大人オリジナル小説
- 死んでしまったあなたに伝えたかったことですが、
- 日時: 2013/11/17 22:55
- 名前: noeru
あんなにブラックな話書いてるくせに実は社会派もシリアス・ダークも書いてなかったnoeruですー!自己紹介長いっすー!!
二次小説じゃないと長続きしないからですかね?
そのせいで二次小説がお先真っ暗な絶望集になってるのはメカクシしときましょー
何かあると書いてる小説にそれが影響して話がどんどんどん底に落ちていくのが悪い癖なので
嫌な事があったり書きたくなったり→ここに書く!とにかく小説にするのだ!!→安定したシナリオで二次創作!!→全体的にスッキリ!!
という、まあ短編や思ったことの書き溜め的役割です
どっちかって言うとエッセイに近いかな?
もちろん全部タイトルに関係することでっせ
!※※※!
・よく分かりませんが鬱症?とかパニック障害?な気もします、多分。本当にそういう方申し訳ござらん
・ガチで極限で書くときは誤字脱字酷いかも(後日暇な時直すかもです)
・似たような話ばっかだったらスマソ
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- 編み物の話 ( No.20 )
- 日時: 2014/03/16 17:34
- 名前: noeru
せっかく金賞を頂いたので何かしら書こうと思う。
今書きたいのは複雑板で始めた方なのだが、なかなかオリキャラが集まらず書けない。ちなみに内容は前にも話した夢の話、うちの中学でダイヤを探すやつだ。ただ、もちろん補わなければならない部分もあるし、学校の所為で起こされてしまったので肝心なラストが分からないのだ。それでも見た目やイメージを憶えていて、きちんと小説の世界観にできたことを我ながら誇りに思う。今までと違う書き方が出来て楽しいのだ。
いつも通り一通り脱線したところで、今私は季節はずれな編み物を始めている。毛糸玉の巻き方も知らなかったのでググって、とりあえず手元にあった筒状のケースに巻き付けて作っている。編み始めるかも怪しいが今回こそ作ってみせる。
編もうと思ったのには海より深い訳があるからだ。
私は元々黒い細身な毛糸でマフラーを編んでいた。途中で飽きて編み掛けのまま放置されほこりまみれになっていたのを片付け中に見つけられ(私は掃除は好きだが片付けは大嫌いなので参加していなかった)、ちょうどいい機会だからかんせいさせようと一から解いているのが現状だ。
あなたが筒を持ってころころ回転させ、それに沿って私が毛糸を隙間なく巻きつける。終わりの見えないまま毛糸を巻いていると、一秒間が一年ほどに感じられて、このまま時が止まればよいと思った。否、止まるべきだ。進むなんてくだらないこと、止めてしまえ。
もうすぐ二人消える。
あの子たちだ。好きな作品が終わるというのはヲタク2年目な私にとっては初体験で、その上あの子たちの中でも一位二位を競う二人で、あなたと二人対応に非常に困っている現状だ。
前にも述べた通りあの子たちやあなたに侵食されている状況で生きているわけで、そのせいか最近唐突に鬱病かってくらいネガティブになる。自分の死を恐れると言うよりは、もっと別の大きなものに怯えている。
私がこうやってネット世界の住人として引き籠るようになって学んだことは、「なんだよ、二次元も三次元も大して変わんねえな」だった。ツイッターの名言botなどで、人生について無理ゲーだとか神ゲーだとかゲームに例える名言(笑)を頻繁に見かけるが、二次元だって十分無理ゲーだった。スポーツ漫画見ろよ、と思う。
何より「人生は無料」という点を挙げ神ゲーと言ってるやつは自分の人生としか考えてないんだろう。人生は無料ではなく、生まれてからずっと課金し続けてそれを子供に一気に尽くすゲームだと思っている。「結婚候補無限大」?ざけんな。
がーっと戻るが、私が編み物を始めた理由。首輪だ。首輪じゃなくてもよかったけれど、縛り付けるものが欲しかったのだ。
私やあの子たちが恐れているのは終わってしまうことじゃなくて、それが一年、二年と経つうちに誰からも忘れられてしまうことだ。そのうち自分も忘れてしまって、その時あの子たちは、私はどうしたらいいんだろう。だから一生、あの子たちの「愛」にがんじがらめにされて、それを引き摺って歩きたいと思った。
私はきっとマフラーを編み終わらないし、付けることもない。
捨てるだろうし、またたまに「ああ編もうかな」と思って飽きる。
それでもあなたと糸を巻いている間は何もかも忘れられる。
それはまるで焦げた赤い糸を回収しているようだとか、たとえ有料でもその向こう側で生まれたかっただとか、気持ち悪いことを考えながら、肩の重荷に耐えている。
あの子たちの絶叫が聞こえるようで、そういえば全部私だったな。
とんだクソビッチですよ。
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