる。
だから精々他人様は、応急処置のチャックをこじ開けようと躍起になればいいよ。
私たちが「自分に心を開いている」なんて錯覚して、平凡な自分に酔ったままで。
悲劇のヒロインこじらせちゃってごめんね。
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