大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 文ストで色々。【3/15まで更新停止】
- 日時: 2017/03/03 14:39
- 名前: 七夜
初めまして、七夜と申します。
元は文ストのコミックを友達に7巻まで借りたことにより文ストにどハマりした者です。最近では暇があれば文ストの腐向け画像や漫画を漁っている始末。末期です←
漫画を描ける絵心はないので、小説書きたいなと思いスレ建てしました。
短編集的な感じになりそうです。
自分の推しCPは太中ですが、それ以外も書きます。
ネタが尽きたら依頼を募集するかもしれません。
2/10
ssのネタを募集します。詳しくは>>46をご覧ください。リクお待ちしております!
それではよろしくお願いします!
11/29
参照が1000を突破しました!ありがとうございます!
1/29
参照が2000を突破しました!ありがとうございます!
2/19
参照が3000を突破しました!ありがとうございます!
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
- Re: 文ストで色々。 ( No.36 )
- 日時: 2017/01/15 16:48
- 名前: 霧華 ◆3IAtiToS4.
- 参照: http://復活しました
きゃあああああああ!!安吾受け来たあああ!!!!?続きすっごい楽しみです!お邪魔しました!
- Re: 文ストで色々。 ( No.37 )
- 日時: 2017/01/17 22:56
- 名前: 七夜
霧華様
コメントありがとうございます!いつもいつも感謝しております‼︎
安吾は何となく受けのイメージなのです(´ω`)
これからもよろしくお願いします!
- Re: 文ストで色々。 ( No.38 )
- 日時: 2017/01/19 21:49
- 名前: 七夜
「は…」
何云ってるんだい、安吾。
そう云えたらどれだけ楽だったか、と太宰は思う。
しかし太宰は前から知っていた。安吾が自分を好いている事くらいお見通しだったのだ。流石の観察眼と云おうか、それとも勘が鋭いと云おうか…兎に角、安吾から向けられる好意には既に気付いていた。
けれど、自分は、織田作が好きだ。
織田作はベータだ。自分と番には成れない…と太宰は何時も考える。そしてそれを考える時に、何時も引き合いに出て来るのが安吾だった。ベータの織田作に対して安吾はオメガで、太宰と番に成ることが出来る。…しかし、太宰は織田作が好きだ。誰が何と云おうと、番になど成れなくても。
安吾は恐らく、それを知っているのだろう、と太宰は予測する。
叶わないと、敵わないと知ってい乍ら想い続けると云うのが、どれだけ苦しい事かが、太宰には善く解るのだ。番に成れない、その願いは叶わないと知ってい乍ら織田作を想い続ける自分と同じなのだ。その辛さも苦しみも痛みも傷みも、太宰には解る。
「…解った、善いよ安吾」
「へっ…?」
安吾は一瞬何を云われたか判らないという顔で太宰を見て、その太宰の目を見て、少しだけ笑った。悲しい笑顔をしていた。安吾は自分でもそれを自覚した。安吾は、太宰の目の中に同情を感じ取ったのだ。何か憐れむ様な視線を見て取ったのだ。
しかし、ここまで来て止められるようなものではない。
「じゃあ…解っていると思うけど、これは皆には秘密だ。この部屋は防音だから、私たちが喋らない限りは情報が洩れることは無い。善いね安吾?」
「………」
一度首を縦に振る位しか安吾には出来なかった。
太宰は安吾の顎に手を添えて、ゆっくり口付けをした。…したが、眼鏡が邪魔をして上手くいかなかった為、眼鏡を押し上げて取ってやる。太宰はまず、眼鏡の下の安吾の顔立ちが意外と童顔だった事に驚いた。そしてその顔が、何と云うか…唆ることにも、少し驚いた。
ここに来て初めて、太宰はアルファとしてオメガである安吾に反応した。
「…ん、ふ…ぅ…んっ、んん」
「……………」
安吾の口から時折漏れる吐息に、理性とは違うところで何かが反応する。頭ではそんな事を考えていなくても、これを自分のものにしたいという本能が暴れ出している。
「…ごめん」
口を離した太宰が呟いたその言葉が誰に向けられていたか、安吾には解っていた。
その言葉を皮切りに、太宰は、上半身だけ着たままの安吾の服を、手早に、焦ったように脱がしていった。
- Re: 文ストで色々。 ( No.39 )
- 日時: 2017/01/24 18:17
- 名前: 七夜
「………遅いな」
その頃の織田作。
報告書を作成していた折、何かを思い出したようにしてポケットの中を確認し、「ちょっと行ってくるよ」と云ったきり帰って来ない太宰を待っていた。熱めの珈琲をちびちび啜り、太宰のポケットの中に見えたカードについて思案する。それは勿論安吾のカードなのだが、オメガではなく幹部でもない織田作は、オメガにそんなカードが配られている事は知らない。
一体あのカードは何だったのか?抑も、カードではなく紙切れだったか?
