大人なりきり掲示板
- 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL
- 日時: 2025/10/15 23:15
- 名前: 極彩の魔女 (ID: s26dq553)
「 待ちくたびれたよ、お姫様 」
たくましく精悍な佇まい。
白い花の香りが漂うような甘いマスク。
獲物を狙うようなアルカイックスマイル。
庭師が鋏を手にするように、コックが刃物を手にするように、皇子たちは鎖と首枷を手に笑った。
【 皇子と姫と魔女 / 一風変わった跡目争い / 仄暗いファンタジア / 1:1 / 換骨奪胎 】
: 指名式トピ
: 提供は男性のみ
: 募集は"魔女に創られたお姫様"、男性Cも姫と呼ばれ歓迎されます
: 世界観を大切に
: マナー・良識を守れる中級者様以上優遇
: 参加者様以外の横槍禁止
: 即レス・置きレス切り替え可能
: 指名変更、指名被り、連続指名可能
: 上下の空白必須
: 短〜中ロル推奨、筆が乗れば長文も歓迎
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- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.91 )
- 日時: 2025/11/16 17:22
- 名前: 極彩の魔女 (ID: KDFj2HVO)
>姫、と呼ばれるのが嫌い?なら君の名前を教えて。
>こんな姫が居たらいいな。(>>12)
>>1 : 世界観
>>2 : 詳細
>>3 : 提供 / 皇子のプロフィール
>>4 : お姫さまはこっちだよ。
●優遇・冷遇は【>>15】参照
>>5、>>6 : すこしだけ補足
●備忘用↓
www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=704
●物語の栞↓
: リンデン姫 <<< 第一皇子ジーク(>>90)
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.92 )
- 日時: 2025/11/17 01:02
- 名前: ざざ (ID: VxqablIi)
やがてふたりでタルトを食べ終え、
全ての料理が静かに幕を閉じた頃。
ジーク様のエスコートで廊へと出ると、
柔らかく、しかし確かな声音で次の約束が告げられた。
けれど、それが「明日」だと知った瞬間。
「とても嬉しいのですが……明日……は…」
言葉が喉の奥でつかえ、
息と一緒に行き場を失って揺れる。
また数日は外出の許可が下りないのではないか。
けれど、ジーク様のお誘いを断るなど
考えただけで胸が痛むほど嫌だった。
なんとか明日も外出許可を出してもらえないか、いっその事脱走…
などと悩みに囚われているうちに、ふと気づけば足が止まっていた。
(……あら?)
城門まではまだずっと先のはず。
そもそも、外にすら出ていないはずなのに。
顔を上げて、今立っている場所を改めて見つめる。
客室とは思えぬほど整えられ、
柔らかな調度と暖かな光に満ちた、美しく広い一室。
一晩だけ過ごすには贅沢すぎて、
足を踏み入れることすらためらわれるほどだった。
「あ、あの……今後とは……?」
置いていかれぬよう彼の表情を探すように見上げる。
意味はわかる。
理解が、追いつけなかった。
ーーー
ありがとうございました!!
美味しそうな料理が出てきて楽しかったです。
ジーク様にも一口差し上げられたので良かったですー!
