大人二次小説(BLGL・二次15禁)

野球部の秘密。-R18-
日時: 2013/09/16 12:47
名前: みるきんぐ

えと、はじめましてです!

この物語は、主人公総受けです!
好きなプレイを教えてくださったら、要望に答えて書きます!
コメント待ってまs((殴
よろしくお願いします(*´∇`)ノ 

●人物

[主人公]
野井崎 辰
ノイザキ タツ

高1。野球大好きで、元ヤンだけどいい性格。ゲイではない。黒髪。

[部長]
篠山 珀
シノヤマ ハク

高3。部員とはめったに会わず、冷たい。でも辰をいじるのは好き。黒髪。

[部員]
城田 奏
シロタ カナデ

高3。元気で、お兄ちゃんのような存在。子供っぽいけど辰より背は高い。茶髪。

[部員]
雄山 美弥
オヤマ ミヤ

高3。面倒くさがり。可愛い系の顔立ちで、背は普通。黒髪で片方にピアスをしている。

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Re: 野球部の秘密。-R18-  ( No.24 )
日時: 2013/09/16 12:48
名前: みるきんぐ

#13

「はぁ…、はぁ…っ」

全速力で走ったため、動悸が激しくなっていた。
息を整えるため、立ち止まって、ゆっくり息をする。
ふぅ、と息を吐けば、少しだけ落ち着いた。

「……びっくりした…」

突然の美弥先輩の行動。
俺の方がガタイは良い筈なのに、美弥先輩は、容姿からは想像できないほど力は強かった。
恐らく、あの実力で野球部に入ることが出来たのだろう。
……まぁ、これで美弥先輩がゲイということが分かった訳だが。

「…さて…。とりあえず部長さんを探すか」

向こうから俺に「来い」とか行ってきたくせに、そっちが現れないとはどういう了見だ。
俺は息をついて、校内を歩き回った。

ーーーそして、数時間が経過。

「いねぇし!!」

俺はそう叫んでしまった。

校舎をいくら探しても、部長さんはいない。
俺の見落としか、あるいは部長さんはもう帰ったか。
いや…もし帰っていたら、俺は部長さんをとりあえず殴る。
むしゃくしゃして、俺は髪を掻き上げた。

「あーーーもう!」

「…ターッちゃん!」

「……ひぃっ!?」

突然聞こえた声と共に、後ろから抱きつかれ、思わず声が出た。
何事かとぬくもりのある後ろを見れば、そこには、奏先輩の姿。

「……奏先輩か…」

「にっしっし。タッちゃんこんなので驚くなんて、かわいー」

「……はぁ…」

そりゃあ驚くに決まってるでしょ。
何しろ、急に抱きつかれたんだから。
奏先輩はヘラヘラ笑って、「どこ行くの?」と抱きついたまま言った。

「あー…部長さんを探しに」

「ハッくんを?」

「……ハッくん?」

「うん。部長の名前って“珀”だからさ。ハッくん」

「……美弥先輩のことは?」

「ミーちゃんだけど?」

うわぁダメだこの人“くん”か“ちゃん”をつけなきゃ名前を呼べない人だ!!
俺の危険信号がこの人は危ない人だということを知らせている…。

「……お願いだから呼び捨てにしてください」

「えー!ヤダ」

「お願いします!ちゃん付けなんてヤですっ」

「えーー!」

俺が粘ると、奏先輩は困ったように顔を顰めて、そして「…タッちゃんのお願いだからしょうがないなぁ」と抱きついている俺の背中から離れる。
ホッとして、後ろを振り向いて奏先輩を見た刹那。


「………辰」


奏先輩の不意の呼び捨てに、ありえないほど、心臓がどくんと跳ねた。
気付けば、顔が自分でも分かるくらい赤くなっている。

「………っ!!」

「…?辰?」

「や、やっぱいいです…!タッちゃんにしてくださいっ!」

「そう?」

じゃあ遠慮なく、と奏先輩が弾けんばかりの笑顔で笑う。
びっくりして、俺は壁に手を付いたまま、へにゃりとその場に座り込んだ。

「タッちゃん!?大丈夫っ?」

「……は、い……はは…」

知らなかった!
普段呼び捨てをしない人の不意の呼び捨てがこんなに威力があるなんて知らなかった!!

