大人なりきり掲示板
- 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL
- 日時: 2025/10/15 23:15
- 名前: 極彩の魔女 (ID: s26dq553)
「 待ちくたびれたよ、お姫様 」
たくましく精悍な佇まい。
白い花の香りが漂うような甘いマスク。
獲物を狙うようなアルカイックスマイル。
庭師が鋏を手にするように、コックが刃物を手にするように、皇子たちは鎖と首枷を手に笑った。
【 皇子と姫と魔女 / 一風変わった跡目争い / 仄暗いファンタジア / 1:1 / 換骨奪胎 】
: 指名式トピ
: 提供は男性のみ
: 募集は"魔女に創られたお姫様"、男性Cも姫と呼ばれ歓迎されます
: 世界観を大切に
: マナー・良識を守れる中級者様以上優遇
: 参加者様以外の横槍禁止
: 即レス・置きレス切り替え可能
: 指名変更、指名被り、連続指名可能
: 上下の空白必須
: 短〜中ロル推奨、筆が乗れば長文も歓迎
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- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.81 )
- 日時: 2025/11/16 06:57
- 名前: ざざ (ID: kK7tFRHj)
揺れるピンクを口元へ運んで一口含む。
想像よりも優しく甘くて
「……美味しい」
心からの一言をそっと溢し
アミューズを一口でいただけば、
口の中にひろがる食感と香りが楽しくて、頬が緩む。
そして、テリーヌとポワレが並べられると、白ワインのグラスがそっと置かれ、ジーク様の落ち着いた声が続いた。
「……えぇ、植物も甘い物もとても好きですわ。
季節によって花や葉は色も香りも変わりますもの。
それを眺めるのはとても癒されます。」
王宮の庭に咲く色とりどりの子達を思い出すと、
自然と表情に慈しむような柔らかさが宿った。
グラスの脚をそっと持ち上げ、
再び彼のグラスの高さに揃える
こちらもひと口含むと、ふわりとした香りがほどけていき、
酸味と甘みが重なり合い、
後から追いかけてくる微かな熱が繊細に体へ広がる。
まるで細い糸が体内の奥まで通っていくかのようだった。
「これがお酒…美味しくて、なんだか不思議な感じがしますわ」
テリーヌとポワレを終え、
白ワインの余韻に胸の内がほんのり温まっているところへ、
フカヒレスープが運ばれてくる。
テーブルに置かれた瞬間、立ち上る湯気が、まるで柔らかな布のように頬へ触れた。
その香りに誘われるようにスプーンを取り、琥珀色の液体をそっと静かにすくって口元へ運ぶ。
ひとくち
「……」
言葉が、息と一緒にこぼれそうになった。
温かい。
舌の上だけでなく、喉を通り、胸の奥、
さらにその奥にあるはずの“冷たい場所”までも、
ゆっくり、ゆっくりと溶かしていくような温度だった。
思えば、誰かと向かい合い、同じ温かさや味を共有する
そんな時間を過ごしたことなど、これまで一度もなかったせいか
胸の内側を撫でられるようなその優しい温もりに、
頬がじんわりと熱を帯びていく。
気付けば、視界がほんの少し滲んだ。
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.82 )
- 日時: 2025/11/16 07:43
- 名前: ジーク/第一皇子 (ID: KDFj2HVO)
>>リンデン姫( >>81)
(美味しい、其の一言が聞けて、満足めいたものを感じ。ふ、と柔らかな笑みを向け。白身魚を楽しみながら語られる彼女の話に耳を傾け「 そうですか。良いことを聴きました。 」なら、とっておきの場所に連れて行こう、と打算しながらも慈しみを向けられる植物たちが、不覚にも羨ましさを覚える。白ワインも含む様子に不思議、と表すのへ「 飲み過ぎると、酔ってしまう事もありますので、お気を付けて。 」彼女を案じる一言を添え。フカヒレスープが運ばれ、口にしたは良いが、彼女の様子に目敏く気付いてしまえば「 どうされましたか。其のように泣いてしまわれては、私と食事を共にするのが其れ程嬉しいのかと、自惚れてしまいます。 」困ったな、と然程困ったようには見えず何方かと言えば浮つきの方が優っているようで、席をそっと立ち上がれば、彼女の目尻に浮かぶ雫を指先にて拭おう。其の場が落ち着けば、コースの主役となるメインディッシュに、お待ち兼ねのじっくり煮込んだ魚介の旨みとサフランの香りが風味豊かなブイヤベースと、鴨肉を赤ワインで煮込んだコック・オ・ヴァン。二品の間には、口直しとしてソルベが用意され。メインディッシュと一緒にブールパンも。一度に豪奢に並べられつつも、楽しみにしていたであろうブイヤベースに「 いかがですか。 」と声を掛け)
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.83 )
- 日時: 2025/11/16 10:14
- 名前: ざざ (ID: l6KRDtx2)
私の変化を、彼はすぐに気づいた。
「どうされましたか。其のように泣いてしまわれては、
私と食事を共にするのが其れ程嬉しいのかと、自惚れてしまいます。」
困ったような声音なのに、