秘密の花園でアフタヌーンティーなんて素敵すぎます!!ぜひお願いします。
リンデンをもし良ければこのまま王宮に住まわせられる流れにできたら嬉しいなと思ってます…。
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.93 )
- 日時: 2025/11/17 01:59
- 名前: ジーク/第一皇子 (ID: s/RKTKvj)
>>リンデン姫( >>92)
(まだ完全に明けない空が白み始める頃、普段はひとつに結っている長い髪を下ろしたままの第一皇子はゆっくりと寝台から身を起こす。今この瞬間にも王宮のどこかに大切なお姫様が生きているのだと思えば、早くもう一度会いたいと逸る心は睡魔を祓って寄せ付けず、結局一睡も出来なかった長兄の隈はその濃さを増してゆくばかり。昨夜の素晴らしいフルコースから結びのデザートを楽しみ、お姫様を使っていない客室へ案内した後に魔女の褥へ呼び出されなかったことが何よりの救いで――「 貴女のことだから、きっとご覧になられていたのでしょうね 」誰にでもなく呟いたその独り言さえ、魔女の地獄耳に届いているのだろうか。ローブ姿のまま自室のシャワールームへ足を運び、豪奢な装飾の鏡に映った自分を見て「 ……ひどい顔だな 」と失笑。睡眠を得ることの出来なかった身体へ活を入れるように熱いシャワーを浴びて、いつもの高貴な装いに身を包めば今日も“かんぺきなおうじさま”の出来上がり。部屋を出て向かった先は執務室、そこでお姫様との約束の時間まで書類作業に勤しんで。生憎とランチを食べる時間は作れなかったが、もし彼女が必要とするならば彼女の部屋へ食事を運ぶように手配していたが、どうなっただろう。今日はどんなご機嫌だろうか、また初めて会った日や昨夜のように嫋やかに微笑んでくれるだろうか「 ――――リンデン姫。私です。貴女をお迎えに上がりました 」扉の前に立ち、凛と声を張る。敢えて名乗らなかったのは、声だけで自分だと気付いて欲しいだなんて年甲斐もない期待を込めたから。もし扉が開いたなら、人相を暗く不気味に演出してしまう隈の濃さに気付いていない振りをしていつもの通りに柔らかく微笑み)約束、覚えていますか。
___
リンデン姫の可愛さにめちゃくちゃ悶えてました!
此れまでずっと貴方のロルに惚れ惚れしています…。
場面へのご快諾ありがとうございます!時間軸はディナーの翌日の昼過ぎ、場所はリンデン姫に与えられた豪華な客室前にて絡ませていただきました!魔女とジークの爛れた関係の片鱗が見えた場面にも触れて頂けた事ですし、ジークは魔女と肉体関係を持っていますが、少なくともジークからの愛はなく寧ろ魔女を憎んでさえいますがそれを悟られないように巧く演技をしている状態です。リンデン姫が電話口で聞いた甘い声も勿論演技なのですが、その食い違いがどのように物語を動かしてゆくのか楽しみでございます!
此方としても、住んで貰えた方が良いので、其の辺は大丈夫ですー!
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.94 )
- 日時: 2025/11/17 02:31
- 名前: 極彩の魔女 (ID: s/RKTKvj)
゚・*:.。..。.:*・' 新たな提供を追加します! '・*:.。. .。.:*・。
【 使用人(男性のみ) 】
●使用人と話せるのは、原則として皇子との交流を経て王宮に住むことを決めたお姫様だけ
(※ご希望があれば最初から指名可能、要相談)
●使用人はみな皇子からの信頼の厚い者ばかりで、魔女のゲームのこともお姫様の正体も知っている
●もしも万が一お姫様が使用人に心を奪われてしまった場合、皇子たちは敗北し全てが魔女の手に堕ちる
●使用人は皇子達へ忠誠を誓っているので、自分がゲームの邪魔をするわけにはいかないと意図的にお姫様を避ける
●もしお姫様と何かしらの関わりを持った場合、使用人はお姫様と特別距離の近い皇子のひとりからお仕置きを受けてしまうかも
●けれど、彼らもまた八人の主と同じように各々の闇を抱え熱情に飢えた者ばかり
使用人の服装 … 白シャツ・黒か紺のベスト・ジャケットというスリーピースのフォーマルな装い。華美な装飾品や長髪は禁じられている(男性の長い髪は高貴な皇族の証であるため)
:バルトリヒ / 使用人 / 28y
明るくよく喋るが品のある振る舞い / 献身的ゆえSもMも熟す / どことなくオネエを感じさせる話口調やボディタッチ多め / 愛情・劣情に対して底なしに貪欲なため決まったパートナーは作らない主義