「ぅわー!」

「タッちゃんホントに大丈夫!?」

「大丈夫れすー!!」

「いやいや大丈夫じゃないでしょそれは」

奏先輩はケラケラ笑いながら、俺に手を差し出した。
俺はピタッと止まって、奏先輩を見上げる。

「ホラ、ハッくん探すんでしょ?手伝うから、立って」

奏先輩は相変わらず笑いながら、でも優しく微笑んだ。
ドキン、と胸が高なる。
……え、いやいや胸なんか高鳴ってないから。別にときめいてないから。

「あ…ありがとうございます」

「いいえ〜」

奏先輩は俺の手を握り俺を立たせると、「さ、ハッくん探すぞ〜」と何故かご機嫌で歩き始めた。
……部長さん、どこにいるんだろう…。
会いたい、という自分の気持ちに、俺は気付いていなかった。

Re: 野球部の秘密。-R18-  ( No.25 )
日時: 2013/09/16 13:22
名前: 水蓮


水蓮です(´・ω・`)

こんな近くに神作があったなんて…!
私のもこんなに書ければ良いのn(殴

私も、【強く甘く狂うほどに。】っていうのを書いてるんですけど…
できれば、コメントというかアドバイス?を書いて欲しいなー。なんて…

では…!( ´∀`)/~~

Re: 野球部の秘密。-R18-  ( No.26 )
日時: 2013/09/16 13:34
名前: みるきんぐ

水蓮さん、コメントありがとうございます!
神作だなんてとんでもないでございまする((殴
口調おかしくなったので一応殴っときました。
おぉ!私なんかが良いアドバイス出来るのかどうかはわかりませんが…ぜひぜひ読ませてもらいます!!

Re: 野球部の秘密。-R18-  ( No.27 )
日時: 2013/09/22 20:55
名前: みるきんぐ

#14

「いないね〜ハッくん」

「どこ行ったんだろ…」

「ね〜」

奏先輩は頭の後ろで手を組んで、キョロキョロと辺りを見回す。
俺はそんなあどけない先輩を横目で見て頬を緩めながら、同じく辺りを見回していた。
廊下を少し行くと、見慣れた風景が戻ってきた。
どうやら、校内を一週して部室に戻ってきたらしい。

「タッちゃん」

「はい」

「もうハッくん探しやめる?いないし」

「……ですね」

諦めたように奏先輩が言うので、俺はこくんと頷いて、部活(といっても雑用だが)に行こうと決めた。
でもその前に、ちょっとトイレ…。

「俺、部活もう少ししたら行きますんで」

「オッケー。じゃ、俺部活行ってるね〜」

「はい」

部室に入る奏先輩が手を振ってくるので、俺はどうしたらいいかわからないけどとりあえず手を少しだけ上げた。
奏先輩は微笑むと、部室の中へと消えて行った。

(……はぁ、疲れた)

なんだか今日は、部長さんのことばかり考えているような気がする。
そう思いたくなくて俺は否定するように首を振って、とりあえずトイレ、と廊下を進んで行った。

「♪」

慣れないハミング。
入学したばかりのこの高校は、俺にとっては何もかもが新鮮だった。

廊下を曲がると、その先はトイレ。
少し感じる開放感に自分で笑いそうになりながら、トイレの個室を開けた。


ーーーーすると、突然。


「わーいカモみっけー」

そんな陽気な声と共に背中から鈍い痛みが走って、「……っ…!?」と声にならない声を出して力が抜けた。

突然のことに状況が飲み込めなくて、え… と霞む視界の中振り向くと、笑う男の姿。
そのまま前に倒れこみそうになると、今度は別の男がきて、俺を間一髪で支えた。
よく見ると、他にも一人いる。つまり、三人か。

「ギャハハッ、イイ顔してんじゃねぇか」

「ラッキー♪」

「早くやろーぜ」

三人はそれぞれ思い思いの言葉を発すると、我慢しきれないとばかりに、俺を雑に抱えたまま個室に入った。
抵抗する力が入らなくて、背中のツボを押されたんだ、と冷静に判断している自分がいる。
ガチャ、という鍵の閉まる音と共に、俺はいつの間にか壁際に押さえつけられていた。

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