大人なりきり掲示板
- 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL
- 日時: 2025/10/15 23:15
- 名前: 極彩の魔女 (ID: s26dq553)
「 待ちくたびれたよ、お姫様 」
たくましく精悍な佇まい。
白い花の香りが漂うような甘いマスク。
獲物を狙うようなアルカイックスマイル。
庭師が鋏を手にするように、コックが刃物を手にするように、皇子たちは鎖と首枷を手に笑った。
【 皇子と姫と魔女 / 一風変わった跡目争い / 仄暗いファンタジア / 1:1 / 換骨奪胎 】
: 指名式トピ
: 提供は男性のみ
: 募集は"魔女に創られたお姫様"、男性Cも姫と呼ばれ歓迎されます
: 世界観を大切に
: マナー・良識を守れる中級者様以上優遇
: 参加者様以外の横槍禁止
: 即レス・置きレス切り替え可能
: 指名変更、指名被り、連続指名可能
: 上下の空白必須
: 短〜中ロル推奨、筆が乗れば長文も歓迎
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- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.111 )
- 日時: 2025/11/19 12:38
- 名前: ざざ (ID: kQMNZXMh)
(……ああ。そんな反応、ずるいですわ)
ふと向けられた小さな笑みは、
凛とした第一皇子のものではなく
まるでひとりの男性が、好きな人にだけ見せてしまうような、そう感じてしまった
ーーーー
迷路の生垣の間を進むと、
古びた温室が姿を現した。
蔦に覆われ、誰も使っていないはずの場所。
けれどジーク様は迷いなく胸元へ指を滑らせ、
ジャボを解き銀色の小さな鍵を取り出した。
錠前が外れ、扉が開かれた瞬間。
ただただ言葉を失った。
温室の中は埃の気配すらないほど整えられていて、
柔らかな光が花々を優しく照らしていた。
清らかで、凛としていて、
近づけば静かに香る、そんな彼の面影を写したような場所
視線を巡らせるほどに胸が満ちていく。
まるで夢の中、時間が止まった場所に足を踏み入れたようで。
扉が静かに閉じられ、
ジーク様の手が私の腰へ添えられたとき
心臓がひとつ強く跳ねた。
あまりにも夢中になりすぎていた
「いかがですか?」
どこか期待を含むその声音に
きらきらとした瞳のまま彼の顔を見上げて
「すごく素敵で……
この世界の幸せを集めたような…あぁ、どうしましょう。
言葉が出てきませんわ」
自分でも驚くほど素直な声音だった。
彼の手に導かれるままティーテーブルへ足を進める。
けれど視線を巡らせた先。
花々に囲まれた優美な空間の奥、
ただひとつだけ異質な黒い扉。
まわりの輝きとは正反対の、
ひんやりとした無機質な気配。
まるで物語の中に突然現れた“禁じられた扉”のようで。
悪い魔女が、今にもそこから現れるのでは
そんな不安が背筋をかすめる。
思わず声を漏らしていた。
「……ジーク様。あちらは……?」
この夢のような空間に、
唯一差し込んだ“現実”の影に怯えるように。
けれど、目を逸らせないでいる
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.112 )
- 日時: 2025/11/19 16:00
- 名前: ジーク/第一皇子 (ID: s/RKTKvj)
>>リンデン姫( >>111)
……此処はいわば、私の心の中のようなものです。
