大人オリジナル小説

監禁教師(r18BL・閲覧注意)
日時: 2019/11/10 16:54
名前: 白楼雪

 その日、俺は後悔した。
 あの日、あの時、もっと違う答えを選んでいれば未来は変わったのかもしれないのに。



 ※更新は不定期か、頻繁か作者にも謎です。
  内容は二次作の方よりハードです。
  ちなみに、主はどちらかと言えばサディストらしいです((軽度)自他共に認めるレベルorz)



 ※今で閲覧してくれた皆さまへ。

  ここまで読んで下さっていた方々ならお分かりになると思いますが、最後二つのコメ文は私ではありません。
  今気づいたばかりなのですが、荒らされていたようです。

  今後はロックを掛けつつ書きますが、それでも何かしら荒らすような行為(更新の際ロックを解除している際等々)をするようなら、そのたび打ち切り。そして、最悪ここでの執筆を取り止める可能性もあります。
  
  なお、荒らしのかた、目的はなんです?お話があるなら、雑談にてたっぷり聞いてあげますよ?
  本当にいい迷惑です。


 なお、この小説は永久凍結となります。

 ※管理人さん。削除、ありがとうございました。

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Re: 監禁教師(BL・閲覧注意) ( No.7 )
日時: 2018/09/19 23:31
名前: 白楼雪

羽村燐。雨宮の大学の講師で、先週雨宮に告白してきたので、ハッキリ断った相手。
そのはずなのだが---。
「…とりあえず、これ、外して貰えません?何も見えないし、動きにくいんですけど」
色々聞きたい事はあるが、視界を遮られ動きを制限させられては落ち着いて会話も儘ならない。
だが、苛立ちを滲ませる雨宮の声に、羽村は苦笑の答えを返した。
「あはは…、雨宮、お前は面白い奴だな。何のために俺がお前に手錠や足枷を付けたと思っているんだ?」
わざわざ拐って拘束したのに何故ほどかなければならないのか。
羽村の言いたいことは、おそらくそう言うことだろう。
しかし、その事が余計雨宮を苛立たせた。
「うるせぇな!良いからさっさとこれ、外せよ!この、変態野郎!」
腕や足に繋がる金属の音が室内に耳障りな音を響かせる。
その音がどこか無機質で、雨宮の思考を冷静にさせた。
まずい。こいつは、羽村燐は、大の大人の男を拐かし拘束しているのだ。
雨宮自身決してがたいの良い男ではないがそれでも一応は成人男性ではあるわけで、そんな雨宮を拐って拘束出来るのなら、逆上されて何をされるかわかったものではない。
「…いや、…あの…」
今さらかもしれないが、一応彼の怒りを抑えようと雨宮が声をかけようとした瞬間、羽村は驚きの行動に出た。
「…とりあえず、これだけなら外してやるよ。手錠と足枷は駄目だが、目隠しは確かにやり過ぎた」
するりと羽村の指先が髪に触れた気がした。するとしゅるりと布地のかすれる音が聞こえ、視界から微かな光がさす。
視界に入った羽村の右手には黒く細長い布。おそらく目隠しに使われていたものだろう。
そして、羽村の表情は何故か僅かに哀しみの色が滲んでいた。
(え…、俺、もしかして傷つけた?)
「喉、渇いただろ。とりあえず、飲み物を取ってくる…」
羽村の声に先程までの力は失われて、雨宮のほうが何か悪い事をした気持ちになる。
(なんだよ…。そんな顔されたら、もう何も言えないだろ)
雨宮は六畳程の灰色の密室で、唯一の入り口から出ていく羽村を見送る事しか出来ずにいた。

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