178cm / 媚びるような真っ赤な瞳 / 血色の良い頬に何か含みのある微笑み / ふわふわとした質感のベビーピンクの髪 / 第×皇子から与えられたピアスを右目の下にふたつ
第二・第四皇子とは既に枕を交わしているが互いに恋愛感情は皆無。使用人同士とは色恋沙汰にならないと決めていて、休みの日は王宮勤めということを伏せて城下町へ繰り出す
「 あのね、あなたはお姫様でしょ?バルトなんかに構ってないで、殿下のところにお行きなさい。ほら、連れて行ってあげるから 」
>整った装いの下、白い肌に這うのは鞭の蚯蚓腫れと蝋燭の火傷痕。なんてきたなくてうつくしいんだろう
:ミヒェル / 使用人 / 24y
従順に見えて腹黒 / 素直なようで狡猾 / 例え破滅に身を晒すことになっても、より楽しい方へまっしぐらに駆け出す刹那主義のきらいあり / 楽しいと思える事にしか興味はなく基本怠惰
172cm / 見透かすような黄身色の目 / 温度のない無表情と愛想笑い / 光に当たると焦げ茶に見える黒髪 / 第×皇子から与えられた黒い革のチョーカーを常用
第五皇子とは悪友的関係。とある理由より双子から特別に重宝されて(懐かれて)おり、双子の事情に詳しい。恋は楽しさ最優先のため不誠実、メイド数人と関係を持っている
「 めんど……いや別にやるけどさあ。代わりにお姫様が殿下に内緒にしてること3個教えてよ。秘密がないひとなんてつまんないじゃん? 」
>ご主人さまの靴を磨いて恭しく一礼、その背に小さな白刃を隠して。
:アベル / 使用人 / 20y
真面目で淡々としている / 大人びて見えるが感情表現が下手なだけの子供 / キャパオーバーすると癇癪を起こす / 皇子に仕えることだけが存在意義の未成熟な精神
169cm / 拒絶するような紫の目 / きゅっと引き結ばれた唇はよく何か言いたげにわななく / 灰色がかった茶髪 / 左頬にだれかに付けられた刃物の傷痕
人との繋がりに飢えているくせに人との接触に臆病なため、キスはおろか意中の人と手を繋いだことすらない。第一・第三皇子に妄執に近い尊敬を寄せ、第六皇子を無意識に哀れんでいる
「 ……やめろ。そんなおべっかは殿下に使えばいいだろ。……だからやめろって、〜〜ッやめて、ください…… 」
>欲しい欲しいと吠える獣は、今にも檻を切り裂いて頬の亀裂から飛び出てきそうだ。
___
予てよりずっとあたためていた使用人を3名実装させていただきます!
ゲームの主旨は【お姫様】と【皇子】が結ばれるか否かですが、その恋模様を極彩色にかき混ぜるカンフル剤として何卒使用人ともお話してやってください!
使用人が恋のクピドとなるか、はたまた当馬となるか、もしくはゲームをひっくり返すジョーカーになるかはお姫様次第でございます…!
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.95 )
- 日時: 2025/11/17 05:40
- 名前: ざざ (ID: kXe4flYM)
太陽の光が部屋いっぱいに広がり、
開け放った窓から入る風が、薄いカーテンをそっと揺らす。
昨夜、この客室へ案内されたあと
夢のような出来事に見慣れない豪華な部屋で
胸がどくどくと高鳴ってしまい、なかなか眠れなかった。
けれど不思議と身体は重くなく、
むしろ心の奥では柔らかな温もりがずっと灯っていた。
(今日も……お会いできるのですよね)
胸元に手を添えて息を整えたそのとき。
「リンデン姫。私です。
貴女をお迎えに上がりました」
扉越しに響いたその声だけで、
胸の奥がきゅっと跳ね上がる。
一言めの響きだけで、誰なのか分かってしまった自分が恥ずかしい。
でも同時に、どうしようもなく嬉しくもあった。
「……はい。すぐに参ります」
返事をした途端、足取りは自然と早まり、
扉をそっと開けると
「ジーク…様?」
そこに立つ彼は、変わらぬ穏やかな微笑みを浮かべていた。
けれどその目元には、昨夜よりも深い影が落ちている。
問いかける前に、彼は先に口を開いた。
「約束、覚えていますか。」
その声音にふわりと胸が熱を帯びる。
「……忘れるはずがありませんわ。
今日もご一緒できるのを、心待ちにしておりましたの」
そっとドレスの裾を摘み、優雅に膝を折って挨拶をする
再び顔を上げて彼を見つめ
近くで見れば見るほど、隠そうとしても隠せないほどの隈。
「……あの、おやすみになれなかったのですか?」
聞かずにはいられなかった問いだった。
ーーーー
そう言ってもらえてとても安心しております…!!!
