大人オリジナル小説

監禁教師(r18BL・閲覧注意)
日時: 2019/11/10 16:54
名前: 白楼雪

 その日、俺は後悔した。
 あの日、あの時、もっと違う答えを選んでいれば未来は変わったのかもしれないのに。



 ※更新は不定期か、頻繁か作者にも謎です。
  内容は二次作の方よりハードです。
  ちなみに、主はどちらかと言えばサディストらしいです((軽度)自他共に認めるレベルorz)



 ※今で閲覧してくれた皆さまへ。

  ここまで読んで下さっていた方々ならお分かりになると思いますが、最後二つのコメ文は私ではありません。
  今気づいたばかりなのですが、荒らされていたようです。

  今後はロックを掛けつつ書きますが、それでも何かしら荒らすような行為(更新の際ロックを解除している際等々)をするようなら、そのたび打ち切り。そして、最悪ここでの執筆を取り止める可能性もあります。
  
  なお、荒らしのかた、目的はなんです?お話があるなら、雑談にてたっぷり聞いてあげますよ?
  本当にいい迷惑です。


 なお、この小説は永久凍結となります。

 ※管理人さん。削除、ありがとうございました。

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Re: 監禁教師(BL・閲覧注意) ( No.10 )
日時: 2018/09/27 21:50
名前: 白楼雪

目の前の監禁犯に頼むのは癪だが、此を機に手錠を外して貰えれば状況は幾らかましになる。
そんな浅知恵を働かせた雨宮を見抜いているよう、羽村は飄々と言う。
「別に手錠を外さなくても、水くらい飲めるだろう」
「は?いやいや、こんなの付けられてたら、飲みにくいっつう事ぐらいわかるだろう」
ボトルが掴めないわけではないが、拘束されれば飲みにくい事は見ればわかるはずだ。
実際今にもうっかり手元のボトルを落としても可笑しくないのである。
雨宮が羽村を訝しげに見ていると、不意に彼が雨宮の持つそれを取り上げた。
「お、おい。なにす…」
雨宮の声を無視し羽村はボトルの蓋を軽く捻った。
カチリ、乾いた音が聞こえ開いたそれを手渡して貰える。それでも多少の飲みにくさはあるが、蓋を開けて貰えただけでも助かる。
しかし、羽村の行動はそれで終わらなかった。
「ほら、口開けろ」
雨宮の口許にボトルの飲み口を触れさせられる。
「なっ!?」
羽村の言葉に思わず動揺を覚えた。
誰かに水を飲まされるなど、シラフで出来ることではないだろう。
確かに拘束されている以上、それが一番飲みやすいかもしれないが、それでも抵抗はある。
「なんだ、喉渇いてるんじゃないのか?それとも何か抵抗でもあるのか?」
雨宮の心境を察したのだろう。楽しげな羽村の表情が勘にさわる。
「…っ、…ぅ、うぅ…、…早く、飲ませろよ…」
羞恥と喉の渇きに数秒悩み、ついに諦めるように雨宮は呟いた。
「もっと素直になれよ、ほら」
苦笑を浮かべた羽村の手によって、雨宮の口許に冷たい水が与えられる。
「ん…、く……ぅ…」
監禁され拘束され、怒鳴り声をあげた事によって、雨宮の喉は渇ききっていた。
乾燥した大地に雨が染み込むよう、雨宮の喉に心地よい潤いが与えられはじめて入るのだが、普段自分で飲むのと違い、やはり少し飲みにくくはある。
「…っ、…んん…」
雨宮の口の端から僅かに水が零れ落ちてしまう。
「やっぱり、少し飲みにくそうだな」
あ、もう少し欲しい。雨宮の思いとは裏腹に、羽村は彼の口許からボトルを離した。
もの足りなさそうに羽村を見つめていると、彼はその飲みかけの水を口に含んだ。
いったい何をするつもりなのかと呆けていると、羽村は雨宮の口を自身の唇でふさぎにかかった。
「んん!?んー、ん…」
抵抗するよう声をあげようとすると、羽村の舌と彼が含んでいた先程より温くなった水が流れてきた。
「…ん、ほら、飲みやすくなっただろう?」
雨宮が喉を鳴らすと、すっと口づけを離し羽村が悪い笑みを見せた。

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