(自分の腕の中にのみ抱き込めて、誰の目にも触れない場所に閉じ込めてしまいたい。少なからず愛する者に対してそんな願望を抱える皇子にとって秘密の花園はまさに自分だけのテリトリーそのもので、姫のロマンチックな感想を喜びを噛み締めながら丁寧に胸中で受け取って。「 どうしようもなく疲れ果て、第一皇子として笑顔を浮かべられなくなった時、此処へ来るんです。一人でこの部屋の癒しを全身に浴び、浸れるように。…ですから、自分以外の誰かが此処にいる事、とても不思議で…幸せな感覚です。 」穏やかで真摯な言葉は用意されていたものではなく、自分が第一皇子ではなく一人の男として存在できる空間の華やかな空気を肺いっぱいに吸い込んで心地よさそうに一度だけ深呼吸して。ティーテーブルへ誘う足取りを緩くして隣の姫の顔を見れば「 !…それよりお姫さん、一旦先に此方へ堪能に御覧されては?気に入ったものがあればお土産にどうぞ。そうして、それを見るたび私を思い出してください。 」視線を誘うようにして、姫が喜ぶのなら、特別な秘密の花に触れるどころか摘み取っても構わないと笑って。腰に優しく添えた手はそのまま、でも姫の動きを阻害せずある程度自由に動き回ってもらえるように体はあまり密着させないようにと気遣って。ある程度お姫様が好奇心を発散できるように様子を見てから、静かながらもわずかに弾むような明るさで声をかけ「 …そうだ、お見せしたいものが。こちらへ来てくださいますか、姫 」腰に添えていた手を姫に差し出すことでエスコートを。広い温室の奥、そこにはまだ花をつける前の瑞々しいリンデンの若葉が育っている途中のようで「 海の向こうから取り寄せたんです。私も…いつでも貴女を想えるように。 」真新しく整えられたであろう痕跡の見える周囲をゆっくりと一瞥してからリンデンの枝を指先で慈しむように撫で、その流れで姫の頭を飾る髪留めのようなリンデンの葉にそっと手を添え「 …花が咲くのが待ち遠しい 」年甲斐もなくわくわくするように微笑みを深めて)
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.113 )
- 日時: 2025/11/19 19:00
- 名前: ざざ (ID: X/p7BtY7)
ジーク様の穏やかな声が、花の香りに溶け込むように温室に満ちていった。
そのひとつひとつが飾り気のない言葉で、
まるで胸の奥をそっと開いて、私にだけ見せてくれる、本物の想いのようで。
ふと視線を逸らした先
あの異質な黒い扉を見ている事に気づいたのだろうか。
ジーク様は、さりげなくそこから私の注意を離すように、優しく花々へと視線を誘った。
「気に入ったものがあれば、お土産に」
そう笑ってくださったけれど、そっと首を横に振る。
「いいえ、こうして大切にされて、
沢山の花々の中で咲いているからこそ美しいのですわ」
摘み取ってしまっては、
彼がこの場所で守ってきた“想い”も一緒にちぎれてしまう気がして。
そして自然と、言葉が続いた。
「それに……」
だけれど思ったよりも声が小さくて、
花弁に触れた風にさらわれるみたいに、そっと途切れてしまった。
ジーク様が差し出した手に、
私は自分の手をそっと重ねる。
導かれた先
そこには、まだ花をつけぬ瑞々しいリンデンの若葉が揺れていた。
私と同じ名を持つ葉。
それは私自身のようで
ジーク様の指先がそれに触れる仕草は、
宝石よりも丁寧で、息を呑むほどに優しかった。
そしてその流れのまま、
私の髪を飾るリンデンの葉へ触れたとき
その微笑は、
無垢ではしゃぐ色と、
ひとりの男性として誰かを想う深い熱が溶け合っていて。
ああ、と思った。
こんな顔を、
こんな温度を、
私に向けてくださるのだと。
静かに息を吸い、
そっとジーク様を見上げる。
今なら
ほんの少しだけ素直になれる気がして。
「先ほど……言いそびれてしまったこと」
胸の奥にしまいこんだままだった想いが、柔らかくにじむ。
「わたくしは…
花がなくとも、いつだってジーク様を想っておりますわ」
だから、と続ける声は、
静かに、優しいもので。
「花が咲く頃、また見せてくださいますか?
