大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- カゲプロ シンタロー受けほとんど
- 日時: 2015/05/03 18:30
- 名前: 橘
初めまして、橘(たちばな)です。
他にもスレを掛け持ちしているんですが、また性懲りもなく書いています。
カゲプロ、ハイキューを中心に他の作品も書きます。
基本短いものしか書いてません。
Rは入るかもしれません。
コメント、リクエスト貰えると泣いて喜びます。
遅筆です。
よろしくお願いします。
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- Re: カゲプロ リクエストお願いだからください ( No.40 )
- 日時: 2015/04/30 20:19
- 名前: 橘 ◆j8LwjqF.GU
[悪夢よどうか、]アヤシン
アヤノ視点。
誰かが、この出来事を悪夢だ、と呟いた。
何度も八月十五日が繰り返させられるこの現象。
仮にループ、とでも呼ぼうかな。
確かにその通りだ。
大切な人が何度も死ぬなんて。
お父さんも困った人だよね。
でも、私はこのループが続けばいいなんて物騒なことを、この空間から思ってる。
ねぇそうでしょ?蛇さん。
そんな面白くないって顔しないで。
まぁ、蛇さんは人の不幸が好きなんだもんね。
私の嬉しそうな顔が嫌なんだね。
絶望させるためにここにいさせてるのに、私はずぅっと、笑顔だもん、ねぇ。
だってシンタローが私のためにあんなに泣いてくれてるんだよ?
私がだぁいすきで、だぁいすきなシンタローは、私の方をずっと向いてくれなかった。
あんなに欲してやまなかったものが私のために後悔をしている。
だから少なからずお父さんには感謝してるんだよ。
ふふふ、どっちかというと、私は笑った顔の方が好きだけどね。
でもいいんだ。
どんな感情でもシンタローをくくりつけておけるのなら。
それなら、シンタローは永久に私を想うし私とシンタローは一生一緒だ。
素敵なことでしょう?
こんなことより素敵なことはないでしょう?
ふふ、趣味が悪いって?
貴方にだけは言われたくないなぁ。
あ、シンタローとみんなが遊園地行くんだって。
いいなぁ。
私たちも行ったんだよ?昔。
遥さんと、貴音さんも。
楽しかったなぁ。
私、あの四人組で居た時が好きだった。
四人で結婚できたら幸せなのにね、って三人でシンタローのいない間に言い合ったりしたんだよ。
気味が悪い?誉め言葉だよ。
私はどうしてでも、このループから抜け出させるわけには行かないの。
?それによってシンタローが悲しむ?
確かに私のため以外に泣くのなら許せないけど、私を想って泣いているのは好きなの。
シンタロー、シンタロー。
だから私は、悪夢を覚ましてほしくないんだよ。
最善策になんか、ならないでね。
悪夢よどうか、覚めないで。
- Re: カゲプロ リクエストお願いだからください ( No.41 )
- 日時: 2015/04/30 21:23
- 名前: ジーフ
- 参照:
橘様はやはり神ですわ!
あ、わたしのスレに来てくださりありがとうございます!
応援してます!
- Re: カゲプロ リクエストお願いだからください ( No.42 )
- 日時: 2015/04/30 21:25
- 名前: 橘 ◆j8LwjqF.GU
あ、ありがとうございます!
ジーフさん!
神じゃないですよー。
- Re: カゲプロ リクエストお願いだからください ( No.43 )
- 日時: 2015/04/30 22:33
- 名前: 橘 ◆j8LwjqF.GU
[おきがえのじかん。]遥伸
遥視点。
プールに行こう、と言い出したのは、アヤノちゃんだっけ。
夏。
暑くて暑くて溶けてしまいそうなくらい暑い。
伸太郎くんの家で涼んでいたところ、唐突にアヤノちゃんが言い出したのだ。
エアコンがついていても暑いものは暑い。
プールに行きませんか、と。
貴音はそれに大賛成して、もう行くことになりきゃっきゃきゃっきゃとはしゃいでいる。
それと同時に伸太郎くんが思いっきり顔をしかめた。
「やだ。」
「えー、ねぇお願い!シンタロー!」
「暑い。」
「バスで行ったら早いよ!」
「人多い。」
「隣町に最近できたところ、お客さんあんまりいないって。」
「腹減った。」
「購買が近くにあるよ。ついでにゲームセンターも近くにある。」
「行く。」
スラスラと伸太郎くんを納得させる言葉が出てくる文乃ちゃんはさすが親友とでも言うか。
さっさとみんなで立ち上がり、着替えを持ってバス停に集合となって解散した。
十分ほどで全員が集まりバスに乗り込む。
中はひんやりとしてエアコンが効いていた。
文乃ちゃんが言っていた通り、つい最近出来たプールはそこそこ人気だがあまり人はいない。
男女別れて、プールの更衣室に入った。
新しいプールらしく、汚れてもいない。
きっと掃除が行き届いているのだろう。
伸太郎くんが上着を脱ぎにかかったところで、僕はボタンを外していた手を止めた。
やっぱり、いつも一緒にいるからと言って、裸になるのは少し気恥ずかしい。
それに好きな人の前というのは緊張するだろうし、現にいま僕は興奮してる。
変態みたいだからやめよう。
男子更衣室で勃つなんて、それこそ変態だ。
その点、伸太郎くんは裸になるのは気にしやいようで直ぐに着替えていく。
僕も、そんな伸太郎くんの姿を横目で見ながらボタンを外す。
ゆっくりと、ね。
しゅるり、と白い手がネクタイを外し、首もとが露になる。
雪のような白い首は、僕をそそった。
艶やかな唇に、赤い舌がぺろりと舐められる。
舐めてほしい、なんて思ってないよ。
何をって、ナニを。
カチャカチャとベルトを外す音にらしくもなく興奮して、心臓がドキドキと鳴り響く。
伸太郎くんに見ていることはバレたりしないだろうか。
僅かに汗ばんだ手が、タオルを持ち上げる。
うわぁ、汗、舐めたい。
きっと、少ししょっぱくて、甘露なのだろう。
着替えをするのにも暑いのか、掠れた声と吐息。
ああ、我慢できなくなりそうだ。
えろいえろいえろい。
だれもえろいことなんてしていないのに。
しばらくぼおっとしていたら、とんとんと肩を叩く手。
後ろを振り向くと赤と黒のパーカーと水着を着た、伸太郎くんが頭にクエスチョンマークを浮かべて立っていた。
もう水着を着ているのを見て、大事なとこ見逃しちゃったと悲しく思いながら直ぐに同じようにパーカーを羽織って、更衣室から出ていく。
そして、また水も滴るいい男ならぬえろい男になった伸太郎を見て、赤面して興奮して貴音にドン引かれるのは別の話。
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