大人二次小説(BLGL・二次15禁)

文ストで色々。【3/15まで更新停止】
日時: 2017/03/03 14:39
名前: 七夜

初めまして、七夜と申します。
元は文ストのコミックを友達に7巻まで借りたことにより文ストにどハマりした者です。最近では暇があれば文ストの腐向け画像や漫画を漁っている始末。末期です←
漫画を描ける絵心はないので、小説書きたいなと思いスレ建てしました。

短編集的な感じになりそうです。
自分の推しCPは太中ですが、それ以外も書きます。
ネタが尽きたら依頼を募集するかもしれません。

2/10
ssのネタを募集します。詳しくは>>46をご覧ください。リクお待ちしております!

それではよろしくお願いします!

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Re: 文ストで色々。 ( No.40 )
日時: 2017/01/24 23:06
名前: 七夜

なんか凄くシリアスになってしまった…!←
あと1、2スレ分くらい黒の時代が続いて、それから終わりますが、オチらしいオチがつけられないような気がします。ヌルッとした終わり方したらごめんなさい…((
あと織田作の出番少ないですねごめんなさい。自分も織田作大好きなんですけどね…どうしてこうなった!←
わちゃわちゃしてしまいましたが、あと少し黒の時代のお話にお付き合い下さい。それでは!

Re: 文ストで色々。 ( No.41 )
日時: 2017/01/30 21:39
名前: 七夜

同時に太宰は、安吾の秘部に指を突っ込んだ。優しさの欠片も無く、ただただ本当に突っ込んだだけ。突っ込んで、また慈悲も無く、無造作にその中を掻き混ぜる。
技も無く優しさも無く情緒も無く、ただ、挿れて動かすだけ、それだけで安吾は苦しい程反応した。

「やらっ、そ、それ、やだぁっっ…!」
「…厭だ?快い(いい)の間違いでしょう」
「ぁっぁあああ!」

完全に欲獣と成った二人は、止まれない。

「ほら、下さいって云ってご覧」
「あっ!あ、ぁっ!はぁっ…!」

今度は太宰は巧みに指先を動かし、挿れる指を一本ずつ増やす。態と(わざと)安吾の一番「快い」処の周りばかりを突いて焦らし、言葉を操って安吾を弄ぶ。

「滅茶苦茶にされたいって云ったのは誰だっけ?」
「ぅ、僕、ですっ」
「私の事を欲しがったのは誰だっけ?」
「僕です…!」
「うふふ…止めて善いの?」
「ぁっ嫌だ…!」
「なら、ちゃんとおねだり為て見せてよ」

太宰は顔を安吾の顔と数センチしか離れていない所まで近付けていた。後もう少し近付けば接吻しそうな程に。

「私ももう限界なのだよ」

にぃっ…と、太宰の薄い唇が更に薄い笑みを作る。
それに呼応するかの様に、安吾は細い腰を跳ねさせ、歪な笑みを浮かべる。

「太宰君の、その、硬いの…っ、挿れて、くださ、ぃぃっ!」
「…うふふふふ…善く出来ました」

かちゃかちゃと慣れた手付きで下半身に穿いたものを少し下ろして、太宰のそれが露わになる。想像したより大きく太い…と、安吾は思って、頬をもう少し紅くした。

「挿入るかな…安吾、痛くても我慢出来るよね?」
「はっい…っ」
「直ぐ快く為るから」

太宰は挿れていた指を、全部一気にじゅぼっと抜いた。安吾は飛びそうになる意識をぎりぎりで留め、恐らくこれから来るであろう痛みを思って目をぎゅっと瞑る。
太宰はモノの先端を安吾のそこに当てて、ゆっくり挿れ始める。

「ぁっ、あっ、あッぁ」
「…何、目を閉じているんだい、安吾」
「ぁぁぁ…っ…!」
「確り私の顔を見給え」
「ぁんんっ…」

言葉通りに安吾が目を開けた瞬間、

「覚悟し給えよ」
「あああああっっ!?」

太宰は一気に奥まで突いた。
身構えられないまま一番感じる部分を突かれ、安吾は酷い勢いで出して仕舞う。だが太宰は止まらず、それどころか更に動きを加速させた。
安吾には、一瞬だけ太宰の余裕の無くなった顔が見えて、その後直ぐに安吾の視界は霞んだ。