ジーク様と…二人で」
まるで告白のような願いが、
どうかそのまま彼の心に届きますように。
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.114 )
- 日時: 2025/11/19 20:42
- 名前: ジーク/第一皇子 (ID: s/RKTKvj)
>>リンデン姫( >>113)
花々もきっと幸せですね。貴女に見初められ、愛でられたのですから
(植物を愛しているのなら摘み取りはしないとはよく言ったものだが、きっと愛でるに留めたであろうその指先が滑る先が物言わぬ花々などではなく自身の肌の上だったらどんなに良いだろう。一の位を持つ清廉潔白の皇子には到底相応しくないふしだらな想像は穏やかな言葉の中に混ぜ溶かし、姫も同じように焦がれてくれていたらいいのにと感じて。どうかいつも心安らかに笑っていてほしい、きっと貴女と同じリンデンを見ればまあ≠ニ驚いて可憐に笑ってくれるはず――そう願って姫の顔を見つめていたら、反して静かで繊細な表情になっていて。つられるように皇子も眉尻を落として姫の言葉に耳を傾けて、ゆっくりと目を瞠って「 ……姫、それは、 」紡ぎ掛けた口は続く言葉に途中で言い淀んで、改めて口を開く「 ……ええ、もちろん。貴女以外となんて、有り得ない 」考えるよりも先に口をついたとばかりに、どこか切羽詰まった様なぼんやりしたような呟き、そして「 私も常に貴女を想っています。例え物思いに耽ないようにしたくとも…不可能です。書類に目を通す合間、移動中の馬車から空を見つめた時、どんな時にも貴女の顔が思い浮かぶ。不自由はしていないか、退屈はしていないか、お腹を空かせてはいないか…、――私以外の皇子に、美しい顔で笑いかけてはいないだろうか、と 」片方の手は姫の体温を逃がすまいとそのまま、もう片方はそっと姫の頬あたりまで伸ばして、耳を掠めて美しい髪の間に指を滑り込ませるように、半ば頭を掌で淡く覆うように。「 リンデン姫、貴女が私だけの姫になってくださるなら。貴女を想いながらもこの手に抱けない無力感に耐えながら、物言わぬこのリンデンを独り愛でる必要などないのです。 」言うまいと思っていた言葉が次々とあふれ出てきてしまって、どうにも止められなかった。私だけの姫に。其れは、切に求愛しながらも造られた姫へ魔女の存在に、あの夜の女性を無意識にチラつかせる事だろうか。浅はかに承諾して何も知らない姫で良いのか、不穏な危険信号が灯るかもしれない。微笑みの形は崩さないものの、その表情や声色にはどこか肚の決まった男らしさ、或いは決意のような強さと僅かばかりの余裕の欠如が浮かんで、自分の背後に位置する黒い扉のことにはついぞ触れる機会を逸したまま、姫に触れている手に力を込めて抱き寄せて)貴女が充分に他の皇子と言葉を交わし、見極める時間を置いてから言おうと思っていたのですが。…私だけの姫に、なって下さいませんか。
___
ご連絡なのですが、明日から三日間だけ返信出来る時間帯が変わります。
一つお聞きしたい事がありまして、
貴方のロルに惚れ込んでしまいました。
姫の数だけ物語はある、新たに増やしたりは考えていないでしょうか?
