大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 文ストで色々。【3/15まで更新停止】
- 日時: 2017/03/03 14:39
- 名前: 七夜
初めまして、七夜と申します。
元は文ストのコミックを友達に7巻まで借りたことにより文ストにどハマりした者です。最近では暇があれば文ストの腐向け画像や漫画を漁っている始末。末期です←
漫画を描ける絵心はないので、小説書きたいなと思いスレ建てしました。
短編集的な感じになりそうです。
自分の推しCPは太中ですが、それ以外も書きます。
ネタが尽きたら依頼を募集するかもしれません。
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ssのネタを募集します。詳しくは>>46をご覧ください。リクお待ちしております!
それではよろしくお願いします!
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- Re: 文ストで色々。 ( No.24 )
- 日時: 2016/12/05 00:29
- 名前: 七夜
乱歩視点
今日も太宰は邪魔して来た。
全く、探偵社の皆が気を遣って呉れてるのに、太宰は本当に空気読まない。朝、僕と社長があの遣り取りするのくらい判るでしょもう。遅刻なんかしないで欲しいんだけど?僕より後に出社しないで欲しいんだけど?詰まる所、邪魔しないで欲しいんだけど?
嗚呼もう、全く如何して太宰は何時も邪魔して来るのか。
超推理でも何でも使えば善いんだけど、こと恋愛に於いてそれはなんか狡い気がして、遣る気が失せる。それに何かほら、事件の真相を暴くなら兎も角、人の心情を…好きな人の心の中を、異能で見たいとは思わないし。そんなの興醒めだし。…いや、異能では無いけれど。
と云う事で、超推理並みの思考には没頭しない様に気を付けつつ、「太宰は何故朝の遣り取りを邪魔して来るのか」ということを主題として考える。うーん。邪魔したい、理由…。
一番初めに思い付くのは、矢張り、「社長に気が有る」と云う事だろう。若しくは僕に気が有るか。…厭だ気持ち悪い。何方にしろ気持ち悪い。けれど可能性は零では無い、か。………。
じゃあ…逆。逆はどうだ。社長が、本当は太宰が好きで、僕と戯れるのが厭だから、敢えて太宰に頼んで邪魔して貰って居る、とか…いや有り得ない。うん。有り得ない。だって社長、今日も太宰の事、容赦無く屠ってたもの。
じゃあ何だ。邪魔して来る理由。
偶然、太宰の出社時間とばっちり合う、と云うのも考えられるが、毎日毎日被っているのを考えると、何か策略が有るように思えてならない。あの太宰のことだし、何か有りそうな感じがする。
とか何とか、風呂に浸かりながら考えるも、結局これと云った結論にも至らずに風呂を出た。風呂が空いたと伝える為に、「福沢さーん」と呼び掛ける。
が、返事がない。
「福沢さーん、お風呂空いたよー」
…矢張り返事が無い。
あれおかしいな…と思いつつ、社長の部屋に向かう。何かの作業でも為てるのかな、とは思ったけど、構わずガラガラと戸を開けた。
「社長、如何したの〜?お風呂空いたって先刻から言ってるのに」
そう云うと、社長は何処かハッとした様子でこちらを向いた。何となくその所作から考えて、「考え事?」と云い乍ら、流れるように机と社長の間に滑り込み、膝に座った。
社長は何ら気にした様子も無く、普通に答えて呉れる。
「そうだな。考え事だ」
「へえ。何の?」
「何の…」
そこで社長は一旦置いて、続けて云った。
「…太宰の」
「太宰!?」
「そうだ」
は、嘘、だざ、太宰?何で?真逆本当に社長、否それは違う。違う違う。目をひん剥くくらい驚いたし酷く慌てて仕舞ったが、きっと勘違いだ。質問を重ねる。
「だ、だざっ…太宰の事で、何考えてたの?」
声が裏返るけど、気にしてられない。
「何、か。…太宰を如何して遣ろうか、だな」
「どうしてやろうかって!?」
どどど如何云う事!?何するの!?どうしてやろうかって詰まりその、如何して犯ろうかって事!?夜のそういう事!?それ考えてるの!?今は慥かに夜だけど!
そんな僕の逡巡も知らずに、福沢さんは続ける。
「如何して遣ろうか、って…だから、太宰を如何しようかと」
「ど、如何する心算なの、福沢さん」
「如何するも何も、今度こそ徹底的に攻めるべきだと考えて居る」
「攻めるべき!?」
攻めるの!?福沢さん、僕じゃなくて太宰を攻めるの!?と云うかそういう事堂々と云っちゃうの!?
然し、社長は何も気にした様子が無い!何で!?
「…如何した乱歩。今日は騒がしいな」
「福沢さんの所為だよ!何でそんな事云うの!?」
本当、何でそんな事云うの!?若しかして、この際白黒はっきりして、何もかも精算しようとしてるって事!?