「あ、や、だざっ、太宰君っ、だじゃぃくっ」
「…安吾」
「あっあっぁ、太宰君…!」
「安吾っ」

霞む視界の隅に映った太宰が、泣いている様に見えた。

「安吾、最後だ」
「ぁんっ、ぁ、太宰く、んっ?」
「イこう…出して善いよね」

何故太宰が泣いているのか、安吾には解る気がした。
本当は太宰は織田作が好きなのだ。なのに自分とこんな事を為ている。同情で、こんな事を為て呉れている。自分が太宰を忘れる為に。そして今から、太宰は、全く想いもしていない自分の中に、同情で、憐れみで、出そうとしている…。

「いくよ安吾」

そう云って太宰が安吾の最奥を突いた瞬間、安吾は殆ど反射で、太宰の腰を蹴って、太宰のモノを抜いた。

「!?」と驚く太宰に、
「ああぁぁああああ!!」と叫ぶ様に喘いで、達する安吾。

当然ながら、太宰から出た液体は安吾の中ではなく、その外に飛び出した。そのまま、びゅるっ、びちゃっと音を立てて寝台の上や下の床に散る。

「は…安吾…?」

何が起こったか判らないといった様に放心する太宰。
安吾は達した所為で体力が尽き、荒い息をし乍らへたっている。足は太宰の腰を押し退けたまま、太宰の方に投げ出されている。

「孕むの…厭だったのかい?」
「………」
「でも、避妊薬が有る事くらい、解っているだろう?」
「………はい」
「じゃあ、如何して…」

困惑する太宰を見て、安吾は妙に歪んだ、にやっとした笑みを浮かべた。既に太宰の泪(なみだ)は消えている。それとも思い違いだったか、と安吾は考え…まだ笑みを消さない。更に戸惑う太宰に、安吾は息を整えて、話す。

「太宰君、織田作さんが好きでしょう」
「え?…あぁ…まあ…」

織田作の名前を出されるだけでふわっと顔を紅くする太宰。安吾は少し妬き乍らも、努めて面にそれを出さないように続ける。

「だからですよ」
「だから、って…?」
「…僕が孕むのを厭がるんじゃなくて、君が僕に孕ませるのを厭がるでしょうから。避妊薬で妊娠は避けられても、矢っ張り好きでもない奴に自分の精液ぶちまけるなんて、厭でしょう」

そう言って安吾は目を伏せて、顔を逸らした。脱ぎ散らした服を集めて、着始める。

「………」
「………」

太宰はぽかんとしたまま安吾を見るしかなかった。
ややあって、太宰も下ろした服を着始める。散った液体をテイッシュで拭き、塵箱に捨てた。安吾はカードに書かれた番号を使い、抑制剤を取って飲む。その間、二人はずっと沈黙していた。

「太宰君は…」
「…?」

安吾は何かを言い掛けて、口を噤む。

「………何でもないです。カード…有難う御座いました」
「…ああ」

ーーー太宰君は、これでも僕の事を何とも思わないんですか。

云える訳無いじゃないか。
何とも思わないに、決まってる。

妙にくすんで見える眼鏡を掛けて、安吾は仮眠室を出て行った。

Re: 文ストで色々。 ( No.42 )
日時: 2017/02/04 20:45
名前: 七夜

何となく、下を向いたまま廊下を歩く。特に宛ても無く、兎に角仮眠室から離れるように歩く。安吾はすたすたと歩き乍ら、先刻の事を思い出さまいとして、益々その事ばかり考えて仕舞うという悪循環に陥っていた。
その所為で周りが見えていなかったらしい。

「安吾か?」
「へっ?…あ」

目前まで迫っていた人物に気が付かなかった。
無造作に切り揃えられた赤い髪、剃られていない無精髭、縦縞のシャツに砂色の外套。

「…何でしょう、織田作さん」

その人物は紛れもなく織田作だった。
先刻の出来事を思い出して、安吾は喋り辛いことこの上無かったが、当然ながら織田作は何も気にしない様子で話す。

「太宰と一緒に報告書を作っていたのだが、数十分前に何処か行ったきり帰って来なくてな。太宰を見なかったか」
「太宰くん…ですか」
「報告書は作成し終わっているから、首領に提出しに行きたいのだが」

