大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- カゲプロ シンタロー受けほとんど
- 日時: 2015/05/03 18:30
- 名前: 橘
初めまして、橘(たちばな)です。
他にもスレを掛け持ちしているんですが、また性懲りもなく書いています。
カゲプロ、ハイキューを中心に他の作品も書きます。
基本短いものしか書いてません。
Rは入るかもしれません。
コメント、リクエスト貰えると泣いて喜びます。
遅筆です。
よろしくお願いします。
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- Re: カゲプロ 小説 腐向け? ( No.20 )
- 日時: 2015/04/29 11:34
- 名前: 橘 ◆j8LwjqF.GU
[こんな日も]鳥イリ、藜淫ちゃんリクエスト
「いつまで仕事やってんのよ。」
凛とした声。
静まり返った校舎に、それはよく響いた。
烏間がそちらに目をやると、壁に寄りかかって呆れたような顔をしたイリーナがいた。
「まだ書類がある。」
「ふーん。」
冷たくイリーナをあしらい、直ぐに書類に目を向ける。
イリーナは面白くなさそうにそっぽを向き、ねぇ、と話しかけた。
「今日、デートしましょうよ。」
「どこへだ?」
「……どこだっていいじゃない。美味しい店、おしえてあげるから。」
「そうか。」
会話のキャッチボール。
それだけでイリーナは嬉しくて、くふふと顔をほころばせる。
こいつは余り愛の言葉を吐かない。
外人のような直球な愛も言わなければ、日本人のような優しい愛も吐かない。
それがはじめての体験で、イリーナは興味をしめしてしまったのだ。
烏間はしつこいイリーナにはぁ、とため息を吐き、書類を鞄にいれて歩みだす。
「行くぞ。」
と真摯に言って。
イリーナは頷いて同じようにまた歩きだした。
手を絡めて、夫婦のように。
こんな日も。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
藜淫ちゃんリクエストありがとうございましたっ!
- Re: カゲプロ 腐向け リクエスト募集中 ( No.21 )
- 日時: 2015/04/29 16:44
- 名前: 橘 ◆j8LwjqF.GU
[切望したのは、]マリシン、シンマリ
マリー。
アルトボイスの優しい声が彼女を呼んだ。
はっ、と呼ばれた彼女、マリーは身体ごと後ろに捻り、声がした方を向く。
そこには微笑んで、花に埋もれていたマリーの頭を払う青年、シンタローがいた。
「マリー、そろそろ帰ろう。」
「あ、あとちょっとだけ、ね?」
「仕方がないな。あと少しだけだぞ?」
「うん!」
きゃっきゃうふふ。
そんな単語が似合いそうな二人が、同じように無邪気に笑う。
それだけで、周りには花が咲き誇っているようだった。
ぽとり。
シンタローはマリーが持っていた分厚い本のページから出てきた、白地に紫が入った花を手にとる。
マリーは何かの花を探しているようで、辺りを見回していた。
仕方ない、と思いつつ本を横に持ち、花をまじまじと見つめる。
この花に何処か見覚えがあったシンタローは頭を捻った。
確か、マリーが読んでいた花の純愛小説。
その時はマリーも恋愛小説を読むのか、なんてことしか思っていなかった。
本の裏に書いてあった、あの花。
シンタローは聡明な頭を巡らせると、一つの名前に行き着く。
「ああ、クロッカスか。」
そう呟いたシンタローにマリーはまた勢いよく頭をこちらにやった。
「し、シンタロー!そ、それ!」
ぼんっ、と効果音が付きそうなほど真っ赤になったマリーは、急いで分厚い本と花をシンタローから奪い取る。
マリーが大事そうに胸に抱えたのを見て、罪悪感を刺激されたのかシンタローは悪い、と謝る。
端整な顔というのは儚く笑うと一層美しい。
にマリーはますます赤くなり、消え入るように大丈夫、と呟いた。
顔の赤みも消え、落ち着いたマリーは花を本に挟んだ。
きっと、押し花でも作るのだろう。
マリーらしい趣味だ。
シンタローはそう考えて、マリーのふわふわとした頭を撫でた。
「帰るか。」
「うん!このお花、押し花にするの!」
「そっか、いいな。」
「ふふ、出来たらシンタローにもあげるね。」
「はは、ありがとう。」
先にさくさく歩き出したシンタローを見て、マリーは小さく愛しそうに呟く。
その呟きは風に乗って青空へ飛んでいってしまう。
マリー、とシンタローが頭にクエスチョンマークを浮かべ、手を振っていた。