その眼差しには――どこか嬉しさが滲んでいた。
「……違、……いえ……違うわけではありませんね。
えぇ、ジーク様とのこの時間が……
わたくしには勿体ないぐらい温かくて嬉しいようです。」
自分でも何を言っているのかよく分からず、
涙がこぼれそうになり、思わずうつむいたその時。
椅子がわずかにきしむ音と共に、
ジーク様がそっと席を立つ気配がした。
そして、温度を帯びた指先が静かに目尻へ触れる。
「……!」
その瞬間、胸の奥が跳ね上がる。
涙を拭われた恥ずかしさなのか、
触れられた温もりのせいなのか、
心が騒がしく動く。
「……申し訳ありません……」
震える声でそう零し、
乱れそうな心を押しとどめるように、
深く息を吸い込んでゆっくり吐き出した。
楽しい場に似つかわしくない感情を、そっと奥底へ仕舞い込む。
その間にテーブルへ並べられたのは、
香り高いブイヤベース、艶やかに煮込まれたコック・オ・ヴァン、
口直しの涼やかなソルベ、そして温かなブールパン。
一気に華やぎ満ちる食卓に、自然と息を呑む。
特にブイヤベースの立ち昇る湯気を眺めていると、自然と胸の奥が期待で高鳴った。
「いかがですか。」
促され、フォークを器用に添えてひと口。
「……とても……豊かで深い味わいですわ。
サフランの香りがやさしく広がって……心がほどけていくようです」
白ワインとの相性も良く、
気づけば自然とグラスが進んでしまう。
涙の名残はまだ微かにあるのに、
それでも頬には穏やかな笑みが浮かんでいた。
ジーク様と向かい合い、
温かい食事を、温かい言葉を
こうして確かに分かち合っている。
それがこんなにも胸に沁みてしまう。
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.84 )
- 日時: 2025/11/16 10:38
- 名前: ジーク/第一皇子 (ID: KDFj2HVO)
>>リンデン姫( >>83)
勿体ない…そのような事はないですよ。
(彼女には勿体ない、何を言うのだろうか、彼女はそう思っても、此方にも舞い上がらないように嬉しさを感じているというのに。そう思えばきっぱりとお告げをして。申し訳ありません、と罪悪感を抱き謝罪するのも此の場には不要、唯々安らいで楽しんで貰いたい其の一心で。再び食卓に向き合う準備が出来れば、声を掛け咀嚼する様子を慈愛の籠る眼差しで見守り。感想にも「 それはお口に合ったようで何よりです。 」と笑みを深め。そしていよいよ食後のデセール、デザートとしてお持ち出しされたのは、予告していたフルーツタルト。ナパージュが使われ、目に映えるのはツヤツヤとした瑞々しいフルーツの輝き。共に出されたのは、そば粉で作るクレープのような料理のガレット。一緒に「シードル」と云うりんごの発泡酒と味わえる。食後の飲み物に、紅茶が出て)
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.85 )
- 日時: 2025/11/16 10:59
- 名前: ざざ (ID: pqUQa2Av)
再び食卓に向き合い、ひと口、またひと口と味わう私を
ジーク様はどこか慈しむように見守っていて、
その眼差しとふと目が合えば少しだけ恥ずかしそうに笑う
「それはお口に合ったようで何よりです。」
微笑む声は、食事の温度と同じくらい優しい。
そうして迎えた食後のデセール。
テーブルに置かれた瞬間、思わず息を呑む。
ガラス越しの光を閉じ込めたかのように
ナパージュがきらきらと輝き、
瑞々しいフルーツが宝石のように並べられたタルト。
そして、ほんのり甘い香りを纏うガレット。
そば粉の香ばしさが空気の中でふわりと踊る。
共に添えられたのは、シードル。
グラスの底で小さな泡がきらめき、
甘いひとときをさらに華やがせる。
「……まあ……なんて綺麗……」
思わず指先が口元に触れてしまうほどだった。
「本当に、素敵なものばかりで
わたくし……今日が夢のようですわ……」
胸いっぱいの感謝を、
できる限り落ち着いた声で伝えた。
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.86 )
- 日時: 2025/11/16 12:05
- 名前: ジーク/第一皇子 (ID: KDFj2HVO)
>>リンデン姫( >>85)
宝石のようなフルーツタルトと同じくらい、あなたの笑顔も綺麗ですよ。
(なんて綺麗、と零してしまう彼女に本心でしかない言葉を贈り。「 私も、あなたに素敵な夢を見せれて、嬉しい限りです。 」夢だと、そんな風に言って貰える事に此の上なく嬉しさを感じれて、向ける笑みが綻んでしまう。だから、こんなにも喜んでくれるなら「 さぁ、どうぞご堪能ください? 良ければお腹の空き具合が大丈夫でしたら私の分も食べて頂ければと。私はその笑顔を見ていたいのです。 」そっと彼女の方へフルーツタルトをテーブル上で滑らせて渡し、自分は先に食後の紅茶を啜りながら眺めよう)
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.87 )
- 日時: 2025/11/16 12:37
- 名前: ざざ (ID: p1dlopMr)
彼の言葉は、まるで甘い糸をそっと絡めてくるようで