しかし恐らく、ポケットに突っ込んでいたくらいなのだから、そんなに大した物ではないのだろう。特に気にする必要も無いかーーーと織田作は考えて、太宰が放置していった報告書をひとりで作成するのだった。
***
「ぁ、太宰く、で、出ますっ…!」
「…善いよ、私の手の中に出し給え」
「ぁ、あ、あっっ!」
どろり。
粘っこくて濃厚な液体が射出された。
(出したのに未だ全然硬いまま…)
太宰は薄っすら目を細めて、口角をひくつかせる。
これでもう三回目だ。三回目にして、安吾は全く楽になる様子がない。抑制剤を飲まなかった場合にはこう為るものなのか、それとも安吾の相手が私だからか、と太宰は思考する。何方にせよ、安吾はまだまだ苦しそうに荒い息を繰り返していた。繰り返していたが、その顔には有り有りと恍惚の色が滲んでいた。
安吾が抱いてくれと云い出してからの流れを思い出す。先ず口に接吻をした後、徐々に接吻の位置を下げていき、首筋を伝って胸の辺りに差し掛かった時、直ぐに安吾は出して仕舞ったのだ。同じ様にして、次は乳首を舌で執拗に弄り、少し噛んだりしていると、二回目。そして三回目は、そこを弄りながら、安吾の肉棒を手で弄んでいた時だった。
「…はぁ、ぁ…は…はぁ…」
「………」
短い呼吸を繰り返して、少し疲れた様子の安吾。
そこでふと太宰は、嗜虐心に駆られて、安吾のそれをぎゅっと握ってみた。
「ひぃあああっ!?」
案の定と云うべきか、安吾は先刻出したばかりだというのに、また射精して仕舞った。
ぞくりという震えが太宰の背中を突き抜ける。それは悍ましさや怖ろしさから来るものではなくて、間違いなく、絵も云われぬ快感から来るものだった。
ーーーこのオメガは、私というアルファによって、犯されている。
抱いてとお願いしたのは安吾の方だが、最早そんな当初の事など忘れて、太宰は内から来る衝動に身を任せていた。本能の赴く儘に、煩悩の囁く侭に。
太宰は徐に安吾の腹の筋に口付けし、安吾の躰を吸い付くように貪り出した。安吾はそれに反応し、「あっ…」と、か細く声を上げる。太宰は更に本能を表面化させ露わにしていく。
「安吾」
「なっっ、何ですかっ」
「安吾は私に抱かれたいと云ったね」
「ん、ぅ、はい」
「私に如何して欲しいの?」
「…ぇ」
「安吾は」
獣の如き眼で安吾の顔を窺いつつ、べろりと臍を舐め上げて、「ひぐぅっ!」と喘がせる。流石に四回も出した所為か、安吾はだだ漏れ状態からは少し落ち着いた様で、反応は為れど(すれど)白濁液は出て来なかった。太宰は続ける。
「安吾は私に如何されたいの?」
ーーー答など解っているくせに、訊いて仕舞う私は天邪鬼だろうか?
太宰は心の中で苦笑して、急かすように安吾を見つめる。口は弓形(ゆみなり)に曲がっているくせに、目はひとつも笑っていない。
安吾は観念した様な、そして覚悟を決めた様な顔で、蕩け乍ら云った。
「だ、ざぃ、くん」
「うん」
「僕は、君に…っ、」
「…うん」
その顔は何て美しく、そして何て醜いのだろうと。
「滅茶苦茶に…、為てっ、欲しいぃ、です、っ…!」
安吾の顔を見乍ら、太宰が。
太宰の顔を見乍ら、安吾が。
互いに違えた想いを抱えて、情欲に溺れて行くのだった。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14