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.115 )
- 日時: 2025/11/19 20:52
- 名前: ざざ (ID: eiOwwwRL)
そんな優しい声なのに、
その奥に隠された温度がふと、私の心臓を掴んだ。
どうしてだろう。
その声音の奥に、わずかに沈む熱を感じてしまって、
指先まで静かに、でも確かに震えた。
私はただ見つめるしかできなくて。
胸の内が、ふわりと甘くひっくり返る。
続けざまに零れ落ちる彼の言葉は、
どれひとつとして冗談や気まぐれではなく
全てが私一人に向けられる真実で。
頬に触れる指、耳へ滑る手、
髪をすくように優しく、それでいて逃がしはしない温度。
その触れ方に、
背筋がぞくりと震え、
もう後ずさる余地さえ失ってしまう。
私だけの姫に
涙がにじみそうになるほど嬉しい言葉を、
そんなふうに近くで囁かれたら。
私は小さく息を吸って、
胸の奥でゆっくりほどけていく感情を抑えられずにいた。
震えそうになる声を必死に繋ぎ止めて、
それでも溢れる想いを隠しきれなくて。
「誰と比べるまでもなく……
ジーク様以外の皇子を見ようなんて、最初から思えませんわ」
気づけば繋がれていない方の手をそっと彼の背中へ回していた。
「……ジーク様だけの姫でいさせてください。
わたくしは……ずっと、そのつもりでしたから」
自分だけの皇子に…なんて芽生えた言葉はざわめきと一緒に心の深い深い場所に閉じ込めた
そっと胸元に寄せるように身体を預けながら、
今はその言葉と想いを、確かに彼へ捧げた。
ーー
ご連絡ありがとうございます!
お時間了解しました。
わ!!そう言ってくださってとても嬉しいです…!!
よろしければぜひジーク様とリンデンが落ち着いたら他の王子様と遊べる子を出したいです!!
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.116 )
- 日時: 2025/11/19 20:53
- 名前: 極彩の魔女 (ID: s/RKTKvj)
>猥りがわしいオネエさま、従順な犬のふりをした腹黒狐、何もかも拗らせたチェリー君――極彩色の王宮では使用人すら色彩豊か!(>>94)
>こんな姫が居たらいいな。(>>12)
>>1 : 世界観
>>2 : 詳細
>>3 : 提供 / 皇子のプロフィール
>>4 : お姫さまはこっちだよ。
●優遇・冷遇は【>>15】参照
>>5、>>6 : すこしだけ補足
●備忘用↓
www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=704
●物語の栞↓
: リンデン姫 <<< 第一皇子ジーク(>>114)
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.117 )
- 日時: 2025/11/19 21:27
- 名前: ジーク/第一皇子 (ID: s/RKTKvj)
把握頂き有難うございます!
新しい姫作成について、ご快諾有難う御座います!まだまだいっぱいお付き合いして頂けるのだと思うと、とても嬉しい気持ちでいっぱいです!
お一つご相談が!
真実に触れるか否か、どうしましょうか…?
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.118 )
- 日時: 2025/11/19 21:39
- 名前: ざざ (ID: 42vEC8Xu)
私も沢山遊んでもらえて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです!
主様が特にこの皇子様を動かしたい!等ございますか?
リンデンを投稿した時も本当にどの皇子も素敵で沢山迷ってジーク様を指定させていただいたので…もし動かしたい皇子様がいらっしゃったら指名したいなと
真実触れたい気持ちとてもあります…リンデンが耐えられるかはジーク様次第になってしまいそうなのであれなのですが…
ここら辺も二人次第でしょうか…?
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.119 )
- 日時: 2025/11/19 21:52
- 名前: ジーク/第一皇子 (ID: s/RKTKvj)
思いの外返信ペースも早くて、日頃の楽しみになっています!
物語の流れにもよるとは思いますが、本命か本命じゃないかによっても関わり方が変わってくるので、貴方のお心のままに選んで頂ければ!若しくはキャラ性を見て、此方が相性が良さそうな、動かし易い皇子を選ぶのもアリです!
まぁ誰を動かしてみたいか、はまた追々考えてみても良いですか?
キャラ次第抜きにざざ様本人にどうしたいか窺いたかったので、良ければ次レスに触れようとしても宜しいでしょうか?
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.120 )
- 日時: 2025/11/19 21:58
- 名前: ざざ (ID: 42vEC8Xu)
私もですー!!いつもありがとうございます!
わ、わ!相性で選んでくださるのも楽しそう!
ぜひまだまだジーク様とリンデンのお話は沢山続けたいのでゆっくり考えてくだされば…!
はい!よろしくお願いしますー!!
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