安吾は成る程、と納得する。織田作は左程急いでもいないように見える。

「…太宰くんなら、仮眠室で見ました」
「そうか。有難う、引き留めて済まなかった」
「いえ…」

そう云って歩き去っていこうとする織田作を見届けようとして、「あのっ」と安吾は声を掛ける。振り返った織田作に、訳も分からず安吾は云った。

「太宰くんを見つけたらっ…その、えっと…」

***

太宰は泣いていた。
泣いていたというより、涙が何故か止まらなかった。

…これじゃあ、安吾を抱いた事を後悔してるみたいじゃないか。

そんなの安吾に失礼だ。自分の了承の上でそうしたのだから、何も悪い事なんて無い。安吾は何も後ろめたく思う必要は無い。なのに自分が泣いていては、安吾に余計な気を負わせて仕舞いかねない。それが嫌だ。けれど何故か涙は止まらない。
何だか、織田作を好きな気持ちが、酷く汚れた様な気がする。

「…おだしゃく…ぅ、う」

寝台の上でひとり、体育座りで、愛する彼の名を呼んでみる。

「如何した、太宰」
「ふぇい?」

…ひとりじゃなかった。
安吾が出て行ったきり、個室の鍵が掛かっていない事に、太宰は気付いていなかった。

「ここに居たのか」
「ぅぇ…あ…うん…」
「鍵も掛けずに何をして…」

そう云って織田作は太宰の顔を覗き込んで、言葉を止めた。
そして無造作に、太宰を抱き締める。

「………ぇ」

太宰には時が止まったような気がした。何をされているか理解出来なかった。
織田作は太宰に静かに喋り掛ける。

「安吾にこう云われてな」
「あ…安吾…?」

***

「太宰くんを見付けたらっ…その、えっと…」
「…何だ?」
「あ…と、だ、抱き締めてあげて下さい」
「え?」
「兎に角そういう事です!」
「………そうか、解った」

これで善いのだ。
太宰に無理なお願いをした身として、太宰の願いも叶えたい。正解か如何かなんて解らないが、これで善い。これ位しか、自分には出来ない。

織田作を見送った安吾の頬には、何故か滴が伝っていた。

***

「何か有ったのだろう。話せ、太宰」
「………」
「安吾がこうしろと云ったのだから、理由が有るんだろう。話してくれ」
「………」
「太宰」

「………好き」

「何がだ」
「織田作が」
「………冗談は止せ」
「冗談じゃない」
「…本当か?」
「本当だよ。気持ち悪いでしょう、私」
「そんな事は無い。…俺はてっきり、お前が安吾を好きだとばかり」
「………そうなんだ。ねえ織田作」
「何だ」

「好き」

「………俺も好きだ」

「えっ…」
「冗談じゃない」
「……本当?」
「本当だ」
「…うふふ、そう…。…ねえ織田作、もっときつく抱き締めて」
「仕方ないな」

Re: 文ストで色々。 ( No.43 )
日時: 2017/02/04 22:40
名前: 七夜

誰か文才をください。←
終わり方が迷走してしまってああなりました。結局普通に織太でハッピーエンドです。安吾報われねぇ…((ちなみに太宰さんも報われないエンドも書きました。↓

***

「…そうなんだ。ねえ織田作」
「何だ」

「好き」

「………済まない」

「………うん」
「俺には、その気持ちには、応えられない」
「…うふふ、そう…。…ねえ織田作」
「何だ?」

「抱いて。それで、織田作のことは忘れるよ」

***

っていうのもあったんですけど、どうにも後味悪くてやめました。なんかハッピーエンドが良かったんですよね…。

次は中也総受けです。太中前提です。他には敦くんとかやつがれとか立原とか首領とか国木田くんとか出てきます。エリス嬢と銀ちゃん腐ってます。みんな仲良しです。何でも許せる方向けです((

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