楽しませてもらうばかりではないかとちょっと心配だったので…。
リンデン的には皇子だし…きっと懇意にされてる方なんて2人や3人…なんて考えてそうではありますね
私もドレスや電話口の声がどう作用するのかとても楽しみです!
許可いただきありがとうございます。
新しい使用人の方達も気になっております…!!
和やかなアフタヌーンティーよろしくお願いします!
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.96 )
- 日時: 2025/11/17 09:39
- 名前: ジーク/第一皇子 (ID: s/RKTKvj)
>>リンデン姫( >>95)
ああ、――ご機嫌麗しゅう、姫。よく眠れましたか?昼食は取られましたか?
(控えめだけれど紛れもなく美しい姿を一瞥しただけで、まるで芳しい花の香さえ漂ってくるように思えて。単にお姫様を彩るリンデンの香りか、それとも嫋やかな佇まいが花を連想させた幻想なのか…浮ついた思考に引きずられないよう、時間にしては一瞬の内に凛と胸に手を当て会釈を返して。「 此方こそ、素敵な貴女のお時間を頂戴できて華やぐような心地です。……昨夜から、ずっと。 」四番目や六番目の弟が聴けば、気障な台詞をつらつらと…と失笑を買うような言葉も、第一の位を持つ者としての威厳や品位の下ではそれなりに様になっているだろうか。ふわりと双眸を細めて、魔女が襲来してからずっと下瞼に居座る隈を白い手袋越しに示し「 その証拠がこれです。貴女が王宮の屋根の下に居るのだと思うと、年甲斐もなく浮かれてしまって 」声にも微笑みにも自嘲の色は薄く、代わりにお姫様の存在がそれだけ自分にとって大切なのだと伝えるように嬉しそうに破顔して。遠足前夜の幼子のように気分が高揚して眠れなかったのだと気取ることなく暗示を。90度近く肘を内巻きにしてエスコートのための腕を差し出し)参りましょうか、姫。
___
使用人にも気になって頂き、嬉しいです!
それでは唯一無二の物語の幕を上げましょう。
和やか…になるかは分かりませんが、引き続きよろしくお願いします!
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.97 )
- 日時: 2025/11/17 10:51
- 名前: ざざ (ID: 1fp0/ElW)
「昼食」という言葉に胸がひやりとした。
そうだ。もうそんな時間だ。
自分がどれほど今日の約束に浮かれていたか、
そういえばろくに食事のことなど気にも留めていなかった。
けれどジーク様は、いつも通りの上品さで
ゆるやかな所作も、胸元へ添えられた手もただ美しくて。
……それなのに。
白い手袋越しに示された濃い隈
それを見て、胸がぎゅっと掴まれた。
(…本当に、浮かれて休めなかっただけ…?)
