大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 文ストで色々。【3/15まで更新停止】
- 日時: 2017/03/03 14:39
- 名前: 七夜
初めまして、七夜と申します。
元は文ストのコミックを友達に7巻まで借りたことにより文ストにどハマりした者です。最近では暇があれば文ストの腐向け画像や漫画を漁っている始末。末期です←
漫画を描ける絵心はないので、小説書きたいなと思いスレ建てしました。
短編集的な感じになりそうです。
自分の推しCPは太中ですが、それ以外も書きます。
ネタが尽きたら依頼を募集するかもしれません。
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ssのネタを募集します。詳しくは>>46をご覧ください。リクお待ちしております!
それではよろしくお願いします!
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- Re: 文ストで色々。 ( No.32 )
- 日時: 2017/01/07 22:49
- 名前: 七夜
CPで夜のアレコレ その壱(キス)
太中
「中ー也っ」
「何だ、太ざ」
「ちゅーっ」
「んん!?………〜〜〜〜っ、は、んっ…何すんだ手前!」
「いや………。……ヤろう?」
「今日も今日とて沸いてんな」
福乱
「福沢さーんっ」
「何だ乱歩」
「何時も頑張ってる社長に、僕から贈り物(プレゼント)〜。…どう?接吻って最高の贈り物でしょ?」
「………なら、私からも贈らなければいけないな」
「んっ?ん、んー…んー、んっ、んむ」
芥敦
「お前出会い頭に僕を攻撃するの止めろよ」
「笑止。貴様と出会ったらまず殺しに掛かるが道理」
「何なんだよお前…僕ら恋人同士なんだから、もっと何かあるだろ」
「喩えば何だ」
「え。…き、きす…とか?」
「………」
「ん…っ、え?」
「これで満足か」
「(嫌だ格好良い)」
その後やつがれは敦くんにキスをしてから殺しに掛かるようになりました。
太芥
「今日は久し振りに太宰さんに会えた故、頼み事が」
「ほう、何だい?云ってみ給え」
「僕に接吻をして頂きたい」
「…中々可愛いことを云うじゃあないか。取り消しは効かないよ?」
「ん…、ふ………ん、ん?んぐっ、ぁ、ぅ、んんっ…ぷはっ、けほっ」
「深いやつは初めてだったよね、芥川くん」
立中(立原が頭おかしいです)
「立原」
「何ですか中也さん。接吻しますよ?」
「何でだよ!丁度善い所にすれ違ったから次の任務についての資料渡そうとしただけだってのに…ほら、これ」
「有難う御座います。で、接吻していいですか」
「だから何でだよ!…いいけどよ」
「有難う御座います」
「………ん…ふ、ぁぅっ…ん、ん、んーんーんーッッ」
「御馳走様でした」
「手ェ合わせんな!ていうか深いやつなんて聞いてねェぞ手前!」
ポオ乱
「乱歩くん…居るであるか…?」
「やあポオくん!久し振りだね、元気だった?今日は如何したの?」
「ふ、普通である…。今新しい小説を書いているのであるが、その中に出てくる場面の描き方が、如何しても解らないから、乱歩くんに協力を頼みに来たのである」
「おや、そいつは珍しい。何でも云ってくれよ」
「接吻がしたいのである」
「………お、おや、そいつは珍しい…」
「嫌であるか…?」
「とんでもないっ!むしろ嬉しいっていうか…っ、ど、どうぞ?」
「し、失礼するのである」
「ん…ん、んん?…………ぷはっ!ごほっ、けほっ」
「如何だったであるか…?」
「き、きすって云うから、一回合わせるだけだと思ったのに、な、何か変なの入って来たんだけど、よく…判んなかった…」
Dキスを知らなかった乱歩さんの巻
織太(長いです
「織田作、今日は何の日か知っているかい?」
「知らない。何の日だ」
「今日は何と、接吻の日なのだよ!(嘘だけど)」
「そうか。聞いた事はあったが、今日とはな」
「そうだよ織田作」
「そうか」
「……………織田作?」
「何だ」
「その…こう云う話を聞いたら、普通、接吻をするものって云うか…」
「そうなのか」
「……………お、織田作?」
