大人オリジナル小説
- 死んでしまったあなたに伝えたかったことですが、
- 日時: 2013/11/17 22:55
- 名前: noeru
あんなにブラックな話書いてるくせに実は社会派もシリアス・ダークも書いてなかったnoeruですー!自己紹介長いっすー!!
二次小説じゃないと長続きしないからですかね?
そのせいで二次小説がお先真っ暗な絶望集になってるのはメカクシしときましょー
何かあると書いてる小説にそれが影響して話がどんどんどん底に落ちていくのが悪い癖なので
嫌な事があったり書きたくなったり→ここに書く!とにかく小説にするのだ!!→安定したシナリオで二次創作!!→全体的にスッキリ!!
という、まあ短編や思ったことの書き溜め的役割です
どっちかって言うとエッセイに近いかな?
もちろん全部タイトルに関係することでっせ
!※※※!
・よく分かりませんが鬱症?とかパニック障害?な気もします、多分。本当にそういう方申し訳ござらん
・ガチで極限で書くときは誤字脱字酷いかも(後日暇な時直すかもです)
・似たような話ばっかだったらスマソ
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- 空想の話 ( No.16 )
- 日時: 2013/12/15 15:51
- 名前: noeru
中学2年生のクリスマスなんて、何をすれば正解なのだ。
家族でのクリスマスパーティに居心地の悪さを感じるようになったのはいつからだったか。
友達とカラオケと言っても、恥ずかしながらプレゼントで買ってもらったゲームの攻略本でお小遣いは破綻した。
一緒に出掛ける彼氏もいない。いるが、いるのだが、残念ながら一人で妄想彼氏とデートしている末期女にしか見えない。案外的を得てはいるが。
ということで私たちの聖夜の予定は新しいゲームをやり込むかまどマギをまとめてみるくらいである。
何でこんな話になったかというと、実はあなたと一緒に過ごす初めてのクリスマス、あなたとの初めての年越しなのだ。
これだけ見れば初彼が出来たばかりの初々しい気持ち悪い少女漫画の主人公みたいな吐き気を催す下剤女の戯言なのだが、残念ながら相手は自分、悲しき精神病患者の方がまだしっくりくる。
本当に精神病患者の方に申し訳ないくらい、あなたと日常を(悪い意味で)エンジョイしている。
たまにマゾではない自分は、もはや苦痛愛好者の方なのではないかと思う。与えられる苦痛が快感ではなく、苦痛から来る人としての異常を狂おしい程愛してる場合はどうなるのだろう。
早く最高裁判所に、エゴとイド、裏と表、私とあなたの結婚を法的に許してほしいものだ。このままじゃ事実婚もままならない。但しただの中二病患者を省いて。
ここまでは前座で、実はクリスマスの話はどうでもいい。書き出しに困った末の犯行とわたし容疑者は供述している。
教室に戻りたくない。
頭がおかしくなってしまいそうだ。あんなに荒れて、とっとに学級崩壊まで追い込まんでしまえばいい。
早く大人になりたいけれど、このまま子供でいたい。
大人になってあなたと手を繋いで並んで歩きたいけど、子供のままあなたの服の裾を掴んで頼もしい背中を見ながら歩きたい。泣きそうなときは振り向いて、泣きじゃくったときはおぶって歩いてくれる。
どちらにせよ、待ってはくれないし、きっと追い付けないんだろう。
前の話に繋がるけど、日の目に浴びて誰かに見てほしいと、心のどこかで願っている。前々から書いているけど、私は影が薄い。よく雑誌とか明るいクラスのムードメーカーが「一人が好きな人」って言うけど、正しくは「一人でも我慢できる人」か「一人にならざるを得なかった人」だったらいいなと思う。一人だといろんなことを、無駄なことを考えてしまって嫌いだ。「自分と向き合え」なんてのは戯言だ。それこそ害悪ヒロインなんかよりもよっぽど、酷いことをしてる。自分の弱さを分かってるのに、突きつける。私は分かってないんじゃなくて、分かってるけど認めたくない、分かってるけど実行したくないだけなのだ。
誰かが見て、広めて噂して、元々目立ちたがり屋だった私はそれを望んでいる。批判されるだろう。嘲笑してしまうだろう。いつか忘れ去られて風化するだろう。それらも全て―――快感で、興奮するだろう。そんな在り得ない現象に一度も恵まれたことが無い。こんな自分勝手な人間にそんな権利が与えられたら堪ったものじゃないけれど。
何が言いたいかというと、要するにあなたに追い付きたい。
どんな理不尽で傲慢で勘違いで、気持ち悪いかは「分かってる」。
手に届かない高みにいるあなたに、接触は出来なくても、気付いてほしいんだ。
ここに、あなたを尊敬し敬愛するたった一人の馬鹿がいること。
気付いてもらえたかもしれないけど、途中から「あなた」は別の人物のことを指している。微妙にニュアンスが変わっているから、本当に微妙で、後から自分で読んでも分からないかも。
いろんな手段を試した。私が許されている範囲のこと全て。時にはその範囲からギリギリ出てしまったけど、まだまだ届かない。届けたい。
こうやって、いろんなものに手を伸ばして「届かない」って嘆いて、「届けたい」って足掻いてるのが生き甲斐なのだ。
その中でわずかに「届きそう!!」ってなるから、まだまだ頑張れるのだ。
空想にも近い、死にかけの恋心でも良かったのに。
君だけじゃなくて、あなただけじゃなくて、世の中に、顔も知らない誰かにも伝えて届けたいと願って止まらない。
空想みたいな、曖昧で愛しい愛情。
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