そんな僕に、社長から、決定的一打。
「そんな事とは…太宰の事なら、私が太宰を攻め立て、これ以上何も出来ない様に為ようと、そう思ったからだが」
「う…うわぁぁあああ!しゃちょ…社長が、裏切ったぁぁぁ!!」
叫んだ中でも1番大きな声を出した。いやそんなの気にしてられない。社長の膝の上から降りて走り去り、部屋から飛び出して自分の部屋に戻った。社長の声がした気がしたけど、無視した。
部屋に戻った後も、机に向かって頭抱えて小一時間くらいは考え込んで居たけれど、眠くなって来て仕舞ってその侭机に突っ伏し、寝たのだった。
…いつもなら布団で、隣で寝ている社長は、当然の様に居なかった。
- Re: 文ストで色々。 ( No.25 )
- 日時: 2016/12/18 10:03
- 名前: 七夜
太宰さんが裁かれた(捌かれた)次の日の朝。
ボクたち探偵社社員は異常なまでの居心地の悪さに肩を竦めるばかりです。
「………」
「………」
「………」
何で会話しないの…!とか、昨日のあの感じから今日のこの落差は何なのとか、何かあッたのかなとか、兎に角色々考えるボクら。特にボクはこう云う時に役に立ッた試しが無くて、何かしなきゃとは思ッても何時も空回りして仕舞う。それだけに、見て見ぬ振りが出来るならそれが善いンだけど、でも何て云うか…この、この社長と乱歩さんの状況は…。
「……………」
「……………」
「(見てられない…!)」
何となく此処に居る全員の声が重なッた感じがした。ああ、何か為なきゃッと誰もが思い、そして動けない。……不毛だ……。
それもこれも…、
「お早ーぉう、御座いまぁす…ふわぁぁ」
特大の欠伸と共に出社する太宰さん。昨日と同じ台詞を繰り返し、また「ふわぁ」と大きな欠伸をしては、自分の席に着き、だらンと背凭れに躰を預ける。実に自由奔放な振る舞いだ。
……………。
「「「「「お前の所為だろうがよ!」」」」」
そう叫ぶや否や、社長と乱歩さん除く5人の探偵社員が太宰さんに飛び掛かッた!「ぶほぉ!?」と呻く太宰さんを無視し、国木田さんは太宰さんを羽交い締めにして押さえ付けて、敦君は太宰さんが上司である事も構わずに虎の腕力と脚力に物を云わせてボコし、ボクは細雪で皆さんを援護し、与謝野さんは目をニンマリ細めて太宰さんを解体しかけては死にかけの一瞬を突いて蘇らせるという拷問を敢行している。ていうかその繊細な生死の間の遣り取りをこの混沌とした空間で出来る与謝野さん凄い。そして極め付けに鏡花ちゃんが夜叉の刀で太宰さんをぶッた切ッている。国木田さんとか敦君もまとめてぶッた切ッている。蘇生は与謝野さん任せのようだ。
………細雪を使いつつも、戦場の中心からは少し離れた場所で戦況を見守るボクとしては…冷静に考えると、これは中々酷い状況だと思わざるを得ないのだッた。
そして気付く。
「…あれ?」
ボクの声で太宰さんをボコしていた皆さんが振り返ッた。
ボクは唇をパクパクさせて、云う。
「社長と…乱歩さんッて、何処に行きました?」
何時の間にか、社長の席と乱歩さんの席から二人の影は消えて居た。
***
「「「「「お前の所為だろうがよ!」」」」」
……………。
矢張りか。
矢張りそうなのか。
矢張り、昨日の乱歩がおかしかったのは、太宰に何か吹き込まれた所為か!
こちらが手を下す迄もなく、今太宰は物凄い勢いで殴られ蹴られている。若干の良心の呵責も感じないと云う様に苛烈に責め立てていた。…日頃の恨みか。
混沌として来た戦場から、そっと乱歩の方に目線を移す。
すると乱歩と目が合った。そして乱歩は、逃げた。社屋から外に。
…逃げた、だと?
私から逃げる様な理由が有るか?
太宰に何を吹き込まれているのだ、乱歩は。
聞き出さなくては。
気付けば私は、ゆっくり立ち上がって、乱歩を追い掛けて外に出ていた。
- Re: 文ストで色々。 ( No.26 )
- 日時: 2016/12/24 23:31
- 名前: 霧華 ◆3IAtiToS4.
七夜様お久しぶりです。また顔を出してしまいました…文才ありすぎますよ…。もう社長も乱歩さんも可愛過ぎて…探偵社面白過ぎて(全員斬っちゃうんですね鏡花ちゃん!!?w)…凄い癒されます(^ ^)あと、福乱ポオ良いと思います!全然いけます。私も書いてみようかな…(ウズウズ)←クリスマス終わってない馬鹿 続き楽しみにしてます!七夜様の作品大好きです!!Have A Merry Christmas!!!では。
- Re: 文ストで色々。 ( No.27 )
- 日時: 2016/12/25 00:40
- 名前: 空芦葉
はじめましてです!
乱歩さん受けと中也受けすーっごい私特で嬉しいです!
続きを楽しみに待ってます!
いきなり乱入してすいません(´∀`)
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