「何だ」
「接吻、しないの?」
「して欲しいのか?」
「先刻からそう云ってるじゃない!」
「太宰はそんな事は云っていないが…」
「そうじゃないよ!そうじゃないでしょう!普通そう云う所は読み取ってくれるものでしょう!…ああ、織田作ってこんなに鈍感だったっけ…」
「いや、気付いてはいたが、あえて黙っていた」
「え…。…え、え。………お、織田作の莫迦!」
「そうか。………」
「んゅっ…ふ…ぅ」
「これで善いか?」
「…駄ぁー目。罰として、もっと接吻してくれなきゃ怒るよ、私?」
「それは困るな」
- Re: 文ストで色々。 ( No.33 )
- 日時: 2017/01/09 20:23
- 名前: 七夜
黒の時代3人組(織←太←安)
この話ではオメガバースの設定を使おうと思っております。
オメガバースがよくわからないーって方のために、少しだけ説明をば。
オメガバースの世界には、アルファ、ベータ、オメガの3種類の人間がいます。人口の比率は2:7:1くらい。アルファはエリート意識が強く、ベータはいたって普通で、オメガは特殊な希少種といった感じです。
ここで重要なのは、「番(つがい)」というシステム。
アルファとオメガの間に存在するシステムで、ベータには関係ありません。まず、オメガには「ヒート」と呼ばれる発情期があり、ヒート中に発するフェロモンでアルファを惹きつけ、興奮させてしまいます。ヒートの抑制剤はあるので、それを飲めば発情は収まります。ですがヒート自体は収まりません。ヒートの時にセックスをしたオメガの妊娠率は100%です。
アルファとオメガがセックスをした際に、アルファがオメガのうなじを噛むと「番」になれます。番がいるオメガは、番のアルファ以外の人間に対してフェロモンを発さなくなります。オメガの意思に関わらず、セックス中にアルファにうなじを噛まれると番になってしまうので、それを防ぐために首輪をするオメガもいます。
このお話では、織田作がベータ、太宰さんがアルファ、安吾がオメガです。シリアス気味です。シリアスの苦手な方もご安心を、結構エロに持っていきますから←
それではお楽しみに!
- Re: 文ストで色々。 ( No.34 )
- 日時: 2017/01/12 20:20
- 名前: 七夜
黒の時代 織←太←安
ポートマフィア本拠地、仮眠室。
個々の寝台は完全な個室の中にあり、厳重な錠(ロック)によって仕切られている。一つの部屋に一つの寝台。幾ら仲間内と雖も、その仲間内で暗殺事件でも起ころうものなら…そしてその標的が幹部や首領であろうものなら、収拾のつかない事態になる。それを防ぐ為だ。
と、形式上はそうされている。
実際、錠にはその役割が無い訳ではない。然し、これには他に、もうひとつ重大な役割がある。
この仮眠室の中にある個室全てに必ず備え付けられているもの…それは、オメガ用のヒート抑制剤とティッシュ。つまり、鍵付き完全個室になっている理由は、仲間内の暗殺を防ぐ為と、オメガのプライバシー保護の為だ。個室の中は完全防音。本当に寝ていたか、それともヒートを治める為に自慰していたか…それが解らないように、わざわざ個室に鍵まで付けて防音にしているのだ。
因みに抑制剤は、鍵付き隠し箱の中に入れられており、オメガであるマフィア構成員だけはそれの位置と鍵を解除する為の暗号を知らされている。暗号はカードにされて支給されてもいる。
坂口安吾は、この日一番不憫な男だったに違いない。
「何で、ですかっ、ぁっ…!」
仮眠室の一角にある個室の中。
安吾は堪らずそう云って悶えていた。
「カードが…!」
カードが無いのだ。
オメガである彼は、ヒートが今日から始まっていた。ヒートが有ると判っていれば自分でも抑制剤を持ってくるのだが、安吾のそれは何時も不定期なのだ。普通は定期的に来るものなのに。
だから彼は、初日は如何しても予測が出来ない為、その日だけは仮眠室に駆け込んでそこにある抑制剤を使っている。今日もそのつもりだった。だったのだが、服の内ポケットに入れてある暗号カードを取り出そうとしたところで、それが無いことに気が付いた。
「確認すれば…よかっ、ぁっ」
よりによってそれに気付いたのが、もう昂ぶって仕舞った後だった訳だ。