私のために眠れなかった
その言葉は確かに嬉しい。
でも同時に、皇子としての激務の中で無理をしているのではと胸が痛んだ。
どんな顔をしていいのかわからないまま、
それでも差し出された腕へそっと手を添えた瞬間。
「あ…」
小さな声が零れた。
何かが奥から押し上がってきて、気付けば言葉になっていた。
「あの…わたくし、数字や他国の言語には強い自信がありますの」
軟禁の日々、友となったのは本だけだった。
その積み重ねは、たとえ記憶が偽りでも、知識は本物。
だからこそ。
「ですので…書類のお仕事など、させていただけませんか?」
ジーク様の桃色の瞳を、真っ直ぐに見つめる。
「このままでは、わたくし……ただの穀潰しですわ。
そんな自分は……どうしても、許せませんの」
声は震えていない。
視線も逸らさない。
自分のためと言いつつ
役に立ちたい、という願い
ただそれだけを、真剣に伝えた。
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.98 )
- 日時: 2025/11/17 17:29
- 名前: ジーク/第一皇子 (ID: s/RKTKvj)
>>リンデン姫( >>97)
(想定外の申し出に、驚いたように僅かに目を瞠って。気遣いをしてくれたが、元の隈は激務だけではない。控えめながらも穏やかな人柄の出る立ち居振る舞いや微笑み、女性として美しい佇まいや髪を彩るリンデンの葉――内面外見ともに人としての、女性としての魅力に溢れたお姫様が困ったように柳眉を下げるものだから、腕に添えられた彼女の華奢な手にもう片方の手を覆い被せるように重ねて「 穀潰…そのように思わせてしまったのは申し訳ないです。唯、貴女には居てくれるだけで活力になるのですが…、私は、私の持てる全てで貴女のことを喜ばせたいのです。……花開くような貴女の笑顔を、見ていたいのです 」抑彼女は、皇子たちの大切な"お姫さま"。穀潰しだなんて、そんな風に思う必要はないのだ。もう一つ懸念だとするなら、あの夜の電話が犯人とは気付かずに――きっと彼女から問われるまで気付け無いのだろうが――激務も情事も度外視して、見ているのは貴女だけなのだと真剣な面持ちで伝えて歩き出し。「 貴女が望むなら、多少は課しましょう。それで良いですか? 」然し皇子の仕事だからと遇らう事も出来た、が気軽に手を貸したい、と云うだけでなく真剣さの籠る瞳を見てしまえば、拒否出来ず承諾した)
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.99 )
- 日時: 2025/11/17 19:17
- 名前: 極彩の魔女 (ID: s/RKTKvj)
>目覚めなさい、わたくしの可愛いこどもたち。劣情渦巻く王宮で皇子たちと踊りなさい
>こんな姫が居たらいいな。(>>12)
>>1 : 世界観
>>2 : 詳細
>>3 : 提供 / 皇子のプロフィール
>>4 : お姫さまはこっちだよ。
●優遇・冷遇は【>>15】参照
>>5、>>6 : すこしだけ補足
●備忘用↓
www.otona-kakiko.com/bbs/bbs1/index.cgi?mode=view&no=704
●物語の栞↓
: リンデン姫 <<< 第一皇子ジーク(>>98)
- Re: 愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた_指名式、BNL ( No.100 )
- 日時: 2025/11/18 11:55
- 名前: ざざ (ID: YDB1PS/y)
想定外だったのは――本当は私の方なのだと思う。
ただ役に立ちたい、それだけを伝えたつもりだったのに。
差し出した言葉の何倍も優しくて、何倍も真っ直ぐで、
まるで包み込むような温度で返されてしまえば
「……ジーク様は…どうしてそこまでわたくしを……」
言葉が細く揺れる。
恥ずかしい。嬉しい。胸がいっぱいで、どの感情が先かもわからない
ああ、そんなふうに言われて、どうして平静でいられるだろう。
なぜ彼はそんな言葉を私に向けてくれるのか
けれど、だからこそ応えたいと思った。
「え、えぇ…! きっとお役に立ってみせますわ」
自分の頬が熱を帯びていくのが分かる。
それでもはっきりと言葉にした。
けれど、だからこそ――応えたいと思った。
「え、えぇ…! きっとお役に立ってみせますわ」
自分の頬が熱を纏うのがわかる。
それでもはっきりと言葉にした。
私が働くことで、ほんの少しでも彼の負担が軽くなるのなら。
それ以外の理由があるとは知らずに。
「それで少しでも休める時間が取れたら……
ぜひ、ハーブティーを淹れさせてください」
小さく息を整えてから、そっと微笑む。
「一緒に飲みましょう」
その言葉に自分の想いが乗ってしまったのが分かって、胸がまた静かに鳴った。
けれど顔を前へ向け、歩みを揃える、重ねられた手の温もりが、どこまでも心強かった。
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