気を抜けばそのまま心ごと攫われてしまいそうになる。
けれど、攫われてもいい。
そんな風に思ってしまう自分がいる。
「……今日は、ジーク様と同じ場所で、同じものを楽しめることが……
とても嬉しいのですわ」
胸の奥の本音が、自然と唇から零れ落ちる。
そしてそっと、新しいフォークを手に取ると、
彼から差し出されたフルーツタルトの宝石のような一片を丁寧にすくい上げた。
「ですから……どうか、わたくしのわがままを聞いて
一緒に楽しんでくださいませんか?」
ここは今だけは二人きりの世界。
マナーがなっていないと誰に咎められることも、誰に見咎められることもない。
たったひとつの甘いわがままを差し出すには、あまりにふさわしい密度の時間。
そっと差し出す仕草は自然と優雅になり、
ほんのりと頬が色づいていくのを自覚しながら、
彼の口元へ、宝石のひとくちを差し出した。
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.88 )
- 日時: 2025/11/16 13:35
- 名前: ジーク/第一皇子 (ID: KDFj2HVO)
>>リンデン姫( >>87)
!─ふふ、いけない女性(ひと)ですね。舞い上がらないようにしているというのに。
(自分は紅茶を啜ろうとしたところ、出来るなら自分が手ずから貴女に其の行為をしたいと思っていたが、予想だにしなかった貴女からの微塵も思えないわがままだという其の仕草に、何処までも愛おしく可憐さを感じて、双眸をゆるりと細め。此の一室で第一皇子と女性が食事で歓談中と数多くのメイドや使用人に把握されてはいるが、時偶に料理を運んでくる者は居たけれども食後のデザートともあって短い今は一応二人きり。軽口を交えながらもそっと前のめりになって、口を寄せればキラキラの一欠片を迎え入れる。じっくりと長く堪能するように咀嚼すれば、ぱっと華やぐような笑みを浮かべ。「 いつもより格段と美味しいです。 」彼女の差し出してくれた想いが嬉しく、内心"このお方は何処まで私の心を掴めば良いのでしょう"と内包させ)
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.89 )
- 日時: 2025/11/16 15:59
- 名前: ざざ (ID: SGJxjeZv)
紅茶を飲むつもりだったはずの彼が、
そっと前のめりになり、
私のフォークへ唇を寄せる。
その一動作のどれひとつを取っても、
まっすぐで、優雅で、そして……少しだけ反則めいていて。
じっくりと味わうように咀嚼するその様子を見ていると、
こちらまで息を詰めてしまいそうになる。
そして、弾けるような笑み。
ほんの一口、差し出しただけなのに、
どうしてこんなにも心が温かくなるのだろう。
こんなにも、彼の笑顔が綺麗に見えてしまうのだろう。
「そう言って頂けるのはとても嬉しいですわ」
ジーク様の笑みに釣られて私も微笑む
続きを食べれるようにフォークを彼に向くように静かに置き
自分のを取り直してタルトの一欠片を口へと運んだ
「…とても甘くて……美味しい……!」
瞬間、頬がふわりと綻ぶ。
舌の上でほどける甘さと、瑞々しい果実の香り。
ナパージュに閉じ込められた光のような艶やかさが
そのまま味わいになって広がっていく。
初めて食べるタルトをこんなに気に入ってしまうなんて
(こんなに美味しいものがあるなんて……)
思わず瞳がきらきらと輝くのが自分でも分かった。
隠そうとしても隠しきれない、純粋な驚きと喜びが溢れ出した。
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.90 )
- 日時: 2025/11/16 17:06
- 名前: ジーク/第一皇子 (ID: KDFj2HVO)
>>リンデン姫( >>89)
(此方に向けて静かに置かれたフォークを見て、其の無言の促しに一緒に楽しんでくださいませんか、との願いを聞き入れるようそっと手を出せば、金属製の筈が、先程まで彼女が握っていた体温が指先に伝わり、微かに口元へ笑みを湛え。彼女の十分な反応も見れ、満足そうに確と頷き笑顔を浮かべれば、軈て全ての食事を終えると食後の挨拶を告げ。「 すみません、片付けておかなければならない執務がありますので。其の代わりにあなたの好むものを聴いて、もっと連れて行きたい場所が出来ました。其処へ明日お連れしても宜しいでしょうか。 」エスコートしながら余韻に浸る中、和やかな雰囲気で王宮の廊へ出て、貴女の都合や反応を窺うように見遣り。返事を聞いたのち、客室にしても豪奢すぎるが、空いている客室の一つに通し「 本日はもう夜も遅いですし、王宮に泊まると良いでしょう。今後もどうか滞在して頂けたらと、 」思うのですが、と続けられるような言葉を紡ぎ。見せ掛けの自宅があったとして、其れはダミーの記憶であり王宮に引き留める事にしよう)
___
ディナーの場面、有難うございました!駆け足気味でしたら申し訳ございません。
次の場面ですが、長男の好きな花だけ植えた秘密の花園でアフタヌーンティーなどいかがでしょうか?再度王宮で時間を重ねられたら、と挙げさせて頂きます!
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