ヒートは抑制剤を飲むまで発情が治らない。せめて少しでも落ち着くまで抜いてから…と安吾は考えて、3回ほど射精した後で、服をまさぐってみたら何処にも無かったのだ。何処に忘れてきたか思い出したいのだが、ヒートの間は発情の所為で思考が上手く回らない。そうこうしている間にも、また自分のモノはびくびく震えてきている。
如何しようもないとは、こういう状況の事を云うのかもしれない。
もう何も出来ない。如何すればいいか解らないし、考えようにも頭が回らない。取り敢えず外に、と思っても、カードの場所が解らないまま外に出ようものならこの姿を名も知らぬマフィア構成員に見られるかもしれない。そんなの恥辱の極みだ。
発情以外の何も出来なくなりそうな中で、喘ぐように彼は、焦がれ慕う彼の名を呼んだ。
「太宰くん…」
- Re: 文ストで色々。 ( No.35 )
- 日時: 2017/01/14 22:31
- 名前: 七夜
言ってからーーー馬鹿か、と安吾は自分を嘲った。
名を呼んだところで、太宰は来ない。来たとしても、如何するのだ。太宰に抱いて貰うのか?それは安吾の望みではあったが、安吾はすぐにその考えを自ら否定する。
彼は…太宰は、織田作のことが好きだから。
「…………」
はぁはぁと荒い息遣いだけが木霊し、哀しさだけが個室内に充満する。
諦めて仕舞え、と何度自分に言い聞かせても、諦め切れない安吾が居た。自分はオメガで、太宰はアルファ。そして織田作はベータ。番に成れるのは自分と太宰だ。織田作と太宰では、番に成れない。しかし、アルファ側にうなじを噛んで貰わないと、番は成立しない。詰まり、安吾が無理やり太宰と番に成ることは出来ないのだ。勿論、出来たとしても安吾はそんなことはしないのだが。
そして太宰は、どのオメガとも番にはならないのだろう。
だって彼は織田作が好きだから。
「…太宰くん」
せめて1度だけ、彼に…
がちゃり。
「やあ、安吾。お困りの様だね」
「………!?」
何故、如何して彼が。
鍵破り(ピッキング)は彼にとって造作も無いだろうが、しかし、如何して安吾がここに居ると知っている?そして、知っていたとして、何故現れる?
回らない思考で困惑する安吾をよそに、太宰はぺらぺら喋る。
「仮眠室から少し離れた廊下にカードが落ちていてね。オメガの誰かが落としたのだろうとは思ったけど、よくよくそのカードを見たら、安吾のカードだと解ったんだよ。理由は簡単、君のカードには折れた跡が2本入っているからだ。それを私は前に見た事があったのだよ…そこで安吾が仮眠室に居るのは解った。だがどの個室に居るかが解らない。私はアルファだから、オメガが何処に居るかは鍵穴から漏れるフェロモンで察知出来るが、数人居た場合は解らない。でもね安吾、幸運なことに、今この仮眠室を『そういう』目的で使っているのは安吾だけだったのだよ。そして君は几帳面だから、部屋が並べられていたら隅の方から使いたがる…案の定1番隅の個室から匂いが出ていたのを感じ取れた。後は鍵穴をちょっと弄って開けるだけ」
名探偵の様に行動理由を並べ立て、「ほら、これは安吾のだろう?」とカードを差し出す太宰。確かにそれは安吾のものだったので、素直に受け取り…たかったのだが、手が震えて何回も空振って仕舞った。
「じゃあ、私はこれで」
そう告げて、早々に去っていこうとする太宰。
ヒート真っ最中のオメガのフェロモンにも全く誘惑される事無く、立ち去ろうとしている。マフィア幹部として乱されない心の構えは持っているだろうが、それより何より…その行動はそれだけ太宰が織田作のことを思っている証であり、同時に、安吾のフェロモンでは太宰を誘うに足りないと証明された瞬間だった。
かっっ、と、目の奥が真っ赤に燃えた気が、安吾にはした。
「太宰、くんっ」
「おわっと…?」
気付けば安吾は、太宰の腕を取って、太宰を引き留めていた。
やめろ、やめておけ、彼の想いを邪魔するな、と理性は訴える。しかしそれに、精神(こころ)が、オメガの本能が、勝った。
「…1度で、いい。それで、忘れます…、だから、
抱いて下さい」
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