大人オリジナル小説
- 境界性人格障害製造過程
- 日時: 2010/08/01 22:45
- 名前: みやび
境界性人格障害と戦う私と、その私を支えてくれる私の大切な家族のノンフィクションです。
最近やっと「死神」と遠くなったので、自叙伝を書いてみたいと思って書き始めました。
幼少期から書き始めるので、長くなると思いますが、よろしくお願いします。
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- Re: 境界性人格障害製造過程 ( No.20 )
- 日時: 2013/06/01 17:50
- 名前: みやび
それからは、借金に追われる日々。
母親と定職につかないFはパチンコばかりし、結局家のローンも払えず、家を売却した。
平屋の古いボロ屋に引っ越し、もう家もないに等しかった。
毎夜繰り返される暴力と、お金がなくてどうやって暮らしていくのか、漠然とした不安。
私は、すべてを無かったことのように過ごしていた。
中学のジャージとか、穴あいたら、おばあちゃんにわざわざ電車で来てもらい、買ってもらってた。
親戚は事実を知っていても、おばあちゃん以外は誰も助けてくれなかった。
でも、母親の兄夫婦と同居して年金生活のおばあちゃんにも、私達を救えるのには、限度があった。
私は何故か父親にも話せなかった。
妹は手紙で、ジャージ買いたいからお金が欲しいと頼んだらしいが、返事は無かった。
父親は、単に小遣いをせびっていると思っていたらしい。
ならば、何故、電話などで確認してくれなかったのか?
後に病が発症した私も、この父親には罵声を浴びせ、二人の人格を殺したんだよ、お前は!人殺し!慰謝料を払え!と請求した事があるが、金で解決するなら、それで一切関わらないなら、とお金を払われた。
父親は、私たち姉妹は要らない、迷惑な存在だったのだろう。
その後、一度病気を理解して和解したが、結局面倒くさくなったのか、携帯番号も変えられ、今は一切音信不通。
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