なんでもないよ、と言って、とことことシンタローに追い付く。
帰ったらお茶しようね。
ああ。クッキーも焼くか。
なんて言葉を交わしながら。
誰よりも、貴方がほしい。
こんなにも切望したのは、貴方だけ。
クロッカスの花言葉。
切望。あ[切望したのは、]マリシン
マリー。
アルトボイスの優しい声が彼女を呼んだ。
はっ、と呼ばれた彼女、マリーは身体ごと後ろに捻り、声がした方を向く。
そこには微笑んで、花に埋もれていたマリーの頭を払う青年、シンタローがいた。
「マリー、そろそろ帰ろう。」
「あ、あとちょっとだけ、ね?」
「仕方がないな。あと少しだけだぞ?」
「うん!」
きゃっきゃうふふ。
そんな単語が似合いそうな二人が、同じように無邪気に笑う。
それだけで、周りには花が咲き誇っているようだった。
ぽとり。
シンタローはマリーが持っていた分厚い本のページから出てきた、白地に紫が入った花を手にとる。
マリーは何かの花を探しているようで、辺りを見回していた。
仕方ない、と思いつつ本を横に持ち、花をまじまじと見つめる。
この花に何処か見覚えがあったシンタローは頭を捻った。
確か、マリーが読んでいた花の純愛小説。
その時はマリーも恋愛小説を読むのか、なんてことしか思っていなかった。
本の裏に書いてあった、あの花。
シンタローは聡明な頭を巡らせると、一つの名前に行き着く。
「ああ、クロッカスか。」
そう呟いたシンタローにマリーはまた勢いよく頭をこちらにやった。
「し、シンタロー!そ、それ!」
ぼんっ、と効果音が付きそうなほど真っ赤になったマリーは、急いで分厚い本と花をシンタローから奪い取る。
マリーが大事そうに胸に抱えたのを見て、罪悪感を刺激されたのかシンタローは悪い、と謝る。
端整な顔というのは儚く笑うと一層美しい。
にマリーはますます赤くなり、消え入るように大丈夫、と呟いた。
顔の赤みも消え、落ち着いたマリーは花を本に挟んだ。
きっと、押し花でも作るのだろう。
マリーらしい趣味だ。
シンタローはそう考えて、マリーのふわふわとした頭を撫でた。
「帰るか。」
「うん!このお花、押し花にするの!」
「そっか、いいな。」
「ふふ、出来たらシンタローにもあげるね。」
「はは、ありがとう。」
先にさくさく歩き出したシンタローを見て、マリーは小さく愛しそうに呟く。
その呟きは風に乗って青空へ飛んでいってしまう。
マリー、とシンタローが頭にクエスチョンマークを浮かべ、手を振っていた。
なんでもないよ、と言って、とことことシンタローに追い付く。
帰ったらお茶しようね。
ああ。クッキーも焼くか。
なんて言葉を交わしながら。
誰よりも、貴方がほしい。
こんなにも切望したのは、貴方だけ。
クロッカスの花言葉。
切望。
- Re: カゲプロ 腐向け リクエスト募集中 ( No.22 )
- 日時: 2015/04/29 17:43
- 名前: 橘 ◆j8LwjqF.GU
[みいつけた、]アヤシン
ねぇしんたろー。
ねぇってばぁ。
ねぇあけてよー。
さびしいよー。
だいじょうぶだよ。
わたしおこってないからぁ。
ね?はやくー。
ここをあけてよー。
ガタガタと震える身体を抑えながら、必死に息をひそめる。
こわい、こわい、こわい。
頭のなかにはそんな言葉だけがぐるぐると周った。
扉を叩く音は鳴り止まない。
早く、何処かに逃げなければ。
掴みすぎて赤くなった手首を庇いながら、別の扉を探す。
この建物は複雑に入り組んだ設計なので、確か階段を上がれば屋上に着く。
そこからまたはしごで降りれば、アヤノをまけるはずだ、とシンタローは聡明な頭で考えて階段をかけ上る。
錆び付いた扉をギィと耳に痛い音をたてながら開ける。
辺りは真っ暗で、もう夜だ。
早く、逃げないと。
そう呟いてはしごを降りようとしたシンタローの手を、がっと掴む、ナニカ。
シンタローはあ、あ、と小さく悲鳴を漏らして、そちらを向く。
しぃんたぁろぉ。
血のような赤いマフラー。
マフラーと同じ色のピン。
今は珍しいセーラー服。
「アヤ、ノ、」
みいつけた。
にぃ、とアヤノの口角が上がった。
- Re: カゲプロ 腐向け リクエスト募集中 ( No.23 )
- 日時: 2015/04/29 20:31
- 名前: 橘 ◆j8LwjqF.GU
誰かー
リクエストー
ネター
くれくださいー
凄いカゲプロが書きたい気分なんですー
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